今週の注目レース

神戸新聞杯(GⅡ)

中京競馬場 2200メートル(芝)馬齢 牡・牝 3歳オープン

出走馬情報

プラダリア

牡3歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:シャッセロール
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

青葉賞1着、日本ダービー5着の実績は今回のメンバーでも上位。デビュー以来、掲示板(5着以内)を外したことがない堅実さも魅力の一つだ。ひと夏を越しての成長を見せ、本番へ弾みをつけたい。

前走の日本ダービーでは、終始手応え良く5、6番手を運び、5着に敗れたとはいえ直線でもしぶとく脚を使った。それ以来の秋初戦となる今回に向け、管理する池添学調教師は「菊花賞をピークに持っていきたいので、あまり早く入厩はさせていません」とあくまで本番を見据えるが、14日には栗東CWコースで6ハロン85秒7(ラスト1ハロン11秒1)をマーク。調整そのものは順調に進んでいる。動きに関しても「併せ馬で動く馬とやりましたが、終いの動きは良かったですね」と同調教師。「春と比べ、どっしりとして落ち着いています」と、精神面の成長ぶりも口にしている。

アスクワイルドモア

牡3歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:キズナ
  • 母:ラセレシオン
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

伯父のペルーサは3歳春の青葉賞を制すと、同年の天皇賞(秋)で2着に入るなど確かな成長力も見せた。本馬も今春に京都新聞杯を制した素質馬で、血統的にもこの秋にさらに成長した姿を見せる可能性がありそうだ。

前々走の京都新聞杯は、当時のJRAレコードとなる2分09秒5をマークして重賞初制覇を果たした。2歳7月のデビューから7戦目での重賞勝利。レースを経験しながら徐々に力をつけていった。前走の日本ダービーは12着に敗れたが、厩舎スタッフは「日本ダービーはJRAレコードで勝ってから中2週での参戦で、間隔が詰まっていたのもあったかなと思います。走りは悪くなかったです」とコメントした。中間は放牧を挟んでリフレッシュを行い、8月中旬に栗東トレーニング・センターに帰厩。今回は京都新聞杯と同じ中京・芝2200メートルで行われるレースだけに、舞台設定は申し分ないだろう。

ボルドグフーシュ

牡3歳

調教師:宮本博(栗東)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:ボルドグザグ
  • 母の父:Layman
ここに注目!

これまでの7戦のうち5戦でメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムをマーク。レース後半で確実に末脚を伸ばしてくるタイプだ。直線の長い中京コースは、本馬の強みを存分に生かせるコースと言えるだろう。

昨年10月のメイクデビュー阪神こそ6着に敗れたが、続く未勝利(ともに阪神・芝2000メートル)ではメンバー中最速の上がり3ハロン34秒3(以下推定)をマークし、2馬身1/2差で初勝利を挙げた。初めての重賞挑戦となった前々走の京都新聞杯では3着だったが、メンバー中最速の上がり3ハロン35秒0を記録し、重賞でも通用する末脚を証明した。本レースへ向け、14日には栗東CWコースで6ハロン81秒5(ラスト1ハロン11秒5)を計時。管理する宮本博調教師は「良かったと思います。順調に調教を消化できているのはいいですね」と手応えを得ていた。

ジャスティンパレス

牡3歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:パレスルーマー
  • 母の父:Royal Anthem
ここに注目!

近2走はともに9着と敗れているが、皐月賞と日本ダービーなら度外視できるだろう。もともとホープフルSで2着に好走した実力の持ち主。能力さえ発揮できれば、GⅡなら巻き返しが可能だろう。

14日に栗東CWコースでの3頭併せで最先着を果たした。6ハロン81秒4(ラスト1ハロン11秒5)を一杯に追われてマーク。管理する杉山晴紀調教師は「春先の動いていた時と比べて自分からハミを取る感じがなかったので、しっかりとムチを入れてもらいました。ジョッキー(鮫島克駿騎手)も先週よりも良くなっていますと言ってくれました」と、納得の追い切りができたことを強調。また、「馬体重などは変わりないですが、馬が落ち着いているのは成長だと思います」と、ひと夏を越して精神面での良化をアピールした。秋初戦となるここでひと皮むけた姿を見せ、重賞初制覇を狙う。

ヴェローナシチー

牡3歳

調教師:佐々木晶三(栗東)

  • 父:エピファネイア
  • 母:アモーレエテルノ
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

春のクラシックには出走しなかったが、これまで3着以内を外したことがない堅実さが光る。重賞でも好走を見せており、いまだ1勝馬とはいえ、実力はGⅡのメンバーでも上位の存在と言えそうだ。

年明け初戦の京成杯では直線で馬群の狭いところを突きながら末脚を伸ばし、3着に好走。初めての重賞挑戦だったが、いきなり通用する能力を示した。前々走の京都新聞杯でも1/2馬身差の2着に好走。今回と同じ中京・芝2200メートルで好内容の競馬を披露している点は大きな強みとなりそうだ。前走の白百合S(リステッド・中京・芝2000メートル)も2着に敗れたが、勝ち馬フェーングロッテンはのちにラジオNIKKEI賞を制し、他世代相手の新潟記念でも3着に好走。強敵相手にもまれた経験は武器となるだろう。しぶとく脚を使うタイプなので、ペースは流れたほうが向きそうだ。

サトノヘリオス

牡3歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:エピファネイア
  • 母:エアマグダラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

半兄エアアンセム(父シンボリクリスエス)は函館記念を制覇。母系をさかのぼれば有馬記念で2年連続3着に入ったエアシェイディや、皐月賞、菊花賞と二冠のエアシャカールがいるように、血統的なポテンシャルは高い。本馬もさらなる活躍が期待される。

初勝利を挙げた昨年9月の未勝利(中京・芝2000メートル)、2勝目となった1勝クラス・エリカ賞(阪神・芝2000メートル)をともに2歳コースレコードで駆けているように、スピード勝負に強いタイプと言えるだろう。先週の台風がどこまで馬場コンディションに影響を与えるかはポイントとなりそうだ。スプリングS、ラジオNIKKEI賞と重賞で2度3着に入っているように、能力の高さもすでに証明済み。中10週以上の間隔が空いた時は3戦1勝、3着2回と好走しており、フレッシュな状態のほうが能力を発揮できるタイプでもある。

パラレルヴィジョン

牡3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:キズナ
  • 母:アールブリュット
  • 母の父:Makfi
ここに注目!

無敗の2戦2勝での重賞初挑戦とはなるが、叔父に中日新聞杯を勝つなど重賞で活躍を見せたメートルダールがいるように、血統面からも素質の高さが感じられる。一気に出世街道を駆け上がり、大舞台へ向かいたいところだ。

初出走となった前々走の未勝利(中山・芝2000メートル)では、既走馬を相手に2馬身1/2差の快勝を見せた。道中は中団でレースを進め、3コーナー手前から一気に進出。グングンと先頭との差を詰めると、逃げるノアチェリー(9着)を直線残り200メートル付近であっさりとかわし、先頭でゴールを駆け抜けた。上がり3ハロンタイムもメンバー中最速の35秒8(以下推定)という好内容だった。前走の1勝クラス(東京・芝2000メートル)もメンバー中最速の上がり3ハロン33秒5をマークし、3馬身差の完勝。デビュー戦から12キログラム増の馬体重506キログラムが成長の証と言えそうだ。

ビーアストニッシド

牡3歳

調教師:飯田雄三(栗東)

  • 父:アメリカンペイトリオット
  • 母:マオリオ
  • 母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!

これまで挙げた2勝は1600メートルと1800メートル。2200メートルの距離を克服する必要はありそうだ。ただ、近親にはダートとはいえ2000メートルの東京大賞典(G1)を勝ったブルーコンコルドがおり、こなせる下地はある。

皐月賞11着、日本ダービー10着と春のクラシックでは敗れはしたが、2歳時からコンスタントな活躍を見せた。未勝利(阪神・芝1600メートル)勝ち直後に挑んだ京都2歳Sで9番人気の低評価を覆して2着に好走。その後も重賞で健闘を見せると、スプリングSを逃げ切って待望の重賞初制覇を果たした。本レースに向け、18日には栗東CWコースで6ハロン86秒7(ラスト1ハロン11秒2)をマーク。しっかりと終いを伸ばしており、秋初戦に向けて順調に調整が進められている。ここは強力な同型馬が見当たらないメンバーだけに、持ち前の先行力を存分に生かせそうだ。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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