本競走は1954年に3歳馬によるハンデキャップの重賞競走として創設され、翌1955年に負担重量が別定重量に変更された。1970年までは主に6月の阪神競馬場・芝2000メートルで行われていたが、1971年に3月の阪神開催に変更された。開催時期が3月に繰り上げられたため、本競走は春の大レースを目指す3歳馬が参戦する重要な前哨戦に位置付けられた。なお、2007年より新設された阪神競馬場・芝外回りコースの1800メートルで行われている。
2コーナー近くの引き込み線からスタートして、ほどなく本線に合流する。外回りコースを使用し、最初のコーナー(3コーナー)までの距離は600メートル以上。芝1600メートルを2コーナー方向に200メートル延ばしたレイアウトだ。道中が平均的に速く流れる点ではマイル戦に近いが、この距離では3コーナー手前からペースが緩んで、多少でもラップにメリハリが生じることが多い。ホームストレッチはゴールまで473.6メートル(Aコース使用時)。残り600メートル付近から下りが始まり、4コーナーからペースが上がっていくので、ラスト600メートルは速い脚を使い続けなくてはならない。ゴール直前には高低差1.8メートルの坂が待っている。脚をしっかりためなくては勝ち負けするのが難しく、上手に折り合える能力が重要になる。
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