JRAニュース
令和5年度の開催日割については、整備工事のため令和2年11月から開催を休止している京都競馬を4月に再開することをはじめ、1月5日(木曜)から12月28日(木曜)まで、年間を通じて多くのお客様に中央競馬をお楽しみいただけるよう設定いたします。
また、重賞競走については、近年、秋華賞(GⅠ)の前哨戦として競走内容が充実している紫苑ステークスのGⅡ競走への昇格を日本グレード格付管理委員会に申請するほか、開催日割の変更に伴い配置等を整備いたします。
さらに、負担重量については、馬齢重量の引上げや、重賞競走の負担重量の変更等を行います。
開催日割については、より多くのお客様にご参加いただくとともに、スポーツエンターテインメントとしての一層の盛り上がりを図る観点から、以下のとおり設定いたします。
年初は、1月5日(木曜)に中山・中京競馬を開催いたします。
また、年末までお客様に中央競馬をお楽しみいただくとともに、競走馬の円滑な出走を図る観点から、12月28日(木曜)に中山・阪神競馬を開催いたします。
年間3日の祝日を利用し、以下のとおり3日開催を実施いたします。
4月22日(土曜)より京都競馬の開催を約2年半ぶりに再開し、以降の西日本地区の開催は平年同様といたします。
なお、平年の第1回および第2回京都競馬については、引き続き京都競馬場整備工事を行うため、令和4年度開催日割と同様に、中京競馬または阪神競馬に振り替えることといたします。
7月29日(土曜)から8月6日(日曜)は、暑熱対策の観点から、札幌および新潟の2場開催といたします。
競馬場毎の開催日数については、以下のとおりといたします。
秋華賞(GⅠ)の前哨戦として競走内容が充実している紫苑ステークス(GⅢ)のGⅡ昇格を、日本グレード格付管理委員会に申請しております。
なお、格付審査は令和5年1月に実施予定です。
開催日割の変更に伴い、一部重賞競走の実施日・実施場を変更いたします。
本年6月20日(月曜)に発表いたしました「3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備」に伴い、ユニコーンステークス(GⅢ)を東京ダービー(大井競馬場)の前哨戦に位置付けるため、令和6年度から実施時期等を変更いたします。なお、詳細につきましては、来年度に発表いたします「令和6年度開催日割および重賞競走」においてお知らせする予定です。
エリザベス女王杯(GⅠ)に向けた競走として、より一層の充実を図る観点から、本年は4回新潟競馬において実施した新潟牝馬ステークスのリステッド格付けを日本グレード格付管理委員会に申請しております。
なお、格付審査は令和5年1月に実施予定です。
リステッド競走の出走馬決定方法について、出馬投票により「出走できる馬とならなかった場合」に付与される優先出走できる権利(以下「次走優先権」という。)を付与しないこととし、重賞競走と同様に、該当する競走条件が上位の馬のうち出走馬決定賞金の上位順といたします。
リステッド以外の競走における出走馬決定方法について、より計画的な出走が可能となるよう、下表のとおり、3(4)歳以上3勝クラス競走等と同様の出走馬決定方法を導入いたします。
なお、次走優先権は付与しないことといたします。
また、成績優先馬については「8節以内の前走3着以内馬」といたします。
選定順位 | |
---|---|
1位 | オープン馬のうち8節以内の前走3着以内馬 |
2位 | オープン馬のうち出走間隔の長い馬 |
3位 | 3勝クラス馬のうち出走間隔の長い馬 |
4位 | 2勝クラス馬のうち出走間隔の長い馬 |
5位 | 1勝クラス馬のうち出走間隔の長い馬 |
6位 | 未勝利馬のうち出走間隔の長い馬 |
競走内容の充実を図る観点から、障害の特別競走(除く重賞競走)においては、重賞競走と同様に、次走優先権を付与しないことといたします。
ワールドオールスタージョッキーズは、第2回札幌競馬第5日・6日に実施いたします。
夏季競馬の振興を図るため、「サマーシリーズ」と題して「サマースプリントシリーズ」、「サマーマイルシリーズ」、「サマー2000シリーズ」および「サマージョッキーズシリーズ」を実施いたします。
見習騎手の注目度を一段と高め、騎乗数の増加および騎乗技術の向上を図るとともに、年末の中央および地方競馬双方を盛り上げるため、中央および地方競馬所属の見習騎手による「ヤングジョッキーズシリーズ」を実施いたします。
なお、本シリーズは、全国の地方競馬場で実施する「トライアルラウンド」と年末の「ファイナルラウンド」で構成され、ファイナルラウンドの出場騎手は、トライアルラウンドの成績上位の騎手から選定いたします。
対象となる競走
桜花賞・皐月賞・NHKマイルカップ・優駿牝馬・東京優駿
騎手の健康と福祉および将来にわたる騎手の優秀な人材確保の観点から、平地競走における馬齢重量(3歳9月まで)および3(4)歳以上馬競走の別定重量における基礎重量ならびに最低負担重量を引き上げます。
なお、3歳の馬齢重量の引上げは、令和6年度から実施いたします。
馬齢重量等の引上げに伴い、別定重量を採用している重賞競走の負担重量を変更いたします。また、一部GⅢ競走については、加増内容を変更いたします。
スプリントとマイルの区分を明確にするため、下表のとおり年齢によるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量に1,400メートル未満の区分を新設いたします。
騎手の負担重量の減量について、平地競走と障害競走のそれぞれにおいて、それぞれの勝利度数に応じて減ずる重量を設定いたします。
なお、見習騎手において減量が適用される期間(騎手免許を受けていた期間を通算した期間が5年未満)の取扱いについては、現行と同様に、最初にいずれかの免許を取得した時点から起算いたします。