第12回 小倉サマージャンプ
 
 
叩き合いを制したランヘランバがレコードタイムで重賞初勝利
 最終第3コーナーから第4コーナー、障害が残り1つとなった段階で、小倉サマージャンプ(J・GIII)の勝ち馬は上位人気馬3頭に絞られた。

 レース中盤でハナを奪った1番人気のコウエイトライは、そのまま持ち前のスピードを武器に粘り込みを計ろうとする。これに外から並びかけていったのが、前走・阪神のオープンを快勝している2番人気ランヘランバ。内から迫るのは、このレースの一昨年の勝ち馬で3番人気のバトルブレーヴだ。

 直線に入ると、ランヘランバとバトルブレーヴがコウエイトライを突き放して抜け出す。並んで最終障害を飛び越えた2頭はその後も激しく叩き合ったが、最後はランヘランバがわずかにクビ差だけ先着を果たした。バトルブレーヴの持つコースレコードを0秒5更新する3分40秒0をマークしての重賞初制覇だった。

 すでに重賞勝ちのあるコウエイトライとバトルブレーヴに対し、ランヘランバはこれが障害入り7戦目で初の重賞挑戦。それでいて人気に推され、実際に勝ってみせたのは力をつけている証拠だろう。今後が楽しみなジャンプ界の新星である。
(谷川善久)
 
 
 
 

2010年 7月24日(土) 1回小倉3日
8R 第12回 小倉サマージャンプ(J・GIII)
サラ系障害3歳以上 3390m
(混合) オープン 別定
30001200750450300万円
付加賞金51.814.87.4万円
発走 14:25
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 平均
1 F
馬体重 調教師 単勝
人気
1 3 4 ランヘランバ 牡7 59.0 五十嵐雄祐 3:40.0 レコード 13.0 454 -10 藤沢則雄 2
2 6 9 バトルブレーヴ 牡8 60.0 西谷誠 3:40.0 クビ 13.0 532 -6 本田優 3
3 5 8 コウエイトライ 牝9 58.0 小坂忠士 3:41.4 13.1 488 0 山内研二 1
4 1 1 トウカイポリシー 牡7 59.0 北沢伸也 3:41.9 13.1 466 -6 野中賢二 4
5 5 7 マル地ハッピーヘイロー せん8 59.0 高田潤 3:42.3 2 1/2 13.1 496 0 増本豊 8
6 4 5 スプリングカエサル 牡4 58.0 白浜雄造 3:42.4 クビ 13.1 466 +4 野村彰彦 7
7 8 14 パルティアシチー 牡7 59.0 岩崎祐己 3:42.6 1 1/2 13.1 468 -6 田所秀孝 6
8 2 2 ゴルデンシュライン せん4 58.0 高野容輔 3:43.2 3 1/2 13.2 476 -4 加用正 11
9 7 11 マッキーガリウム 牡4 58.0 佐久間寛志 3:44.0 13.2 448 -2 梅田康雄 13
10 4 6 カブリオール せん5 58.0 今村康成 3:46.8 大差 13.4 498 -2 沖芳夫 12
11 6 10 ワンダールストラー 牡6 58.0 林満明 3:46.8 クビ 13.4 456 -6 藤岡範士 10
12 3 3 ゴールデンカイザー 牡5 58.0 南井大志 3:47.8 13.4 460 -6 大根田裕之 14
13 7 12 ドリームガールズ 牝5 57.0 中村将之 3:52.2 大差 13.7 452 0 田島良保 5
中止 8 13 ワンダーシンゲキ せん10 59.0 植野貴也   476 -2 佐藤正雄 9
タイム
上り 1マイル 1分 44秒 8 4F 51.4 - 3F 38.5
コーナー通過順位
1コーナー(2周目) 8,6,4(9,10)(12,13,7)(5,14)1,11-3=2
2コーナー(2周目) (*8,6)7,4(9,10)(13,5)14,1,11,12,3=2
3コーナー(3周目) (*8,4)-(9,5)-(7,1,6,14)-11=3,2,10=12
4コーナー(3周目) (8,*4)9-(7,5)1-14-11-6,2=3-10=12
払戻金
単勝 4 360円 2番人気 馬連 4-9 1,070円 3番人気 馬単 4-9 1,830円 5番人気
複勝 4
9
8
150円
150円
140円
2番人気
3番人気
1番人気
ワイド 4-9
4-8
8-9
440円
330円
280円
4番人気
2番人気
1番人気
3連複 4-8-9 880円 1番人気
3連単 4-9-8 5,810円 6番人気
枠連 3-6 910円 3番人気