今週の注目レース

京成杯(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)別定 3歳オープン

データ分析

皐月賞の同舞台に駿馬が集結

皐月賞と同じ中山・芝2000メートルが舞台。前年末にも同舞台でGⅠのホープフルSが行われたばかりではあるが、クラシックを目指す3歳馬が年明け初戦として出走してくる重賞だ。今回は過去10年のデータから好走馬に共通する傾向を探っていきたい。

大波乱の確率は低い

8番人気以下の馬が馬券に絡んだのは過去10年でたったの1回(2013年)だけ。それ以外の年は全て、1着から3着を7番人気以内の馬が占めている。京成杯はレース条件や時期的に出走馬の実力差が大きくなりやすいようで、大波乱が起こる確率は低いと考えられる。今年も上位人気馬を中心に予想を組み立てていくのが的中への近道であろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
7番人気以内 10-10-9-41 14.3% 28.6% 41.4%
8番人気以下 0-0-1-71 0% 0% 1.4%

内枠優勢はスローペースになればさらに顕著に

コーナーを4度回る中山・芝2000メートルが舞台ということもあって、コースロスなくレースを進められるため、内寄りの馬番に入った馬の好走率が高くなっている。9番よりも外の2頭で馬連が決着したのは過去10年で1度(2014年)だけ。また、スローペースになれば内枠優勢はさらに顕著になるようで、前半1000メートルと後半1000メートルが「63秒7-59秒4」というペースになった2021年は3連単3→1→6、同「61秒8-59秒6」というペースになった2016年は3連単4→3→1と内寄りの馬番が上位を占めた。〔表2〕

〔表2〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番〜8番 7-5-9-59 8.8% 15.0% 26.3%
9番〜17番 3-5-1-53 4.8% 12.9% 14.5%

前走がマイル以下だった馬は苦戦

京成杯はクラシックを見据えた馬が出走するレース。前走で1600メートル以下のレースを使われていた馬の成績はあまり振るわない。しかも近年はこの傾向がより顕著で、2014年を最後に前走1600メートル以下組は馬券に絡んでいない。軸馬は前走が芝1600メートルを超える距離のレースだった馬から選びたい。〔表3〕

〔表3〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1600m以下 1-1-0-21 4.3% 8.7% 8.7%
1600m超 9-9-10-91 7.6% 15.1% 23.5%

前走が新馬戦や1勝クラスだった馬が活躍

前走でオープン特別や重賞を使われていた馬よりも、前走で新馬戦を勝ち上がったばかりの馬や、1勝クラスで好走していた馬の好走率が高い。なかでも前走で芝1800メートル以上の新馬戦を勝っていた馬は〔3・1・3・10〕、芝1800メートル以上の1勝クラスで2着以内だった馬は〔4・2・2・8〕と好成績を残している。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
重賞 1-4-1-34 2.5% 12.5% 15.0%
オープン特別 1-0-1-12 7.1% 7.1% 14.3%
1勝クラス 4-2-3-32 9.8% 14.6% 22.0%
新馬 3-1-3-13 15.0% 20.0% 35.0%
未勝利 1-3-2-21 3.7% 14.8% 22.2%
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1800メートル以上を速い上がりで好走した馬が勝ちやすい

京成杯はしっかり折り合って鋭い脚を使える馬の優勝が多い。2015年以降の優勝馬は全て前走で1800メートル以上のレースを使われていたが、これら7頭は全てそのレースで5着以内(うち6頭は2着以内)、かつ上がり3ハロンタイム(推定)順位が4位以内(うち6頭は2位以内)となっていた。近年の優勝馬は、2019年がラスト2ハロン「10秒9−11秒1」という速い上がりの新馬戦を制したラストドラフト、2020年が同「11秒5−11秒5」の新馬戦を勝ったクリスタルブラック、そして2021年も同「11秒3−11秒5」の新馬戦を押し切ったグラティアスと、上がり勝負の新馬戦で鋭い末脚を披露して勝ち上がったばかりの馬となっている。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の前走の着順と上がり3ハロンタイム(推定)順位(過去7年)
年度 優勝馬 前走の着順と上がり3ハロンタイム(推定)順位
2015年 ベルーフ エリカ賞(2000m) 1着 1位
2016年 プロフェット 萩S(1800m) 5着 2位
2017年 コマノインパルス 葉牡丹賞(2000m) 2着 2位
2018年 ジェネラーレウーノ 葉牡丹賞(2000m) 1着 4位
2019年 ラストドラフト 新馬(1800m) 1着 2位
2020年 クリスタルブラック 新馬(1800m) 1着 1位
2021年 グラティアス 新馬(2000m) 1着 1位

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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