今週の注目レース

七夕賞(GⅢ)

福島競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

データ分析

夏の福島の名物ハンデ重賞

七夕賞はその名の通り七夕前後に福島競馬場で行われるGⅢで、サマー2000シリーズの開幕戦となっている。七夕賞の出走馬が引き続きサマー2000シリーズの対象レースを走ることが多く、シリーズチャンピオンの行方を占う上でチェックしておきたい重賞である。今回は過去10年のデータから傾向を探ってみた。

7歳以上はやや割り引き

過去10年の年齢別成績を見ると、好走例が多いのは4歳から6歳の馬で、7歳以上になると好走率はガクンと下がる。2018年に11番人気で優勝したメドウラーク(7歳)、2013年14番人気3着のタガノエルシコ(8歳)が大穴をあけた例はあるが、軸馬は4歳から6歳の馬から選ぶのが無難だろう。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 2-2-1-11 12.5% 25.0% 31.3%
5歳 4-3-3-34 9.1% 15.9% 22.7%
6歳 3-4-5-37 6.1% 14.3% 24.5%
7歳以上 1-1-1-40 2.3% 4.7% 7.0%

7枠はしばらく勝っていない

七夕賞といえばレース名のゴロ合わせから7枠が注目を浴びがちで、1980年代から90年代半ばにかけては7枠の馬が馬券にやたらと絡んだ(1981年から1995年で11連対)こともあったのだが、ここ10年に限れば7枠の馬で馬券に絡んだのは1頭だけ。データ的には外枠が劣勢となっている。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(過去10年)
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 1-1-1-15 5.6% 11.1% 16.7%
2枠 3-2-0-13 16.7% 27.8% 27.8%
3枠 1-1-1-15 5.6% 11.1% 16.7%
4枠 2-0-3-13 11.1% 11.1% 27.8%
5枠 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%
6枠 3-1-3-13 15.0% 20.0% 35.0%
7枠 0-1-0-19 0% 5.0% 5.0%
8枠 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%

穴をあけるのは関西馬

過去10年の所属別成績は、美浦所属の関東馬が〔5・5・4・62〕、栗東所属の関西馬が〔5・5・6・60〕でほぼ五分五分の成績。ただし、関西馬は人気薄の激走が目立ち、中でも美浦所属の騎手が騎乗する関西馬は要注意で、アスカクリチャン(内田博幸、14番人気)、タガノエルシコ(田辺裕信、14番人気)、ニューダイナスティ(吉田豊、10番人気)、マデイラ(大野拓弥、16番人気)、メドウラーク(丸田恭介、11番人気)、ロードヴァンドール(横山典弘、12番人気)が2桁人気で馬券に絡んでいる。〔表3〕

〔表3〕6番人気以下で3着以内に入った関西馬(過去10年)
年度 着順 馬名 単勝人気
2012年 1着 アスカクリチャン 14番人気
3着 ミキノバンジョー 7番人気
2013年 2着 トレイルブレイザー 7番人気
3着 タガノエルシコ 14番人気
2014年 2着 ニューダイナスティ 10番人気
2015年 3着 マデイラ 16番人気
2018年 1着 メドウラーク 11番人気
2019年 3着 ロードヴァンドール 12番人気
2020年 2着 ブラヴァス 7番人気
3着 ヴァンケドミンゴ 6番人気
2021年 3着 ショウナンバルディ 9番人気

ハンデ57キログラムの馬に要注目

過去10年でハンデ57キログラム台の馬が計7勝と大活躍。ハンデ58キログラムの馬も1着こそないものの3着内率は高い。特にハンデ57キログラム以上で3番人気以内に支持された馬は〔7・1・1・5〕の好成績を残しており、軸馬として信頼できそうだ。〔表4〕

〔表4〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
53kg以下 0-1-4-29 0% 2.9% 14.7%
54kg 1-0-1-23 4.0% 4.0% 8.0%
55kg 1-4-4-22 3.2% 16.1% 29.0%
56kg 1-1-0-23 4.0% 8.0% 8.0%
56.5kg 0-0-0-2 0% 0% 0%
57kg 6-2-0-16 25.0% 33.3% 33.3%
57.5kg 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
58kg 0-2-1-4 0% 28.6% 42.9%
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直線の短いコースでオープンクラスの優勝実績が欲しい

過去10年の優勝馬10頭のうち8頭には、JRAの中で比較的直線の短い5競馬場(札幌、函館、福島、中山、小倉)でオープンクラスのレースを勝った実績があった。〔表4〕の傾向も踏まえて、1着候補は直線の短いコースでオープン特別か重賞を勝った実績のあるハンデ57キログラム台の馬から選びたい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の負担重量と直線の短いコースでの主なオープンクラス優勝実績(過去10年)
年度 優勝馬 負担重量 主な優勝実績
2012年 アスカクリチャン 55kg なし
2013年 マイネルラクリマ 57kg 福島民報杯
2014年 メイショウナルト 56kg 小倉記念
2015年 グランデッツァ 57kg スプリングS
2016年 アルバートドック 57kg 小倉大賞典
2017年 ゼーヴィント 57kg ラジオNIKKEI賞
2018年 メドウラーク 54kg なし
2019年 ミッキースワロー 57.5kg セントライト記念
2020年 クレッシェンドラヴ 57kg 福島記念
2021年 トーラスジェミニ 57kg 東風S

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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