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マインドユア
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栗山 求(血統評論家)
1968年生まれ。競馬通信社退社後はフリーランスの血統評論家として、様々な雑誌・書籍での執筆やグリーンチャンネルへの出演など多方面で活躍。2010年に株式会社ミエスクを立ち上げて代表取締役に就任。血統・配合の競馬総合サイト『血統屋』の運営を開始し、牧場・馬主へのアドバイザー業も行っている。
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血統表SCLOLL
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宝塚記念や香港ヴァーズなど芝中距離で6つの重賞を制覇しました。イギリスの2歳G1を勝ったライトニングパールの全弟にあたる良血です。父マルジュはヨーロッパで多くの活躍馬を送り出した名種牡馬で、日本では1999年のジャパンカップ2着馬インディジェナスの父として知られています。ヨーロッパ血統で構成されているだけに、現役時は雨が降って時計の掛かる馬場になると、より強さを発揮しました。産駒は底力あふれる芝中距離タイプが多く出そうで、距離の融通性や成長力にも期待できるでしょう。芝の良馬場でも問題なく走れそうですが、洋芝や道悪ではより注意が必要です。配合次第でダート向きの仔も出すでしょう。(血統評論家・栗山求) -
血統表SCLOLL
- ディープインパクト
- サンデーサイレンス
- ウインドインハーヘア
- Halo
- Wishing Well
- Alzao
- Burghclere
- ラヴズオンリーミー
- Storm Cat
- Monevassia
- Storm Bird
- Terlingua
- Mr. Prospector
- Miesque
ドバイターフなど3つの芝中距離重賞を勝ちました。世界を股にかけて4つのGⅠを制覇したラヴズオンリーユーの全兄で、ミエスクにさかのぼる世界屈指の名門牝系に属しています。「父ディープインパクト、母の父ストームキャット」の組み合わせは、キズナ、ダノンキングリー、エイシンヒカリなど国内外で9頭のGⅠ馬が誕生している相性抜群の配合。サンデーサイレンス系の主流血統だけに、芝向きのスピード、瞬発力といった特長を伝え、マイラーや中距離タイプを多く出すでしょう。初年度から期待のかかる繁殖牝馬と多数交配しているので、いきなりGⅠ級の大物を出してくるはずです。(血統評論家・栗山求) -
ベストウォーリア毛色栗毛生まれ年2010年種付け頭数158頭(2019年)血統表SCLOLL
- マジェスティックウォリアー
- A.P. Indy
- Dream Supreme
- Seattle Slew
- Weekend Surprise
- Seeking the Gold
- Spinning Round
- フラーテイシャスミス
- Mr. Greeley
- Seductive Smile
- Gone West
- Long Legend
- Silver Hawk
- Exit Smiling
2歳から8歳までタフに活躍し、マイルチャンピオンシップ南部杯を連覇するなど、ダート重賞を5度制覇しました。父マジェスティックウォリアーはエーピーインディ系のパワー型種牡馬で、外国産馬として走った本馬の活躍も呼び水となり、日本に導入されました。母フラーテイシャスミスものちに輸入されています。本馬のパフォーマンスが高く評価された証と言えるでしょう。エーピーインディ系らしいダート向きのパワーを伝え、丈夫で長持ち、それでいて仕上がりが早く、さまざまな距離で活躍馬を出すでしょう。ローカルの平坦コースはとくに向くはずです。(血統評論家・栗山求) -
マインドユアビスケッツ毛色栗毛生まれ年2013年種付け頭数155頭(2019年)血統表SCLOLL
- Posse
- Silver Deputy
- Raska
- Deputy Minister
- Silver Valley
- Rahy
- Borishka
- Jazzmane
- Toccet
- Alljazz
- Awesome Again
- Cozzene's Angel
- Stop the Music
- Bounteous
アメリカでダート1200メートルのG1を制したほか、ドバイ(UAE)に遠征してダート1200メートルのドバイゴールデンシャヒーンを連覇しました。父ポッセ、母ジャズメンはいずれもパワー型のデピュティミニスター系。自身がそうであったように産駒はダート向きのパワーに恵まれる可能性が高いですが、配合次第では芝で勝ち上がる仔も何頭か出てくるでしょう。競走生活の晩年に1800メートルの重賞を勝っており、決してスタミナを欠いているわけではありません。産駒は中距離タイプも出てくるはずです。(血統評論家・栗山求) -
デクラレーションオブウォー毛色鹿毛生まれ年2009年種付け頭数152頭(2019年)主な勝ち鞍
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2013年インターナショナルS(G1・イギリス)
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2013年クイーンアンS(G1・イギリス)
血統表SCLOLL- War Front
- Danzig
- Starry Dreamer
- Northern Dancer
- Pas de Nom
- Rubiano
- Lara's Star
- Tempo West
- Rahy
- Tempo
- Blushing Groom
- Glorious Song
- Gone West
- Terpsichorist
イギリスでG1を2勝しました。自身のベストは芝1600メートルから2050メートルでしたが、すでに海外でデビューしている産駒はマイラーからステイヤーまで幅広く、ダート向きの馬も現れています。父ウォーフロントはアメリカで供用され、アメリカのダート競馬とヨーロッパの芝競馬の双方で一流馬を出しました。本馬のオールマイティーぶりは父譲りと言えるでしょう。基本的には繁殖牝馬の特長を生かすタイプで、日本でも型にとらわれない多彩な産駒が出てくるはずです。日本の繁殖牝馬はサンデーサイレンスを中心とする芝血統の割合が高いので、芝向きのマイラーから中距離タイプが多く出そうです。(血統評論家・栗山求) -
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血統表SCLOLL
- ディープインパクト
- サンデーサイレンス
- ウインドインハーヘア
- Halo
- Wishing Well
- Alzao
- Burghclere
- マルペンサ
- Orpen
- Marsella
- Lure
- Bonita Francita
- サザンヘイロー
- Riviere
有馬記念や菊花賞など6つの重賞を勝ち、日本ダービーでもハナ差2着と健闘しました。母マルペンサは南米アルゼンチンで生まれ、同国で芝とダートの中距離G1を計3勝しています。ディープインパクト産駒のなかではスタミナに強みがあり、胴の長いゆったりとした馬体はそれを裏付けています。産駒は2000メートル以上のレースに向き、朝日杯フューチュリティSよりもホープフルSを、桜花賞や皐月賞よりもオークスやダービーを得意とするでしょう。母がダートG1を制しているように配合によってはダート向きの馬も現れるはずです。(血統評論家・栗山求) -
血統表SCLOLL
- スウェプトオーヴァーボード
- エンドスウィープ
- Sheer Ice
- フォーティナイナー
- Broom Dance
- Cutlass
- Hey Dolly A.
- ベルモット
- サンデーサイレンス
- レガシーオブストレングス
- Halo
- Wishing Well
- Affirmed
- Katonka
スプリンターズSを連覇するなど芝1400メートル以下の重賞を4勝しました。父スウェプトオーヴァーボードはアメリカでダート1200メートルと1600メートルのG1を抜群のスピード能力で勝利。そのため、一介のダート種牡馬とはならず、配合次第で芝向きの仔を出しました。本馬は母の父がサンデーサイレンスなので主に芝で活躍しました。母ベルモットはJRA賞最優秀2歳牝馬スティンガーの全妹にあたる良血。産駒は芝・ダート兼用のスピードタイプがメインとなりそうですが、短距離専門ではなく、配合によっては中距離馬も出すでしょう。芝の道悪や洋芝にも対応できそうです。(血統評論家・栗山求) -
血統表SCLOLL
- キングカメハメハ
- Kingmambo
- マンファス
- Mr. Prospector
- Miesque
- ラストタイクーン
- Pilot Bird
- マネーキャントバイミーラヴ
- Pivotal
- Sabreon
- Polar Falcon
- Fearless Revival
- Caerleon
- Sabria
4歳時の日経新春杯で重賞初制覇を飾り、5歳時に宝塚記念を勝ってGⅠウイナーの仲間入りを果たしました。決して仕上がりの早いタイプではありませんが、成長力と底力に恵まれています。母マネーキャントバイミーラヴはヨーロッパ血統で構成され、母の父ピヴォタルは近年ヨーロッパを代表するブルードメアサイアーとして知られています。本馬はサンデーサイレンスの血を持たないので、現役時は切れ味勝負よりもスピードの持続力に優れ、力のいる馬場を得意としました。産駒はレース上手で小回りコースに向きそうです。父キングカメハメハなのでダートを得意とする馬も出てくるでしょう。(血統評論家・栗山求) -
血統表SCLOLL
- Medaglia d'Oro
- El Prado
- Cappucino Bay
- Sadler's Wells
- Lady Capulet
- Bailjumper
- Dubbed In
- Magic Mission
- Machiavellian
- Dream Ticket
- Mr. Prospector
- Coup de Folie
- Danzig
- Capo Di Monte
デビューしたフランスではG2勝ちが最高成績でしたが、初の海外遠征となったアメリカでブリーダーズCターフを制覇しました。パワーと底力に定評があるメダリアドロ産駒で、芝2400メートル以上を得意とし、スピードが出やすい芝に適性のあるタイプでした。産駒も基本的にはスタミナタイプで、1800メートル以上の番組が増える2歳秋以降に勝ち上がりが増えてくるはずです。配合次第で芝向きの仔も出ればダート向きの仔も出ますが、日本の生産界はサンデーサイレンスの血を含んだ芝向きの繁殖牝馬が多いので、芝向きの中距離タイプがスタンダードとなりそうです。成長力に恵まれているので、3歳夏を越してからが本番です。(血統評論家・栗山求) -
ビーチパトロール毛色黒鹿毛生まれ年2013年種付け頭数109頭(2019年)血統表SCLOLL
- Lemon Drop Kid
- Kingmambo
- Charming Lassie
- Mr. Prospector
- Miesque
- Seattle Slew
- Lassie Dear
- Bashful Bertie
- Quiet American
- Clever Bertie
- Fappiano
- Demure
- Timeless Native
- Clever But Costly
アメリカの芝路線で活躍し、2000メートルから2400メートルのG1を3勝しました。自身の戦績どおり基本的には芝向きの種牡馬ですが、母の父クワイエットアメリカンをはじめダート向きのアメリカ血統を豊富に抱えているため、パワー型の繁殖牝馬との組み合わせではダート向きの仔も出すはずです。ビーチパトロール自身は小柄だったので、ダートで一流の成績を残すのは、母方から馬格を補ったサイズの大きいタイプが中心になるでしょう。距離は中距離が向いており、自身が4歳夏に本格化したように成長力があります。交配相手のサンデーサイレンスを取り込んで瞬発力を補ったタイプが大物に育ちそうです。(血統評論家・栗山求) -
シャンハイボビー毛色青鹿毛生まれ年2010年種付け頭数108頭(2019年)血統表SCLOLL
- Harlan's Holiday
- Harlan
- Christmas in Aiken
- Storm Cat
- Country Romance
- Affirmed
- Dowager
- Steelin'
- Orientate
- Steel Band
- Mt. Livermore
- Dream Team
- Carson City
- ウェディングバンド
2歳時にアメリカでブリーダーズCジュベナイルを制し、同国の最優秀2歳牡馬に選ばれています。3年連続北米リーディングサイアーとなったイントゥミスチーフと同じハーランズホリデー産駒。この系統はヘイローやアファームドといった馬の血により高い芝適性を伝えており、本馬が南米ブラジルで供用された際は芝G1馬を多く輩出しました。日本で走った外国産馬の代表格マリアズハートも芝で活躍しています。産駒にはスピードを伝えるので1800メートル以下がベストで、芝向きのスプリンターやマイラーがスタンダードです。気のいいタイプなので新馬戦から能力を発揮できそうです。(血統評論家・栗山求) -
血統表SCLOLL
- アドマイヤムーン
- エンドスウィープ
- マイケイティーズ
- フォーティナイナー
- Broom Dance
- サンデーサイレンス
- ケイティーズファースト
- ニードルクラフト
- Mark of Esteem
- Sharp Point
- Darshaan
- Homage
- ロイヤルアカデミー2
- Nice Point
下級条件から地道に出世し、4歳秋にセントウルSを勝って重賞初制覇を果たすと、5歳時に高松宮記念とスプリンターズSと春秋スプリントGⅠ制覇を達成、短距離王者の座につきました。父アドマイヤムーンはヨーロッパ系の繁殖牝馬と多く交配しているためか、晩成型の仔が目立ちます。本馬もその一頭で、こうした特徴は産駒にも伝わるでしょう。ただ、スピードがあるので、母方から仕上がりの早いアメリカ血統を取り込まれた馬は、2歳の短距離戦で好結果を残すはずです。距離はマイル以下に向き、父と同じく成長力に恵まれ、道悪や洋芝を得意としそうです。(血統評論家・栗山求)
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皆さん、新種牡馬の子供たちの活躍に期待してくださいね。