今週の注目レース

京阪杯(GⅢ)

阪神競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

トウシンマカオ

牡3歳

調教師:高柳瑞樹(美浦)

  • 父:ビッグアーサー
  • 母:ユキノマーメイド
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

前走のオパールS(阪神)では1200メートルでの初白星を挙げた。1馬身3/4差の完勝で将来性を感じさせる内容。これまで5度挑んで跳ね返されてきた重賞制覇へ、機は熟したとみてよさそうだ。

昨年8月のメイクデビュー新潟(芝1600メートル)で初陣勝ちを収めると、続く京王杯2歳Sでも2着に好走。朝日杯フューチュリティSでは6着に敗れたが、勝ち馬ドウデュースから0秒5差で駆けており、高い素質と能力を感じさせる2歳戦だった。前々走のキーンランドCでは1番人気(4着)に支持されたほどで、その能力はファンも周知の事実。半兄ベステンダンク(父タイキシャトル)は8歳だった一昨年にも勝ち星を挙げたように、息の長い活躍を続けた。父ビッグアーサーも豊かな成長力を誇っただけに、血統面からも本馬がさらに実績を重ねる可能性は高そうだ。

テイエムスパーダ

牝3歳

調教師:五十嵐忠男(栗東)

  • 父:レッドスパーダ
  • 母:トシザコジーン
  • 母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!

3走前のCBC賞では、1分05秒8という芝1200メートルのJRAレコードで駆け抜けて勝利。48キログラムの軽ハンデだったとはいえ、類まれなスピードを披露した。本来の持ち味を生かせれば、今回も上位争いが期待できるだろう。

前走のスプリンターズSは最内枠から果敢にハナを奪い、快速を飛ばして前半600メートル通過タイム32秒7のペースを刻んだ。着順は15着だったものの、GⅠの強敵が相手で、初めての中山コースだったことなど考えても、価値のある経験となったはずだ。16日には栗東CWコースで6ハロン79秒1(ラスト1ハロン11秒8)をマーク。管理する五十嵐忠男調教師は「前回厳しいレースをしてピリピリしているところがあるので、中間は追い込みすぎないように調整しています。体調は変わらず、いい状態をキープしています」と順調ぶりをアピールした。1戦1勝の阪神・芝1200メートルに替わる点もプラス材料だ。

タイセイビジョン

牡5歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:タートルボウル
  • 母:ソムニア
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

これまで芝1200メートルでの勝ち星はないものの、重賞で4度の2着があるように、GⅢなら胸を張れる実績の持ち主。2、3歳時には重賞で2勝を挙げており、この距離でのタイトル奪取も時間の問題と言えそうだ。

前走のスプリンターズSは13着に敗れた。スタートから行きっぷりがひと息で、直線入り口では後方3番手の位置取り。追い上げは見せたが、さすがに前には届かなかった。また、縦長の展開になった点も痛かった。それでも、勝ち馬から0秒7差なら着順ほどは負けていないと言えるだろう。16日には栗東CWコースで4ハロン49秒8(ラスト1ハロン11秒5)の好時計をマークしており、約2か月ぶりでも出走態勢は整っているとみてよさそうだ。2着だった昨年も、スプリンターズSから京阪杯に向かう同様のローテーションだっただけに、不安はないだろう。

ヴァトレニ

せん4歳

調教師:長谷川浩大(栗東)

  • 父:グラスワンダー
  • 母:チアフルスマイル
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

前走のスワンSでは9着に敗れたが、まだ勝ち星を挙げられていない1400メートルのレースでもあった。今回は2戦1勝、3着1回の1200メートル戦。巻き返す可能性は十分にあるだろう。

前走のスワンSは逃げて9着だったが、直線入り口で一度は引き離す場面があるなど、見せ場十分の内容だったと言えるだろう。中間の16日には栗東坂路での自己ベストを0秒5更新する4ハロン50秒2(ラスト1ハロン11秒7)を記録した。管理する長谷川浩大調教師は「時計は予定より速かったですが、ジョッキーに現状の感触を確かめてもらうという意味では良かったと思います」と納得の表情。続けて、「ハードに攻めても馬体重の増減が少なくなったように、だいぶ身が入ってきました」と成長も実感しており、万全の態勢が整いつつある。あらためて、試金石の一戦になりそうだ。

サンライズオネスト

牡5歳

調教師:河内洋(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:サイモンドルチェ
  • 母の父:ジャングルポケット
ここに注目!

1400メートル以下の短距離路線に完全シフトした今年は、阪神・芝コースで2戦してどちらも3着以内を確保。2月の阪急杯では3着に入った。得意舞台のレースなら、ここでも好勝負ができそうだ。

今年に入って安定感が増してきた。1月のオープン特別・カーバンクルS(中山)で芝1200メートルのレースでの初白星を挙げると、3月の高松宮記念では9着とはいえ勝ち馬から0秒3差の僅差に健闘。秋もセントウルSで3着に好走するなど、堅実なレースぶりが目立つ。前走のオパールS(リステッド・阪神・芝1200メートル)では、勝ち馬トウシンマカオに差されはしたものの2着は確保しており、勝利まであと一歩のところまできている。レースを使いながら状態を上げるタイプであり、ローテーションの面でもいいタイミングで重賞に挑めそうだ。

エイティーンガール

牝6歳

調教師:飯田祐史(栗東)

  • 父:ヨハネスブルグ
  • 母:センターグランタス
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

昨年の本レースの勝ち馬。その後は勝ち星こそないものの、1200メートルのレースに限れば勝ち馬とわずかな差の競馬を続けており、6歳秋を迎えても衰えは感じられない。ここは連覇の期待がかかる。

前走のスプリンターズSでは勝ち馬から0秒3差の際どい競馬を見せており、6着とはいえあらためて存在感を見せた。17日には栗東CWコースでラスト1ハロン11秒3(4ハロン55秒3)と鋭い伸びを披露。管理する飯田祐史調教師は「追い切りを嫌がるところが出てきて、短いところしかできませんが、そのぶん、Eコースでじっくり乗るなどしています」とうなずく。今回と同じ阪神・芝1200メートルは、昨年の本レース優勝を含め〔3・1・0・1〕と実績を残す好相性の舞台。洋芝での良績もあるだけに、開催後半で力の要るコンディションになってきた今の阪神の馬場も合っているはずだ。

ビアンフェ

せん5歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:ルシュクル
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

半兄エントシャイデン(父ディープインパクト)は7歳を迎えた今年も白星を挙げ、フランスのG1フォレ賞で3着に好走。年齢を重ねても能力を維持している。本馬も5歳秋を迎えたが、血統的にはまだまだ伸びしろを感じさせる。

約5か月半ぶりの実戦復帰となるが、これまでも間隔が空いたレースで結果を残してきているだけに、不安はないだろう。16日には栗東坂路で4ハロン52秒0(ラスト1ハロン12秒4)をマーク。5歳の秋を迎えたが、2歳、3歳、4歳と毎年重賞を制しているように、ポテンシャルの高さは疑いようがない。前々走のオーシャンSでも3着に敗れてはいるが、勝ち馬はのちにスプリンターズSを制すジャンダルム。2着が高松宮記念を制したナランフレグなら、負けてなお強しと言えるだろう。阪神は2019年の朝日杯フューチュリティS7着以来となるが、当時はGⅠの1600メートル戦。今回の条件なら見直しは可能だろう。

スマートクラージュ

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:レジェトウショウ
  • 母の父:キングヘイロー
ここに注目!

逃げる競馬、差す競馬どちらも経験しており、展開に左右されない点は強みとなりそう。2度目の重賞挑戦でペースへの慣れも見込めるはずで、前走のオーシャンS10着からまた違った姿を見せられるだろう。

今回は、3月のオーシャンS10着以来の実戦復帰。その点に関して、管理する池江泰寿調教師は「だいぶ調教で動けるようになってきました。久々は鍵にはなるでしょうね。調教時計は出ているけど、競馬にいってどうか」とポイントを挙げる。指揮官の言葉通り、16日には栗東坂路での自己ベストを0秒3更新する4ハロン50秒6(ラスト1ハロン11秒9)をマークするなど、好調教を披露。全5勝のうち4勝を挙げる阪神コースに替わる点もプラスと言えそうだ。昨年11月、今年1月と勝利を飾っているように寒い時季にも良績を残しており、そういった面でも能力を発揮できる可能性は高いだろう。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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