今週の注目レース

夏の2歳単勝 函館スプリントステークス(GⅢ)

函館競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳以上オープン

データ分析

サマーシリーズの開幕戦

今年もこの函館スプリントSでサマーシリーズの幕が開ける。過去10年で単勝10番人気以下の馬が1勝を含む3着以内6回と伏兵馬の好走が目立ち、3連単の払い戻し金額が10万円を超えた年が4回あるなど、波乱の結果となることも多い。2021年は札幌競馬場で行われたが、同年を含めた過去10年のデータを分析する。

前走重賞出走馬に注目

過去10年の出走馬延べ141頭の前走を見ると、3着以内馬が最も多いのはGT組の11頭。また、GU組は出走頭数が11頭と少ないものの、そのうち4頭が3着以内に入り3着内率は36.4%をマークしている。オープン特別組は最多の延べ63頭が出走し、うち8頭が3着以内に入っているが3着内率は12.7%で、これは前走が重賞だった馬の合計成績〔7・6・6・46〕(3着内率29.2%)に比べて劣勢となっている。まずは前走が重賞だった馬を上位に評価すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-3-4-28 10.3% 17.9% 28.2%
GⅡ 2-0-2-7 18.2% 18.2% 36.4%
GⅢ 1-3-0-11 6.7% 26.7% 26.7%
オープン特別 2-4-2-55 3.2% 9.5% 12.7%
3勝クラス 1-0-2-10 7.7% 7.7% 23.1%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む
  • 注記:GⅢには格付け前の重賞も含む

前走が1400メートル以上だった馬が優勢

過去10年の前走の距離別成績では、該当馬が最も多い1200メートル組が3着以内の数でも最多となっている。ただし、1400メートル組から9頭、1600メートル以上組から7頭が3着以内に入っており、距離短縮組の成績を合計すると3着以内の数と好走率で1200メートル組を上回っている。過去10年の成績からは、前走から距離短縮で臨んできた馬が優勢と言えそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1000m 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
1200m 4-5-3-63 5.3% 12.0% 16.0%
1400m 3-2-4-27 8.3% 13.9% 25.0%
1600m以上 2-2-3-11 11.1% 22.2% 38.9%

GⅠを除く直近のレースでの着順は要チェック

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、GⅠを除く直近のレースで4着以内に入っていた。4着以内だった馬は連対率や3着内率で5着以下だった馬を大きく上回っている。GⅠを除く直近のレースでの着順はチェックしておきたい。〔表3〕

〔表3〕GⅠを除く直近のレースでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 3-2-3-25 9.1% 15.2% 24.2%
2着 0-2-2-9 0% 15.4% 30.8%
3着 2-2-0-7 18.2% 36.4% 36.4%
4着 2-1-1-5 22.2% 33.3% 44.4%
5着 0-0-0-5 0% 0% 0%
6着 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
7〜9着 0-0-1-14 0% 0% 6.7%
10着以下 2-3-2-37 4.5% 11.4% 15.9%
ウインファイブ対象レース
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近走のGⅠでの4コーナー通過順に注目

2019年を除く過去5回の函館スプリントS優勝馬は、過去2走以内にGⅠに出走しており、そのレースの4コーナーを8番手以内で通過していた。また、この5頭は当レースでも4コーナーを5番手以内で通過していた。GⅠレースである程度前めのポジションを確保しているような、先行力がある馬に注目したい。〔表4〕

(河野 道夫)

〔表4〕優勝馬の過去2走以内に出走していた芝GⅠでの4コーナー通過順と、当レースでの4コーナーの通過順(2019年を除く過去5回)
年度 優勝馬 過去2走以内に出走していた
芝GⅠでの4コーナー通過順
当レースでの
4コーナー通過順
2016年 ソルヴェイグ 8番手(桜花賞) 2番手
2017年 ジューヌエコール 5番手(桜花賞) 5番手
2018年 セイウンコウセイ 先頭(高松宮記念) 先頭
2020年 ダイアトニック 4番手(高松宮記念) 2番手
2021年 ビアンフェ 2番手(スプリンターズS) 先頭
  • 注記:2019年は6頭が競走除外となり、出走馬が7頭となったため除く

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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