今週の注目レース

フェブラリーステークス(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(ダート)定量 4歳以上オープン

データ分析

新年一発目のGⅠはダートの頂上決戦

1984年に東京・ダート1600メートルのハンデ戦として創設されたGⅢのフェブラリーハンデキャップが1997年にGⅠに昇格。その後の優勝馬にはJRAのダート史を彩る活躍馬が名を連ねている。新年一発目のJRAGⅠにして、今年のダート戦線の行方を占う一戦の結果はいかに? 過去10年のデータから傾向を探ってみた。

前走2着以内馬の好走率が高い

前走で2着以内に入っていた馬と、3着以下に敗れていた馬では好走率に大きな開きがある。過去10年で前走2着以内の馬が連対しなかったのは昨年だけ。昨年はレアケースと考えて、軸馬は前走で2着以内に入っていた馬から選ぶようにしたい。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着別度数 勝率 連対率 3着内率
2着以内 6-6-7-40 10.2% 20.3% 32.2%
3着以下 4-4-3-88 4.0% 8.1% 11.1%

速い上がりが使える馬が優勢

東京競馬場のダートコースの直線は501.6メートルあり、JRAのダートコースの中で最も長いため、末脚勝負の展開になりやすい。そこで、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別に成績をまとめると、前走で同3位以内だった馬と同4位以下だった馬とでは好走率がまったく違う。中でも、同3位以内かつ1着だった馬の成績は〔6・2・3・12〕とかなり優秀だ。〔表2〕

〔表2〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
順位 着別度数 勝率 連対率 3着内率
3位以内 7-5-4-28 15.9% 27.3% 36.4%
4位以下 3-1-3-68 4.0% 5.3% 9.3%
  • 注記:前走が地方・海外のレースだった馬を除く

主要前哨戦は5つ

過去10年の前走別成績を調べると、10頭以上が該当しているレースは、根岸S、東海S、チャンピオンズC、東京大賞典、川崎記念の5つ。3着以内馬延べ30頭中28頭が、前走でこの5レースのいずれかに出走していた。前走でこれ以外のレースを使われていた馬は少し割り引きが必要だろう。なお、この5レースで1着だった馬は3着内率が57.9%と非常に高く、軸馬の有力候補となりそうだ。〔表3〕

〔表3〕主な前走別成績(過去10年)
前走 着別度数 勝率 連対率 3着内率
根岸S 4-2-3-50 6.8% 10.2% 15.3%
東海S 3-1-1-15 15.0% 20.0% 25.0%
チャンピオンズC 2-3-2-9 12.5% 31.3% 43.8%
フェアウェルS 1-0-0-0 100% 100% 100%
東京大賞典 0-2-2-11 0% 13.3% 26.7%
川崎記念 0-2-1-12 0% 13.3% 20.0%
武蔵野S 0-0-1-1 0% 0% 50.0%
  • 注記:3着以内があったレースのみ掲載
  • 注記:チャンピオンズCにはレース名変更前(2013年以前)のジャパンカップダートを含む

大型馬が強く今回馬体増ならさらに好走率アップ

過去10年で馬体重が500キログラム以上だった馬が8勝を挙げているのに対して、500キログラム未満だった馬は2勝どまり。乾燥して力のいる状態になりやすい冬場のダートでは、大型馬に分があるようだ。ただし、540キログラム以上になると好走率がガクッと落ちるので注意したい。〔表4〕

〔表4〕馬体重別成績(過去10年)
馬体重 着別度数 勝率 連対率 3着内率
499kg以下 2-4-1-55 3.2% 9.7% 11.3%
500〜519kg 3-3-4-36 6.5% 13.0% 21.7%
520〜539kg 5-3-4-29 12.2% 19.5% 29.3%
540kg以上 0-0-1-8 0% 0% 11.1%

なお、馬体重が500キログラム以上だった馬の中で、前走からプラス体重で出走してきた馬の3着内率は34.1%とより高くなっている。さらに、好走馬の中には2014年16番人気1着のコパノリッキー(530キログラム、前走比プラス4キログラム)、2020年16番人気2着のケイティブレイブ(524キログラム、同プラス4キログラム)、2021年8番人気3着のワンダーリーデル(534キログラム、同プラス2キログラム)など、下位人気馬の好走もある点には注目だ。〔表5〕

〔表5〕馬体重が500キログラム以上だった馬の、前走からの馬体重の増減別成績(過去10年)
増減 着別度数 勝率 連対率 3着内率
増加 4-3-7-27 9.8% 17.1% 34.1%
増減なし 1-1-1-14 5.9% 11.8% 17.6%
減少 3-2-1-32 7.9% 13.2% 15.8%

4歳、5歳、6歳が中心

過去10年で好走例が多いのは4歳、5歳、6歳の馬。7歳以上になると好走率がやや下がる。ちなみに、フェブラリーSがGⅠに昇格した1997年以降、7歳以上の馬が優勝したことは一度もない。〔表6〕

〔表6〕年齢別成績(過去10年)
年齢 着別度数 勝率 連対率 3着内率
4歳 4-1-0-21 15.4% 19.2% 19.2%
5歳 3-3-4-24 8.8% 17.6% 29.4%
6歳 3-2-3-28 8.3% 13.9% 22.2%
7歳以上 0-4-3-55 0% 6.5% 11.3%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

過去1年以内にダート重賞を勝っていた馬に注目

前述のとおり、GⅠ昇格以降フェブラリーSの優勝馬は全て4歳から6歳の馬だった。さらに過去10年の優勝馬には、過去1年以内に1400メートルから2000メートルのダート重賞で優勝経験があった。勝ち馬を予想する際には、各馬の年齢と過去1年間のダートでの重賞成績をぜひ確認しておきたい。〔表7〕

(姫園 淀仁)

〔表7〕優勝馬の年齢と過去1年のダート重賞優勝歴(過去10年)
年度 優勝馬 年齢 過去1年のダート重賞優勝歴
2012年 テスタマッタ 6歳 マーチS
2013年 グレープブランデー 5歳 東海S
2014年 コパノリッキー 4歳 兵庫CS
2015年 コパノリッキー 5歳 フェブラリーSほか
2016年 モーニン 4歳 根岸S
2017年 ゴールドドリーム 4歳 ユニコーンS
2018年 ノンコノユメ 6歳 根岸S
2019年 インティ 5歳 東海S
2020年 モズアスコット 6歳 根岸S
2021年 カフェファラオ 4歳 シリウスSほか

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: