本競走は、1965年に4歳以上のハンデキャップ重賞「中日杯」として創設されたが、翌1966年に現在の競走名である「中日新聞杯」に改称、負担重量も別定に変更された。創設当初は中京競馬場の砂コース・1800メートルで行われていたが、1970年に芝コースが新設されたことに伴い、同年から芝1800メートルで開催されるようになった。その後、2006年に芝2000メートルに変更され、負担重量もハンデキャップとなった。なお、開催時季は春季と暮れの中京開催の間で何度か入れ替えられてきたが、2017年から暮れの開催で行われている。
コースをぐるっと1周する芝2000メートル。日本においては一般的なレイアウトだが、中京ではスタート地点がホームストレッチの坂の途中になるのが特徴で、スタート直後に上り坂を走らなくてはならない。非力な馬はここで無理をすると消耗が大きい。1コーナーから2コーナーで一度流れは落ち着くが、バックストレッチ中間からのなだらかな下り坂でじわじわペースアップしていく。勝負所の残り600メートル標識は3コーナーから4コーナーの中間あたり。スパイラルカーブであるため、コーナーの序盤は曲がりが緩やかで、下り勾配でもありスピードに乗りやすいが、412.5メートルの直線と高低差2メートルの急坂が待つことを思えば簡単には動きにくい。直線が長く力勝負のイメージもあるが、テクニックも求められるコースだ。
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