今週の注目レース

チャンピオンズカップ(GⅠ)

中京競馬場 1800メートル(ダート)定量 3歳以上オープン

出走馬情報

テーオーケインズ

牡5歳

調教師:高柳大輔(栗東)

  • 父:シニスターミニスター
  • 母:マキシムカフェ
  • 母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!

2010年、2011年のトランセンド(ジャパンカップダート時代)以来となる史上2頭目の本レース連覇を目指す。メンバー中、ただ1頭のJRAGⅠホースでもあり、実績的にも胸を張れる存在と言えるだろう。

昨年度のJRA賞最優秀ダートホース。今年は初戦にサウジC(G1・サウジアラビア・ダート1800メートル)を選択。挑戦は8着に敗れたものの、初めての海外遠征でもあり、厳しい条件だったのは間違いない。帰国初戦となった平安Sでは、斤量59キログラムを背負って2馬身1/2差のV。連覇を狙った帝王賞(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)は4着だったが、前走のJBCクラシック(盛岡・ダート2000メートル)は2馬身1/2差で完勝し、JpnⅠ2勝目をマークした。11月23日の1週前追い切りでは栗東CWコースで6ハロン82秒9(ラスト1ハロン11秒6)をマークするなど、前走後も順調に調整を進められている。ダート界の帝王が王者の貫禄を見せる。

サンライズホープ

牡5歳

調教師:羽月友彦(栗東)

  • 父:マジェスティックウォリアー
  • 母:オーパスクイーン
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

中京ダートは、距離こそ違うが昨年のシリウスS(1900メートル)で重賞初制覇を果たした思い出の舞台。昨年の本レースは15着に敗れたが、前走でさらに重賞勝ちを重ねた今年こそリベンジを果たす。

これまでは先行力を生かして粘り込みを図る競馬が目立っていたが、前走のみやこSはスタートがひと息で後方からの競馬となった。道中はじっくり運び、3コーナー手前からスパートを開始。馬群の大外を通る形で末脚を伸ばし、早めに先頭に立つとそのまま押し切り重賞2勝目をマークした。新たな一面を披露するだけでなく、約1年1か月ぶりの白星という価値の大きな1勝となった。直線の長い中京に替わることを考えても、前走の競馬が生きてくるはずだ。レースを続けて使っていった時のほうが結果も出ているだけに、今回はさらに状態を上げてGⅠの大舞台に向かうことができそうだ。

クラウンプライド

牡3歳

調教師:新谷功一(栗東)

  • 父:リーチザクラウン
  • 母:エミーズプライド
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

今年の3月にUAEダービー(G2・ダート1900メートル)を制覇。世界へ実力をアピールした。その後は白星から遠ざかるが、海外での貴重な経験を糧に、さらなる成長が見込める。今回は日本ダート界の頂点を目指す。

メイクデビュー中京(ダート1800メートル)では、今回と同じ舞台で6馬身差の圧勝劇を披露。続く1勝クラス・もちの木賞(阪神・ダート1800メートル)でも3馬身差の完勝で2連勝を飾った。前走のJBCクラシック(JpnⅠ・盛岡・ダート2000メートル)ではテーオーケインズにこそ敗れたが、今年の帝王賞(JpnⅠ)を制したメイショウハリオ(5着)には先着するなど、他世代が相手でも通用する能力を証明。国内で挙げた2勝はともに1800メートルなので、200メートルの距離短縮もプラスに働くはずだ。叔母のホウオウエミーズは徐々に力をつけ、5歳の今年にオープンクラス初勝利をゲット。血統的にも成長力を感じさせる。

ジュンライトボルト

牡5歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:スペシャルグルーヴ
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

もともと芝でオープンクラスまで出世を果たしたが、ダート転向後、3戦のみながら2勝、2着1回とまだ底を見せていない。ダートでは初めてのGⅠ挑戦となるが、勢いと未知の魅力はナンバーワンと言えるかもしれない。

曽祖母のエアグルーヴはオークスを制し、翌年には牡馬の強豪を相手に天皇賞(秋)を勝った名牝。繁殖牝馬としても枝葉を伸ばし続けている名門と言える。近親にはGⅠホースの名が並んでいるように、血統的にはGⅠの大舞台に立っても素質は見劣りしない。前走のシリウスSでは、メンバー中最速タイの上がり3ハロン37秒6(推定)をマークして差し切り。2着馬に3/4馬身差をつけて重賞初制覇を飾った。距離こそ違うが、前走と同じ中京コースでGⅠに挑めるというのは強調材料だろう。全6勝中5勝を左回りで挙げていることからも、条件は合っていると言えそうだ。

グロリアムンディ

牡4歳

調教師:大久保龍志(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ベットーレ
  • 母の父:Blu Air Force
ここに注目!

前走の宝塚記念では12着に敗れているが、久しぶりの芝に挑戦し、ましてGⅠの強敵が相手。これは参考外でいいだろう。5戦4勝、2着1回のダートに戻る今回は、GⅠでも巻き返しがあるかもしれない。

ダート初戦となった昨年12月の1勝クラス(阪神・ダート2000メートル)で4馬身差の勝利を飾り、高いダート適性をいきなり披露した。そこからダートでは無傷の4連勝を達成。ダート重賞初挑戦となったアンタレスSでは勝ち馬オメガパフュームに1/2馬身差の2着に入るなど、将来性を感じさせた。今回は約5か月ぶりの実戦復帰と条件は易しくないが、11月24日には栗東CWコースで6ハロン79秒8(ラスト1ハロン11秒5)をマーク。好時計を記録し、併せ馬で先着を果たすなど上々の調教を見せている。休み明けで白星を挙げた実績もあり、出走態勢は整っているとみていいだろう。

ノットゥルノ

牡3歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:シェイクズセレナーデ
  • 母の父:Unbridled's Song
ここに注目!

祖母のDesert Stormerは5歳時にBCスプリント(G1・アメリカ)を制覇。半姉ショウナンバビアナ(父ディープインパクト)は5歳時にオープンクラス入りを決めるなど、母系は成長力が豊富だ。これからの伸びしろを感じさせる血統背景を持っている。

前々走のジャパンダートダービー(JpnⅠ・大井・ダート2000メートル)では、大外枠からのスタートで終始外々を回る厳しい形ながら、力強い走りで道中を運んだ。余裕のある手応えのまま直線に向くと、しぶとく脚を伸ばし続け、3/4馬身差でJpnⅠ制覇を果たした。当時は水が浮いた不良馬場だっただけに、今回も天気は大事なポイントとなりそうだ。ダートでは初めての中京コースへの出走となるので、左回り自体の克服も鍵となるだろう。態勢があまり整っていない感のあった前走の日本テレビ盃(JpnⅡ・船橋・ダート1800メートル)こそ7着だったが、ダート1800メートルは4戦2勝、2着1回の好成績で、距離も合っているはずだ。

ハピ

牡3歳

調教師:大久保龍志(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:クイーンパイレーツ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

大久保龍志厩舎は、一昨年にこのレースをチュウワウィザードで制覇。同馬は昨年も2着に好走しており、2年連続で連対を果たした。今年は厩舎として3年連続での連対がかかる一戦。本馬が、先日引退した先輩に続く活躍を見せる。

 デビューから無傷の3連勝で鳳雛S(リステッド・中京・ダート1800メートル)を制した素質馬。当時は今回と同じ舞台で2馬身差の快勝を見せた。後方3番手で脚をため、直線では末脚を爆発。マークした上がり3ハロン36秒5(推定)はメンバー中最速で、2番目に速かった馬に1秒2差もつけていた。JRAでの6戦中5戦でメンバー中最速の推定上がりをマークしていることから、今回も末脚は大きな武器となるだろう。中京ダートでは3戦して2勝、2着1回と、長い直線はこの馬の長所を生かすうえで絶好の条件。デビュー以来全て4着以内という堅実さも強みと言えそうだ。

シャマル

牡4歳

調教師:松下武士(栗東)

  • 父:スマートファルコン
  • 母:ネイティヴコード
  • 母の父:アグネスデジタル
ここに注目!

1800メートルは初めての距離となるだけに、距離延長を克服できるかどうかが鍵となるが、父は現役時代にダート1800メートルから2100メートルのGⅠ・JpnⅠで6勝をマーク。血統的にはこなせる下地があると言えそうだ。

今年はJpnⅢで3勝を挙げ、飛躍の年となった。オープンクラスへの昇級初戦となった東京スプリント(JpnⅢ・大井・ダート1200メートル)ではハナ差ながら白星をゲット。重賞初制覇をいきなりつかみ、新星誕生を予感させた。近7戦連続で3着以内を確保していることからも、本格化したとみていいだろう。初めてのJpnⅠ挑戦、初めての1600メートルとなった前走のマイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡)では3着に敗れたが、勝ち馬から0秒1差の僅差で駆けており、大舞台でも通用する能力を示した。今回は乗り越える壁もさらに高くなるが、充実ぶりが光る今なら楽しみだ。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: