今週の注目レース

京阪杯(GⅢ)

阪神競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳以上オープン

データ分析

後のGⅠウイナーも優勝馬に名を連ねる短距離重賞

秋の短距離王決定戦・スプリンターズSは終わったが、翌年の大舞台を見据えた戦いは既に始まっている。スプリンターズSを連覇するなど一時代を築いたロードカナロアや、その産駒で2021年の高松宮記念を優勝したダノンスマッシュが重賞初制覇を飾り、飛躍への足掛かりとしたのが京阪杯だ。2020年、2021年に続き、阪神競馬場で行われる注目の一戦。その傾向を過去10年の結果から探っていく。

近年はスプリント重賞からの転戦組が好成績

過去10年の前走別成績を調べると、オープン特別組が3着以内に10頭入っているが、ここ5年は〔0・1・2・21〕とその成績に陰りが見られる。近年は芝1200メートルの重賞から臨んだ馬の活躍が増えており、2018年から2020年はキーンランドC組が3連勝。昨年はスプリンターズSからの臨戦馬が3着以内を独占している。〔表1〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
キーンランドC 3-0-0-4 42.9% 42.9% 42.9%
スプリンターズS 2-1-2-21 7.7% 11.5% 19.2%
スワンS 1-4-0-25 3.3% 16.7% 16.7%
セントウルS 0-0-2-9 0% 0% 18.2%
上記以外のJRA重賞 0-0-0-15 0% 0% 0%
オープン特別 2-3-5-53 3.2% 7.9% 15.9%
3勝クラス 1-2-2-10 6.7% 20.0% 33.3%
障害のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%
地方のレース 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
  • 注記:2016年は3着同着。リステッドはオープン特別に含む

オープンクラスの経験が浅い馬も軽視は禁物

過去10年の前走別成績では、前走が3勝クラスだった馬(いずれも前走1着)が5頭馬券に絡んでいる。それに2走前に3勝クラスのレースを勝っていた馬も加えると、近2走で3勝クラスを勝利していた馬は11頭が3着以内に入っており、3着内率は35.5%に達している。オープンクラスに昇級した直後の馬でも十分勝負になるようだ。〔表2〕

〔表2〕過去2走以内に3勝クラスのレースで優勝した経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-4-3-20 12.9% 25.8% 35.5%
なし 6-6-8-119 4.3% 8.6% 14.4%
  • 注記:2016年は3着同着

2桁人気馬が活躍

過去10年の3着以内馬延べ31頭中11頭は単勝10番人気以下と、伏兵の活躍が目立っている。2桁人気馬が馬券に絡まなかったのは2015年と2019年の2回だけ。阪神競馬場で行われた2020年もジョーアラビカが12番人気で3着、昨年もエイティーンガールが10番人気の低評価を覆して勝利を収めた。今年も下位人気馬の台頭には注意を払うべきだろう。〔表3〕

〔表3〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
2番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
3番人気 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
4番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
5番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
6〜9番人気 2-2-3-33 5.0% 10.0% 17.5%
10番人気以下 2-2-7-69 2.5% 5.0% 13.8%
  • 注記:2016年は3着同着

阪神競馬場での実績をチェック

阪神競馬場で行われた過去2年の3着以内馬のうち、2020年2着のカレンモエを除く5頭には、阪神・芝コースでの優勝経験があった。10番人気以下で好走したジョーアラビカとエイティーンガールも阪神・芝コースで2勝を挙げていたので、前評判にとらわれずコース適性を重視して予想を組み立てる手もありそうだ。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕3着以内馬の阪神・芝コースでの成績(過去2年)
年度 着順 馬名 阪神・芝コースでの成績
2020年 1着 フィアーノロマーノ 2-2-0-0
2着 カレンモエ 出走なし
3着 ジョーアラビカ 2-1-1-3
2021年 1着 エイティーンガール 2-1-0-2
2着 タイセイビジョン 2-1-0-1
3着 ファストフォース 1-0-0-1

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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