今週の注目レース

サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)馬齢 2歳オープン

データ分析

秋の東京開幕日に行われる2歳重賞

サウジアラビアロイヤルCは2014年にいちょうSとして創設され、2015年に現在の名称となった。過去8年を振り返ると、短距離で一時代を築いたグランアレグリアをはじめ4頭の優勝馬が後にJRA・GⅠを制している。そんな“出世レース”の傾向を、過去8年の結果から分析する。

上位人気馬が活躍

過去8年の優勝馬はいずれも単勝4番人気以内で、3着以内が全て4番人気以内の馬だった年が5回もある。ただ、2018年は8頭立ての7番人気ドゴールが2着、2020年には10頭立ての9番人気セイウンダイモスが3着に入っている。少頭数であっても下位人気馬の台頭には注意しておきたい。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去8年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-3-1-1 37.5% 75.0% 87.5%
2番人気 1-4-1-2 12.5% 62.5% 75.0%
3番人気 2-0-3-3 25.0% 25.0% 62.5%
4番人気 2-0-1-5 25.0% 25.0% 37.5%
5番人気 0-0-0-8 0% 0% 0%
6番人気〜9番人気 0-1-2-26 0% 3.4% 10.3%
10番人気以下 0-0-0-16 0% 0% 0%

前走で初勝利を挙げていた馬が中心

過去8年の3着以内馬24頭中20頭は前走で新馬戦または未勝利戦を勝っていた馬で、オープンクラスのレースから臨んだ馬はステルヴィオ(2017年)の2着が最高となっている。また、1勝クラス組は3着すらない。前走で初勝利を挙げての参戦となる馬を中心に考えるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去8年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅢ 0-0-3-12 0% 0% 20.0%
オープン特別 0-1-0-8 0% 11.1% 11.1%
1勝クラス 0-0-0-12 0% 0% 0%
新馬 5-7-2-10 20.8% 50.0% 58.3%
未勝利 3-0-3-19 12.0% 12.0% 24.0%

次に、3着以内馬の過半数を占める前走新馬組を詳しく見ていくと、6月に当レースと同じ東京・芝1600メートルで初陣を飾った馬が3戦3勝と出色の成績を残している。また、7月以前の阪神でデビュー勝ちを収めた馬も2戦2勝となっており、夏季開催前半の新馬戦を勝っていた馬は要チェックだ。その他では、前走が新潟の新馬戦だった馬は勝利こそないものの3着内率75.0%、中京の新馬戦だった馬も同66.7%と安定感があり、東京と同じ左回りコースの新馬戦を勝って臨む馬も押さえておきたいところだ。〔表3〕

〔表3〕前走で新馬戦を勝っていた馬の条件別成績(過去8年)
新馬戦の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
6月の東京・芝1600m 3-0-0-0 100% 100% 100%
7月以前の阪神開催 2-0-0-0 100% 100% 100%
新潟開催 0-5-1-2 0% 62.5% 75.0%
中京開催 0-1-1-1 0% 33.3% 66.7%
上記以外 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%

また、前走未勝利組は2着馬とのタイム差が重要で、2着に0.3秒以上の差をつけていた馬は勝率25.0%、3着内率41.7%と好成績。一方、タイム差が0.2秒以下だった馬は13頭が出走しながら、3着が1回(2019年アブソルティスモ)のみと苦戦している。〔表4〕

〔表4〕前走で未勝利戦を勝っていた馬の、そのレースの2着馬とのタイム差別成績(過去8年)
タイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
0.3秒以上 3-0-2-7 25.0% 25.0% 41.7%
0.2秒以下 0-0-1-12 0% 0% 7.7%

1月生まれの馬に注目

過去8年の出走馬の誕生月別成績を調べると、1月生まれの馬が3着内率81.8%と驚異的な数値をマーク、2月生まれが同25.0%で続き、ここ4年は1月生まれと2月生まれの馬が合わせて〔4・3・3・3〕と3着以内馬の大半を占めている。近年の傾向を重視するのであれば、早生まれの馬に注目するのも面白そうだ。〔表5〕

(高那実 マヤ)

〔表5〕誕生月別成績(過去8年)
誕生月 成績 勝率 連対率 3着内率
1月 2-4-3-2 18.2% 54.5% 81.8%
2月 2-1-1-12 12.5% 18.8% 25.0%
3月 2-3-1-25 6.5% 16.1% 19.4%
4月 2-0-2-18 9.1% 9.1% 18.2%
5月 0-0-1-4 0% 0% 20.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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