今週の注目レース

ダイヤモンドステークス(GⅢ)

東京競馬場 3400メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析

一筋縄ではいかない長距離のハンデ戦

東京競馬場で行われるレースの中では最長距離となるダイヤモンドS。2015年優勝のフェイムゲームは続く天皇賞(春)で2着に入っており、長距離路線の最高峰を目指す馬にとって重要な一戦となっている。ここでは過去10年の結果を参考に、レースの傾向を分析していく。

1番人気は堅調も波乱含み

過去10年のダイヤモンドSでは、1番人気馬が6勝と強さを見せ、連対率は80.0%に達している。1番人気が連対を逃した2016年は2番人気、2020年は3番人気が連対を果たしており、上位人気馬が総崩れとなるケースは想定しづらい。ただ、2012年に単勝オッズ190.0倍のケイアイドウソジン(15番人気)が勝ち、2020年は同325.5倍のミライヘノツバサ(16番人気)が優勝と、“単勝万馬券”の伏兵馬が勝利を収めた例もあり、ハンデ戦らしく一筋縄ではいかないようだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6-2-0-2 60.0% 80.0% 80.0%
2番人気 0-2-4-4 0% 20.0% 60.0%
3番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
4番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
6番人気〜9番人気 1-2-4-33 2.5% 7.5% 17.5%
10番人気以下 2-0-0-54 3.6% 3.6% 3.6%

大幅に距離を延ばしてきた馬に注目

前項で触れたケイアイドウソジンは前走がダート1800メートル戦で14着、ミライヘノツバサは芝2000メートル戦で8着に敗れていたが、大幅に距離を延ばしたことで一変の走りを披露した。過去10年の前走の距離別成績を見ても、2200メートル以下だった馬が6勝を挙げている。長距離路線を歩んできた馬に注目が集まりがちだが、大幅な距離延長となる馬にも注目しておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
2200m以下 6-1-1-38 13.0% 15.2% 17.4%
2400m〜2600m 1-4-5-33 2.3% 11.6% 23.3%
3000m以上 3-5-4-45 5.3% 14.0% 21.1%

なお、3着以内馬の頭数は3000メートル以上のレースから臨んだ馬が一歩リードしているが、そのレースで6着以下に敗れていた馬は3着内率8.3%と振るわない。前走も3000メートル以上の長距離戦だった馬に関しては、6着以下からの巻き返しは難しいと考えた方がよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕前走が3000メートル以上のレースだった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
5着以内 3-4-3-23 9.1% 21.2% 30.3%
6着以下 0-1-1-22 0% 4.2% 8.3%

負担重量別成績に特徴あり

過去10年の負担重量別成績を見ていくと、57.5キログラム以上だった馬は延べ10頭が出走して3勝2着2回と活躍している。重いハンデを課せられるだけの実績を持つ馬は素直に評価すべきだろう。3着以内馬の頭数は54キログラムから55キログラムの範囲が最も多く、先に記した単勝万馬券で勝利を収めた2頭と、2021年に7番人気で優勝したグロンディオーズもこの範囲内だった。穴馬を狙うのであればこのあたりが狙い目かもしれない。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
53kg以下 0-3-1-37 0% 7.3% 9.8%
54kg〜55kg 6-2-8-49 9.2% 12.3% 24.6%
56kg〜57kg 1-3-1-25 3.3% 13.3% 16.7%
57.5kg以上 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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