今週の注目レース

サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)

阪神競馬場 1600メートル(芝・外)別定 (牝) 4歳以上オープン

データ分析

今春のヒロイン候補が火花を散らすGⅠ前哨戦

2006年のヴィクトリアマイルの創設に伴い開催時期が4月に繰り上げられた阪神牝馬Sには、同年以降に延べ238頭が出走し、そのうち半数近い113頭がその年のヴィクトリアマイルにも出走している。また、創設以降のヴィクトリアマイルにおいて、同年の阪神牝馬S出走馬が3着以内に入らなかったのは、2009年と2011年、2015年の3回だけである。大舞台と密接につながる一戦を制し、来月の“本番”に主役の一角として臨むのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

通算出走数に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、通算出走数が19戦以内だった。一方、20戦以上だった馬は3着内率7.7%と苦戦している。キャリアが比較的浅い馬を重視したい。〔表1〕

〔表1〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
19戦以内 10-10-7-81 9.3% 18.5% 25.0%
20戦以上 0-0-3-36 0% 0% 7.7%

さらに、過去5年の3着以内馬15頭中14頭は、通算出走数が17戦以内だった。一方、18戦以上の馬は3着内率が4.8%止まりである。近年の傾向から、よりキャリアの少ない馬に注目したいところだ。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去5年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
17戦以内 5-5-4-36 10.0% 20.0% 28.0%
18戦以上 0-0-1-20 0% 0% 4.8%

前走で上位人気に推されていた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中18頭は、前走が国内、かつ前走の単勝人気が3番人気以内だった。該当馬は3着内率も39.1%と優秀な水準に達している。直近のレースで上位人気となっていた馬は、今回も高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走が国内だった馬の、前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 着度数 勝率 連対率 3着内率
3番人気以内 7-7-4-28 15.2% 30.4% 39.1%
4番人気以下 3-3-6-86 3.1% 6.1% 12.2%

前走から中6週以上の馬を重視

過去7年の3着以内馬延べ21頭中19頭は、前走との間隔が中6週以上だった。一方、中5週以内だった馬は3着内率6.1%と苦戦している。2014年以前は前走から中5週以内だった馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、前走との間隔が詰まっている馬は過信禁物とみるべきかもしれない。〔表4〕

〔表4〕前走との間隔別成績(過去7年)
前走との間隔 着度数 勝率 連対率 3着内率
中5週以内 1-0-1-31 3.0% 3.0% 6.1%
中6週以上 6-7-6-49 8.8% 19.1% 27.9%

近年は前走の条件と着順も重要なポイント

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走の着順が6着以内だった。一方、7着以下だった馬は3着内率9.1%と苦戦している。前走7着以下の馬は割り引きが必要だ。〔表5〕

〔表5〕前走の着順別成績(過去5年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
6着以内 4-4-4-26 10.5% 21.1% 31.6%
7着以下 1-1-1-30 3.0% 6.1% 9.1%

なお、前走の着順が7着以下だった馬のうち、前走の距離が1600メートル以下だった馬、もしくは前走の出走頭数が今回より少ない頭数だった馬は、全て4着以下に敗れている。前走7着以下の馬同士を比較する際は、前走の距離が1600メートル超、かつ前走の出走頭数が今回と同じか今回より多かった馬に注目すべきだろう。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕前走の着順が7着以下だった馬の、前走の距離と出走頭数別成績(過去5年)
前走の距離と出走頭数 着度数 勝率 連対率 3着内率
距離が1600メートル超、かつ出走頭数が今回と同じか今回より多い頭数 1-1-1-9 8.3% 16.7% 25.0%
距離が1600メートル以下、もしくは出走頭数が今回より少ない頭数 0-0-0-21 0% 0% 0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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