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2011年1月12日発表 『2010年度ワールドサラブレッドランキング(WTR)』がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表されました。昨年1月1日から12月31日までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものです。 115ポンド以上329頭(実頭数)の馬がランク付けされましたが、国別では、米国84頭、英国60頭、豪州43頭、仏国32頭に次いで日本は30頭(前年より2頭増)で、世界第5位となっています。 ワールドチャンピオンは、135ポンドのハービンジャーとなりました。これはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを11馬身差で圧勝した時の評価です。このレーティングは2004年にワールドサラブレッドランキングが始まって以降、L・Eの距離区分では最高値となります。第2位は、BCクラシックでゼニヤッタを破り優勝したブレイムで、レーティングは129ポンドです。同馬は昨年5戦4勝でG1を3勝しています。第3位は128ポンドで3頭が並びました。ジャックルマロワ賞でゴルディコヴァを破ったマクフィ、ドンHを圧勝したクオリティロード、英ダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースの3頭です。 牝馬のトップはゴルディコヴァとゼニヤッタで、125ポンドで並んで総合第11位タイにランクインしています。ゴルディコヴァは、昨年G1を6戦して5勝、BCマイル3連覇という偉業を達成しました。BCマイルでの評価が125ポンドとなります。ゼニヤッタは、BCクラシックで惜しくも2着と敗れましたが、それまではデビュー以来無敗の19連勝を達成しました。BCクラシックとヴァニティHでの評価が125ポンドとなります。 日本調教馬は、凱旋門賞でワークフォースにアタマ差の惜しい2着となったナカヤマフェスタが127ポンドという高い評価で第6位タイとなりました。これは歴代の日本調教馬の中で、エルコンドルパサーの134ポンドに次ぎ、ディープインパクトと並ぶ史上2位タイとなります。ブエナビスタ(天皇賞(秋)1着・ジャパンカップ2着(1位入線降着))とヴィクトワールピサ(有馬記念1着)が121ポンドで第26位タイに並びました。ブエナビスタの121ポンドは、4歳以上牝馬・芝のI・Lコラムでのトップタイとなるもので、また1996年のファビラスラフイン、2005年のシーザリオ、2008・2009年のウオッカの120ポンドを上回り日本の牝馬としては歴代トップとなります。その他、ドリームジャーニー(京都記念3着)、ペルーサ(天皇賞(秋)2着)、ローズキングダム(ジャパンカップ1着)が120ポンドで第43位タイ、などとなっています。