今週の注目レース

愛知杯(GⅢ)

中京競馬場 2000メートル(芝)ハンデ (牝) 4歳以上オープン

データ分析

毎年のように伏兵が台頭している牝馬限定のハンデキャップ重賞

牝馬限定競走となった2004年以降の愛知杯の優勝馬延べ17頭中10頭は単勝6番人気以下だった。また、3着以内馬延べ51頭で見ても、6番人気以下の馬が26頭と過半数を占めている。2013年には単勝オッズ43.7倍(12番人気)のフーラブライドが1着、同49.8倍(14番人気)のキャトルフィーユが2着、同45.3倍(13番人気)のコスモネモシンが3着となり、3連単が471万2080円の超高額配当となった。ハンデキャップ競走らしく波乱となることも少なくない一戦だ。今回は12月中旬に行われていた2011年から2014年(2015年は休止)を含む過去10回のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

大型馬は過信禁物

過去10回の3着以内馬延べ30頭中25頭は、前走の馬体重が480キログラム未満だった。一方、480キログラム以上だった馬は3着内率10.4%とやや苦戦している。大型馬は扱いに注意した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の馬体重別成績(過去10回)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
480kg未満 7-10-8-96 5.8% 14.0% 20.7%
480kg以上 3-0-2-43 6.3% 6.3% 10.4%

なお、単勝3番人気以内で3着以内に入った延べ9頭は、いずれも前走の馬体重が480キログラム未満だった。上位人気馬同士を比較する際は特に前走の馬体重を重視すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕単勝人気が3番人気以内だった馬の、前走の馬体重別成績(過去10回)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
480kg未満 4-2-3-12 19.0% 28.6% 42.9%
480kg以上 0-0-0-9 0% 0% 0%

基本的には前走好走馬が優勢

過去10回の3着以内馬延べ30頭中19頭は、前走の着順が5着以内だった。一方、6着以下だった馬は3着内率11.1%とやや苦戦している。波乱の決着が目立つレースではあるものの、前走好走馬を重視すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走の着順別成績(過去10回)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
5着以内 6-5-8-51 8.6% 15.7% 27.1%
6着以下 4-5-2-88 4.0% 9.1% 11.1%

なお、前走の着順が6着以下だった馬のうち、前走がエリザベス女王杯とターコイズS以外のレースだった馬は、3着内率が5.1%にとどまっている。さらに、2017年以降の過去5年に限ると〔0・0・0・33〕と全て4着以下に敗れている。前走がエリザベス女王杯とターコイズS以外だった馬は、前走の着順をより重視したいところだ。〔表4〕

〔表4〕前走の着順が6着以下だった馬の、前走別成績(過去10回)
前走 着度数 勝率 連対率 3着内率
エリザベス女王杯 2-2-1-20 8.0% 16.0% 20.0%
ターコイズS 1-2-0-12 6.7% 20.0% 20.0%
その他のレース 1-1-1-56 1.7% 3.4% 5.1%
  • 注記:ターコイズSにはオープン特別として行われた2014年以前を含む。

近年は前走との間隔もポイント

過去5年の3着以内馬延べ15頭中9頭は、前走との間隔が中4週以内だった。一方、中5週以上だった馬は3着内率12.2%とやや苦戦している。今年でいえば、前走が昨年12月中旬以降だった馬を重視したい。〔表5〕

〔表5〕前走との間隔別成績(過去5年)
前走との間隔 着度数 勝率 連対率 3着内率
中4週以内 3-3-3-23 9.4% 18.8% 28.1%
中5週以上 2-2-2-43 4.1% 8.2% 12.2%

なお、前走との間隔が中5週以上だった馬のうち、前走がJRAのGⅠ以外のレースだった馬は、3着内率が3.7%にとどまっている。秋華賞やエリザベス女王杯といったビッグレースから直行してきた馬でない限り、前走との間隔が中5週以上だった馬は過信禁物とみるべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走との間隔が中5週以上だった馬の、前走別成績(過去5年)
前走 着度数 勝率 連対率 3着内率
JRAのGⅠ 2-2-1-17 9.1% 18.2% 22.7%
その他のレース 0-0-1-26 0% 0% 3.7%

枠順を比較する際は馬場状態がカギ

2017年以降で馬場状態が良だった年(2018年、2019年、2021年)における枠番別成績を見ると、1枠から3枠の馬は3着内率が6.3%にとどまっている。〔表7〕

〔表7〕2017年以降で馬場状態が良だった年における、枠番別成績(2018年、2019年、2021年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1〜3枠 0-0-1-15 0% 0% 6.3%
4〜8枠 3-3-2-26 8.8% 17.6% 23.5%

一方、2017年以降で馬場状態が良以外だった年(2017年、2020年)における枠番別成績を見ると、1枠から3枠の馬は3着内率45.5%と非常に優秀な成績を収めている。当日の馬場状態によって枠順の評価を変えた方がよさそうだ。〔表8〕

(伊吹 雅也)

〔表8〕2017年以降で馬場状態が良以外だった年における、枠番別成績(2017年、2020年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1〜3枠 1-2-2-6 9.1% 27.3% 45.5%
4〜8枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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