第47回 弥生賞
 
 
1番人気ヴィクトワールピサ、万全の試走でクラシックへ
 皐月賞トライアル・弥生賞(GII)で、単勝オッズ1.7倍という断然の支持を集めたのはヴィクトワールピサ。デビュー戦では後の2歳王者ローズキングダムに競り負けたものの、そこからは未勝利、京都2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳Sと3連勝を飾った世代屈指の素材だ。

 1番ゼッケンを背負ったヴィクトワールピサは、ベストブルームの先導で進む馬群の中団、終始最内で脚をためる策。各馬が仕掛け始めた4コーナーでも落ち着いてインを回り、直線入口では早くも先行勢を射程圏に捉える。やや窮屈なポジションに押し込められたようにも見えたが、2番人気エイシンアポロンが抜け出すと、その後ろに生まれたスペースをヴィクトワールピサは鋭く伸びた。一瞬の脚でエイシンアポロンを交わし、そしてゴールへ。最後は鞍上・武豊騎手が手綱を緩める余裕まで見せての快勝だった。

  これで4連勝、あらためて才能の高さを示すとともに、重馬場も難なくこなすことをアピールしたヴィクトワールピサ。ひと足先に万全の試走をすませて、最大の敵ローズキングダムを本番で待つことになる。

(谷川善久)
 
 
 
 

2010年3月7日(日) 2回中山4日
11R 第47回 報知杯弥生賞(GII)
サラ系3歳 2000m 芝・右
(国際)(指定) オープン 馬齢
540022001400810540万円
付加賞金100.828.814.4万円
発走 15:45
天候:雨   芝:重
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 1 1 ヴィクトワールピサ 牡3 56.0 武豊 2:06.1   36.1 510 -8 角居勝彦 1
2 3 3 マル外エイシンアポロン 牡3 56.0 池添謙一 2:06.2 1/2 36.5 500 +4 岡田稲男 2
3 2 2 ダイワファルコン 牡3 56.0 北村宏司 2:06.5 1 3/4 36.3 502 -10 上原博之 7
4 7 11 ダイワバーバリアン 牡3 56.0 蛯名正義 2:06.6 3/4 36.6 512 +2 矢作芳人 6
5 7 10 コスモヘレノス 牡3 56.0 石橋脩 2:07.2 3 1/2 37.6 502 -4 菊川正達 8
6 5 7 ベストブルーム 牡3 56.0 高田潤 2:07.2 クビ 37.9 448 -2 森秀行 13
7 5 6 トーセンアレス 牡3 56.0 横山典弘 2:07.2 ハナ 36.7 468 -2 鈴木康弘 5
8 4 5 マコトヴォイジャー 牡3 56.0 柴田善臣 2:07.2 ハナ 37.4 502 -8 鮫島一歩 12
9 4 4 マル外ミッションモード 牡3 56.0 内田博幸 2:07.4 37.3 478 +2 藤沢和雄 4
10 8 12 マル地ビッグバン 牡3 56.0 後藤浩輝 2:07.5 1/2 37.3 502 +2 伊藤圭三 10
11 8 13 アドマイヤテンクウ 牡3 56.0 安藤勝己 2:07.8 38.0 512 -20 松田博資 3
12 6 9 スマートジェネシス 牡3 56.0 松岡正海 2:07.9 1/2 38.4 470 -4 大久保龍志 11
13 6 8 アースステップ 牡3 56.0 藤田伸二 2:09.0 39.0 500 0 勢司和浩 9
タイム
ハロンタイム 12.8 - 11.6 - 12.7 - 13.5 - 13.0 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.2
上り 4F 49.5 - 3F 36.8
コーナー通過順位
1コーナー 7,9(3,5,10)(1,13)(2,8)11(4,12)-6
2コーナー 7(3,9)10(1,5)13(2,8)11,4,12,6
3コーナー 7(9,10)(3,5,13)(1,8,11)4(2,12)6
4コーナー (*7,9)10(3,5,13,11,12)(1,4,8)(2,6)
払戻金
単勝 1 170円 1番人気 馬連 1-3 400円 1番人気 馬単 1-3 600円 1番人気
複勝 1
3
2
110円
150円
340円
1番人気
2番人気
6番人気
ワイド 1-3
1-2
2-3
200円
570円
1,130円
1番人気
5番人気
14番人気
3連複 1-2-3 2,010円 5番人気
3連単 1-3-2 5,050円 9番人気
枠連 1-3 410円 1番人気