今週の注目レース

京都大賞典(GⅡ)

阪神競馬場 2400メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ボッケリーニ

牡6歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ポップコーンジャズ
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

全兄のラブリーデイは2015年の本レースを勝ち、続く天皇賞(秋)も制覇。成長力のある血統らしく、6歳になった本馬も充実ムードが漂う。ここで兄弟制覇を達成して大舞台へ羽ばたくのか、注目だ。

4歳暮れに出走した2020年中日新聞杯で重賞初制覇。飛躍が期待された昨年は5戦するも未勝利に終わった。今年に入って距離を延長。2200メートル以上のGⅡを3戦し、3着、2着、1着と全て好走を果たした。前々走の日経賞(2着)では、その後天皇賞(春)と宝塚記念を勝つタイトルホルダーとクビ差の接戦を演じ、57.5キログラムのトップハンデを背負った前走の目黒記念で重賞2勝目を挙げた。全兄のラブリーデイは5歳時にGⅠ2勝。成長力のある血統だけに、本馬ももっと上を目指せるはずだ。先週のスプリンターズSをジャンダルムで制した池江泰寿厩舎は2週連続重賞制覇を狙う。

アリストテレス

牡5歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:エピファネイア
  • 母:ブルーダイアモンド
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

昨年の本レースは1番人気に支持されるも、ハナ差の2着に惜敗。これまで10月に出走したレースの成績は〔1・2・0・0〕で、3年連続連対を果たしている。近3走は着外だが、得意な時期なら反撃可能だろう。

条件クラスを連勝して挑んだ2020年菊花賞はクビ差の2着に惜敗。クラシック三冠がかかったコントレイルとデッドヒートを繰り広げ、世代トップクラスの力を示した。続く2021年アメリカジョッキークラブCで重賞初制覇。その後唯一の連対が昨年の本レースでの2着だった。フレッシュなほうが走るタイプで、中11週以上のレース間隔は〔2・1・0・1〕の成績。前走の目黒記念は17着に敗れたが、予定していた日経賞を外傷で見送った影響もあったようだ。秋初戦となる今回は順調に乗り込まれており、昨年同様のパフォーマンスを期待できそうだ。

マイネルファンロン

牡7歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:マイネテレジア
  • 母の父:ロージズインメイ
ここに注目!

今年出走した3戦がハイレベルだった。3走前のアメリカジョッキークラブCではボッケリーニ(3着)に先着して2着。GⅠの近2走も6着、5着と強敵相手に善戦した。7歳にして充実ムードが漂う。

3歳時の2018年にはスプリングS3着から皐月賞(13着)に挑戦。その後は条件クラスで勝ち星を積み重ね、4歳春にオープンクラス入りを決めた。重賞制覇は昨年のオークスを制した半妹ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)が先だったが、本馬も同年の新潟記念で重賞初V。今年初戦のアメリカジョッキークラブCでも好メンバーを相手に2着に食い込んだ。ここ2走は天皇賞・春(6着)、宝塚記念(5着)とGⅠでも上位争いに加わっている。脚をためるスタイルが身についてきたようで、近走の充実ぶりからGⅡに戻ればチャンスは十分にありそうだ。

ウインマイティー

牝5歳

調教師:五十嵐忠男(栗東)

  • 父:ゴールドシップ
  • 母:アオバコリン
  • 母の父:カコイーシーズ
ここに注目!

一昨年のオークス3着馬。その後は苦戦が続いたが、今年から再びブリンカーを着け、気分良く先行する形で活気を取り戻した。前走のマーメイドSで重賞初V。実績から牡馬相手でも通用するはずだ。

2連勝の勢いに乗って挑戦した2020年オークスは13番人気の低評価ながら3着に粘った。秋の始動戦に選んだ紫苑Sはスタートで出遅れて6着、続く秋華賞も流れに乗れず9着。気性的に難しい面を見せ、その後も力を発揮できないレースが続いた。長期の休養を挟みながら陣営は立て直すために試行錯誤。今年から再びブリンカーを着け、2戦目のメトロポリタンS(リステッド・東京・芝2400メートル)は積極的に逃げて4着と上昇。前走のマーメイドSは3番手から楽に抜け出して快勝した。実績的に距離延長も対応可能。ここから秋の大舞台を目指す。

ヒンドゥタイムズ

せん6歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:マハーバーラタ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

デビューから13戦で5勝を挙げ、全て4着以内に好走した。その後の2戦は崩れたが、去勢明けだった前走の小倉記念は2着。堅実に走れるタイプだけに、初の2400メートルにも対応できそうだ。

2020年5月にオープンクラスへ昇級した後は、2か月以上の間隔を空けながら大事に使ってきた。同年の七夕賞4着、チャレンジC3着と重賞でも上位争い。昨年の大阪城S(リステッド・阪神・芝1800メートル)は鋭い末脚で鮮やかに差し切った。その後の重賞2戦は11着、7着と崩れたが、去勢して臨んだ前走の小倉記念は中団から伸びて2着に好走。ハナ差で競り勝った3着のジェラルディーナが次走のオールカマーを制したように、ハイレベルなメンバー相手に先着した実績はここでも通用するはずだ。これまで〔3・1・1・0〕と得意な阪神コースで重賞初制覇に挑む。

アフリカンゴールド

せん7歳

調教師:西園正都(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ブリクセン
  • 母の父:Gone West
ここに注目!

2月に阪神で行われた京都記念では、13頭立ての12番人気ながら逃げ切った。近2走はGⅠに挑戦して先手を奪えなかったが、自分の形に持ち込むことができれば反撃可能だろう。同型馬との先行争いが鍵になる。

2019年10月にオープンクラス入りすると、続くアルゼンチン共和国杯では3着。その後は不振が続いたが、昨年の中日新聞杯で2着に粘って復調を示した。7歳になった今年は京都記念を逃げ切り、重賞初制覇。父ステイゴールドは7歳時の香港ヴァーズで悲願のG1制覇、半兄アフリカンストーリー(父Pivotal)も7歳で挑んだ2014年ドバイワールドCでG1初制覇を飾った。本馬も晩成の血が開花。GⅠに挑戦した近2走は先手を奪えなかったが、GⅡに戻れば自分の形に持ち込みやすくなるはずだ。芝2400メートル戦は3勝しており、距離延長も歓迎と言える。

アイアンバローズ

牡5歳

調教師:上村洋行(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:パレスルーマー
  • 母の父:Royal Anthem
ここに注目!

2021年ステイヤーズS、2022年阪神大賞典で連続2着。GⅡなら力は上位だ。半弟ジャスティンパレス(父ディープインパクト)が神戸新聞杯を勝った勢いのある血統。今度は兄が重賞初Vを飾る。

2017年セレクトセールにおいて1億円を超える高額で取引された期待馬。条件クラスを使いながら力をつけ、昨年5月にオープンクラス入りを果たした。同年秋は京都大賞典12着、アルゼンチン共和国杯6着と重賞で苦戦が続いたが、ステイヤーズSは積極的に逃げて2着に好走。今年初戦の阪神大賞典も先行策からしぶとさを発揮し、勝ち馬ディープボンドと0秒1差の2着に入った。GⅠ初挑戦だった天皇賞(春)でも5着に粘り、地力強化をアピール。芝2400メートル戦は〔3・2・1・2〕と堅実に走っており、持ち味のスタミナを生かせる展開になればチャンスはありそうだ。

ディアスティマ

牡5歳

調教師:高野友和(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:スウィートリーズン
  • 母の父:Street Sense
ここに注目!

ディープインパクト産駒は本レース5勝を挙げ、特に近5年で4勝と相性がいい。阪神へ舞台が替わった昨年も唯一の産駒だったマカヒキがV。今年の同産駒は本馬のみ。長期休養明けになるが注目だ。

2019年10月のメイクデビュー京都(芝1800メートル)を勝ち上がるも、なかなか2勝目を挙げられなかった。2020年秋からブリンカーを着用し、先行する形で走りが一変。ブリンカー着用後の6戦は4勝、2着1回で、唯一連対を外した2021年の天皇賞・春(6着)も逃げて見せ場を作った。同年8月の札幌日経オープン(リステッド・函館・芝2600メートル)でオープンクラス初勝利を挙げるも、その後右前脚の種子骨靭帯炎が判明し、1年以上の休養を余儀なくされた。帰厩後は栗東坂路にて併せ馬で乗り込まれており、復帰初戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみだ。

(寺下 厚司)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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