今週の注目レース

福島牝馬ステークス(GⅢ)

福島競馬場 1800メートル(芝)別定 (牝) 4歳以上オープン

データ分析

春の福島を彩る牝馬限定重賞

福島牝馬Sは2004年創設の牝馬限定重賞で、春の福島競馬唯一の重賞として開催に花を添えてきた。2021年は1回福島開催の中止に伴い新潟競馬場で行われたが、同年を含めた過去10年の結果を参考にレースの傾向を探っていく。

大波乱の決着もあり得る一戦

過去10年の単勝人気別成績を調べると、1番人気は連対率60.0%とまずまずの成績を残しており、1番人気が連対を逃した4回は2番人気か3番人気のどちらかが連対していた。ただ、2020年は13番人気のリープフラウミルヒが2着、15番人気のランドネが3着に入って3連単の配当が200万円を超えるなど、10回中6回で2桁人気の馬が3着以内に入っている。馬券の軸は上位人気馬から選ぶにしても、相手は下位人気の馬まで手広く押さえた方がいいようだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-4-1-3 20.0% 60.0% 70.0%
2番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
3番人気 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
4番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
5番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
6番人気〜9番人気 2-1-0-37 5.0% 7.5% 7.5%
10番人気以下 1-1-6-50 1.7% 3.4% 13.8%

愛知杯組と中山牝馬S組が活躍

過去10年の前走別成績を見ていくと、愛知杯からの臨戦馬が3着内率37.5%と好走率が高くなっている。前項で触れたランドネや、2016年に単勝15番人気の低評価を覆して優勝したマコトブリジャールも愛知杯からの臨戦で、該当馬は人気がなくても軽視禁物だ。また、前走が3勝クラスのレースだった馬も3着以内に入った5頭中3頭が単勝10番人気以下と伏兵の活躍が目立っている。ちなみに、その3頭はいずれも前走で敗れており、格上挑戦での好走だったことも覚えておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
愛知杯 2-0-1-5 25.0% 25.0% 37.5%
中山牝馬S 7-7-2-48 10.9% 21.9% 25.0%
上記以外のJRA重賞 1-0-3-15 5.3% 5.3% 21.1%
オープン特別 0-0-1-18 0% 0% 5.3%
3勝クラス 0-2-3-18 0% 8.7% 21.7%
2勝クラス 0-1-0-10 0% 9.1% 9.1%
地方のレース 0-0-0-4 0% 0% 0%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む

なお、3着以内馬の頭数は中山牝馬S組が延べ16頭と最も多く、なかでも同レースを勝って臨んだ馬は連対率100%。敗れていた馬の中でも1着馬とのタイム差が0.2秒以内だった馬は半数が馬券に絡んでいる。一方、1着馬に0.3秒以上の差をつけられていた馬はタイム差が広がるにつれて成績が悪くなっている。中山牝馬Sで大きく負けていた馬の好走は期待できないようだ。〔表3〕

〔表3〕前走が中山牝馬Sだった馬の、前走の着順と1着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順と1着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 1-2-0-0 33.3% 100% 100%
2着以下でタイム差が0.2秒以内 5-2-1-8 31.3% 43.8% 50.0%
2着以下でタイム差が0.3秒〜0.5秒 1-2-0-14 5.9% 17.6% 17.6%
2着以下でタイム差が0.6秒〜0.9秒 0-1-1-16 0% 5.6% 11.1%
2着以下でタイム差が1秒以上 0-0-0-10 0% 0% 0%

距離実績に注目

実績面では、過去10年の3着以内馬延べ30頭中17頭が、オープンクラスの芝1800メートル戦で3着以内に入った経験を持っていた。これには前出のマコトブリジャールやランドネも含まれ、この経験があった馬は単勝2桁人気でも〔1・0・2・7〕と3着内率が30.0%に達している。該当馬には注目しておいて損はないだろう。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕オープンクラスの芝1800メートル戦で3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-5-4-37 14.8% 24.1% 31.5%
なし 2-5-6-81 2.1% 7.4% 13.8%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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