JRA70年の歩み
理事長挨拶
70周年記念映像
未来に残したい
伝説のレース
ヒーローズガチャ
夢のスぺシャル出馬表
みんなでつくる
名馬ポスター
サラブレッドがつなぐ夢
- 馬名
- ディープインパクト
- 父
- サンデーサイレンス
- 母
- ウインドインハーヘア
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 生年月日
- 2002年3月25日
- 生産牧場
- ノーザンファーム
- 馬名
- ジェンティルドンナ
- 父
- ディープインパクト
- 母
- ドナブリーニ
- 性別
- 牝
- 毛色
- 鹿毛
- 生年月日
- 2009年2月20日
- 生産牧場
- ノーザンファーム
レース成績・映像
| 開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース 距離 | タイム | レース映像 |
|---|
| 2004年12月19日 | 2歳新馬 | 阪神 | 1 | 武 豊 | 芝2000 | 2:03.8 |  |
| 2005年1月22日 | 若駒S | 京都 | 1 | 武 豊 | 芝2000 | 2:00.8 |  |
| 2005年3月6日 | 弥生賞 | 中山 | 1 | 武 豊 | 芝2000 | 2:02.2 |  |
| 2005年4月17日 | 皐月賞 | 中山 | 1 | 武 豊 | 芝2000 | 1:59.2 |  |
| 2005年5月29日 | 日本ダービー | 東京 | 1 | 武 豊 | 芝2400 | 2:23.3 |  |
| 2005年9月25日 | 神戸新聞杯 | 阪神 | 1 | 武 豊 | 芝2000 | 1:58.4 |  |
| 2005年10月23日 | 菊花賞 | 京都 | 1 | 武 豊 | 芝3000 | 3:04.6 |  |
| 2005年12月25日 | 有馬記念 | 中山 | 2 | 武 豊 | 芝2500 | 2:32.0 |  |
| 2006年3月19日 | 阪神大賞典 | 阪神 | 1 | 武 豊 | 芝3000 | 3:08.8 |  |
| 2006年4月30日 | 天皇賞(春) | 京都 | 1 | 武 豊 | 芝3200 | 3:13.4 |  |
| 2006年6月25日 | 宝塚記念 | 京都 | 1 | 武 豊 | 芝2200 | 2:13.0 |  |
| 2006年10月1日 | 凱旋門賞 | フランス | 失格 | 武 豊 | 芝2400 | |  |
| 2006年11月26日 | ジャパンカップ | 東京 | 1 | 武 豊 | 芝2400 | 2:25.1 |  |
| 2006年12月24日 | 有馬記念 | 中山 | 1 | 武 豊 | 芝2500 | 2:31.9 |  |
| 開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース 距離 | タイム | レース映像 |
|---|
| 2011年11月19日 | 2歳新馬 | 京都 | 2 | M.デムーロ | 芝1600 | 1:41.0 |  |
| 2011年12月10日 | 2歳未勝利 | 阪神 | 1 | I.メンディザバル | 芝1600 | 1:36.7 |  |
| 2012年1月8日 | シンザン記念 | 京都 | 1 | C.ルメール | 芝1600 | 1:34.3 |  |
| 2012年3月3日 | チューリップ賞 | 阪神 | 4 | 岩田 康誠 | 芝1600 | 1:36.1 |  |
| 2012年4月8日 | 桜花賞 | 阪神 | 1 | 岩田 康誠 | 芝1600 | 1:34.6 |  |
| 2012年5月20日 | オークス | 東京 | 1 | 川田 将雅 | 芝2400 | 2:23.6 |  |
| 2012年9月16日 | ローズS | 阪神 | 1 | 岩田 康誠 | 芝1800 | 1:46.8 |  |
| 2012年10月14日 | 秋華賞 | 京都 | 1 | 岩田 康誠 | 芝2000 | 2:00.4 |  |
| 2012年11月25日 | ジャパンカップ | 東京 | 1 | 岩田 康誠 | 芝2400 | 2:23.1 |  |
| 2013年3月30日 | ドバイシーマクラシック | UAE | 2 | 岩田 康誠 | 芝2410 | |  |
| 2013年6月23日 | 宝塚記念 | 阪神 | 3 | 岩田 康誠 | 芝2200 | 2:13.8 |  |
| 2013年10月27日 | 天皇賞(秋) | 東京 | 2 | 岩田 康誠 | 芝2000 | 1:58.2 |  |
| 2013年11月24日 | ジャパンカップ | 東京 | 1 | R.ムーア | 芝2400 | 2:26.1 |  |
| 2014年2月16日 | 京都記念 | 京都 | 6 | 福永 祐一 | 芝2200 | 2:16.5 |  |
| 2014年3月29日 | ドバイシーマクラシック | UAE | 1 | R.ムーア | 芝2410 | 2:27.2 |  |
| 2014年6月29日 | 宝塚記念 | 阪神 | 9 | 川田 将雅 | 芝2200 | 2:15.1 |  |
| 2014年11月2日 | 天皇賞(秋) | 東京 | 2 | 戸崎 圭太 | 芝2000 | 1:59.8 |  |
| 2014年11月30日 | ジャパンカップ | 東京 | 4 | R.ムーア | 芝2400 | 2:24.0 |  |
| 2014年12月28日 | 有馬記念 | 中山 | 1 | 戸崎 圭太 | 芝2500 | 2:35.3 |  |
競馬史上最も成功した日本近代競馬の至宝
- 競走馬としても、種牡馬としても、ディープインパクトほど成功したサラブレッドを知らない。現役時代はGⅠレース7勝を含む14戦12勝。獲得賞金は14億5455万1000円に達した。種牡馬になってからは、初年度産駒が3歳になった2011年のマルセリーナ(桜花賞)を皮切りに、2022年のアスクビクターモア(菊花賞)まで、12世代連続でクラシックホースを送り出した。2023年には中央競馬での産駒の通算勝利数が2750勝になり、サンデーサイレンスが持っていた2749勝を破り、歴代最多勝になった。サンデーサイレンスの最高傑作といわれるディープインパクトが父のサンデーサイレンスを超えた。
- 極めつきは第13世代の産駒オーギュストロダンだ。ディープインパクトの遺伝子を求めてアイルランドから来日した牝馬が受胎後に帰国して出産したのがオーギュストロダンである。2023年6月、オーギュストロダンは英国ダービーを制した。日本のサラブレッドの血を受けた産駒がついに世界最高峰のレースを制した。
- ディープインパクトは2002年3月25日に北海道早来町(現安平町)のノーザンファームで誕生した。父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘアという血統だ。ウインドインハーヘアは、英オークスで2着になるほどの実力の持ち主だった。彼女の驚くべきエピソードは4歳8月にドイツでG1初制覇を果たしているが、この時に妊娠していたことだ。身ごもった状態でレースに勝ってしまうあたり生命力の強さを感じる。2024年9月現在、33歳になった今もウインドインハーヘアはノーザンホースパークで余生を送っている。
- 1999年にノーザンファームに輸入されたウインドインハーヘアは2000年から3年連続してサンデーサイレンスと交配された。1頭目がブラックタイド、2頭目がディープインパクトだった。黒鹿毛で雄大な馬体だったブラックタイドに比べ、小柄なディープインパクトは幼いころから目立たない存在だった。2頭はともに当歳の時にセレクトセールに出場したが、ブラックタイドが9700万円だったのに対し、ディープインパクトは7000万円という評価だった。
▲ セレクトセール上場時のディープインパクト
S.Sakaguchi
- 2004年9月、ディープインパクトは住み慣れたノーザンファームを離れ、滋賀県の栗東トレーニング・センターに移動した。その後の2年間、日本の競馬界はディープインパクト一色に染められた。
- 2004年12月のデビュー以降、新馬、若駒Sと白星を重ねるごとに注目度は上がり、3戦目の弥生賞で重賞初制覇。皐月賞は史上2番目という63.0パーセントの単勝支持率で快勝。日本ダービーは5馬身差、菊花賞は2馬身差をつけて優勝し、デビューから無傷の7連勝で史上6頭目の三冠馬となった。菊花賞に続く有馬記念で生涯初の黒星(2着)を喫するが、文句なしに2005年の年度代表馬になった。
- 4歳になったディープインパクトは再び白星街道を歩み始める。阪神大賞典、天皇賞(春)、宝塚記念と3連勝。勇躍、フランスに飛んで凱旋門賞に挑んだが、結果は3位入線。その後、フランスでは禁止されている薬物が検出され、無念の失格となった。汚名返上に燃える陣営は懸命の仕上げを行い、ジャパンカップ、有馬記念を連勝して、ディープインパクトの引退の花道を飾った。2年連続で年度代表馬に選ばれたのは史上5頭目の記録だった。
▲ 種牡馬時代のディープインパクト
S.Suzuki
▲ セレクトセール上場時のディープインパクト
S.Sakaguchi
▲ 種牡馬時代のディープインパクト
S.Suzuki
三冠馬の血を受け継いだ“貴婦人”
- ディープインパクト産駒はこれまで中央競馬の平地GⅠで計71勝を挙げている(2024年9月現在)。このほかに海外でもG1勝利は数多い。さてディープインパクトの代表産駒はどの馬かという話になると意見は分かれるところだ。そこで何らかの基準を設けたい。国内外を含めた獲得賞金だ。するとディープインパクト産駒のトップに立つのが牝馬ジェンティルドンナとなる。19戦10勝。国内外合わせてGⅠ(G1)7勝。その獲得賞金は17億2603万400円で歴代7位になる。
- 桜花賞、オークス、秋華賞(以前はエリザベス女王杯)の牝馬三冠を制した馬はジェンティルドンナ以前に3頭いた。メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ。どの馬も牝馬三冠を達成後にあまり成績を伸ばすことができなかった。
- 過去の名牝とは違い、牝馬三冠の後にも牡馬を相手にGⅠ勝利を重ねたのがジェンティルドンナである。秋華賞を制した直後のジャパンカップでは1つ年上の三冠馬オルフェーヴルとマッチレースを演じ、ハナ差の勝利を勝ち取った。ジャパンカップ32回の歴史の中で3歳牝馬が優勝したのは初めてだった。ジェンティルドンナは翌年もジャパンカップで優勝を果たした。ジャパンカップの2連覇もまた史上初の快挙だった。
▲ 父娘とも生産したノーザンファーム
S.Sakaguchi
- 2009年2月20日、ジェンティルドンナはノーザンファームで生まれた。母は英国産のドナブリーニ。ジェンティルドンナは2番目のこどもになる。ドナブリーニは現役時代に11戦4勝の成績を残した。主な勝ち鞍は英G1のチェヴァリーパークSとG2のチェリーヒントンSで両レースとも芝1200メートルだった。芝1600メートルの英1000ギニーなどで大敗を喫していることから距離への不安がつきまとった。桜花賞を勝っていたにもかかわらず、芝2400メートルのオークスでジェンティルドンナは3番人気にとどまった。それはこの母系に理由があった。
- 5歳になったジェンティルドンナはドバイシーマクラシック(アラブ首長国連邦)と有馬記念、国内外で2つのGⅠ(G1)勝ちを収め、3歳時に次いで2度目の年度代表馬に選出された。
- 2022年11月、ジェラルディーナがエリザベス女王杯で優勝し、デビュー16戦目で初のGⅠタイトルをつかんだ。ジェラルディーナはジェンティルドンナがモーリスとの間に産んだ娘である。現役時代にGⅠレースを勝ちまくったジェンティルドンナはGⅠ馬の母にもなった。
- (文・有吉正徳)
▲ 繁殖入り後のジェンティルドンナ
S.Sakaguchi
▲ 父娘とも生産したノーザンファーム
S.Sakaguchi
▲ 繁殖入り後のジェンティルドンナ
S.Sakaguchi

前のページへ戻る