今週の注目レース

チャンピオンズカップ(GⅠ)

中京競馬場 1800メートル(ダート)定量 3歳以上オープン

データ分析

チャンピオンの座を求めてダート界のトップクラスが集結

チャンピオンズCは2000年に東京・ダート2100メートルを舞台としたジャパンカップダートとして創設された。2008年から2013年まで阪神競馬場で行われた後、2014年に現在の名称に変更された上、中京競馬場・ダート1800メートルが舞台となった。2014年以降の優勝馬は7頭中6頭が同年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いている。JRA賞のタイトル争いを占う意味でも注目の一戦を、中京競馬場で行われた過去7年の結果から分析する。

伏兵馬が存在感示す

過去7年の単勝人気別成績を見ると、上位人気馬の好走率が低いということはなく、1番人気から3番人気の馬が連対できなかった年はないものの、3着までを3番人気以内の馬が占めた2019年のようなケースはまれ。それ以外の6回は8番人気以下の馬が馬券に絡んでおり、伏兵馬の台頭を視野に入れておくべきだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去7年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-3-0-3 14.3% 57.1% 57.1%
2番人気 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
3番人気 0-2-3-2 0% 28.6% 71.4%
4番人気 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
5番人気 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
6〜9番人気 2-2-1-23 7.1% 14.3% 17.9%
10番人気以下 1-0-2-43 2.2% 2.2% 6.5%

JRA・GⅠでの実績をチェック

JRAには現在、フェブラリーS、チャンピオンズCと2つのダートGⅠがあり、ともに左回りで行われている。そこで、過去7年の出走馬について、この2レースで5着以内に入った経験の有無別に成績を調べてみると、3着以内馬延べ21頭中11頭が経験ありの馬だった。低評価を覆して勝利を収めた2015年のサンビスタ(単勝12番人気)、2016年のサウンドトゥルー(同6番人気)、2017年のゴールドドリーム(同8番人気)もこれに該当しており、左回りのダートGⅠでの好走実績がポイントになりそうだ。〔表2〕

〔表2〕フェブラリーSまたはチャンピオンズCで5着以内に入った経験の有無別成績(過去7年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-2-4-31 11.9% 16.7% 26.2%
なし 2-5-3-57 3.0% 10.4% 14.9%

ちなみに、フェブラリーSまたはチャンピオンズCで5着以内に入った経験がなかったにもかかわらず優勝を果たした2018年のルヴァンスレーヴと2019年のクリソベリルは、JRAのダートGⅠ初出走となる3歳馬だった。この経験がなかった4歳以上の馬は勝ち切れていないことも覚えておきたい。〔表3〕

〔表3〕フェブラリーSまたはチャンピオンズCで5着以内に入った経験がなかった馬の年齢別成績(過去7年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 2-1-0-9 16.7% 25.0% 25.0%
4歳以上 0-4-3-48 0% 7.3% 12.7%

ダートの“GⅠ・JpnⅠウイナー”が強さを発揮

地方競馬も合わせれば現在は年に10レース以上のダートGⅠ・JpnⅠが行われており、過去7年の優勝馬はいずれもその勝利経験を持つ馬だった。3歳で優勝したルヴァンスレーヴとクリソベリルも地方競馬で行われたJpnⅠを勝っていたことから、ダートのGⅠ・JpnⅠを勝利しているかどうかもチェックした方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕ダートのGⅠ・JpnⅠにおいて優勝した経験の有無別成績(過去7年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-4-4-34 14.3% 22.4% 30.6%
なし 0-3-3-54 0% 5.0% 10.0%
  • 注記:海外のダートG1も含む

前走の距離に注目

過去7年の3着以内馬延べ21頭の前走を見ると、ダート1600メートルのレースに出走していた馬が最多の7頭となっている。なかでも前走がマイルチャンピオンシップ南部杯だった馬は〔2・2・1・4〕(3着内率55.6%)と活躍が顕著。また、JBCクラシックが今年と同じくダート2100メートルで行われた2016年(2016年は川崎競馬場、今年は金沢競馬場で開催)はサウンドトゥルー、アウォーディーとJBCクラシック組がワンツーフィニッシュを決めており、こちらもマークしておきたいところだ。〔表5〕

〔表5〕前走の距離別成績(過去7年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
ダート1600m 2-4-1-24 6.5% 19.4% 22.6%
ダート1800m 2-2-2-25 6.5% 12.9% 19.4%
ダート2000m 2-0-1-23 7.7% 7.7% 11.5%
ダート2100m 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
その他 0-0-3-12 0% 0% 20.0%
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優勝馬は前走に多数の共通点

〔表4〕で述べたように過去7年の優勝馬は、いずれもダートのGⅠ・JpnⅠを勝っていた。まずは実績面で候補を絞り込めそうだ。次に優勝馬の前走を見ると、全馬が地方競馬のレースに出走していた上、そのレースで単勝5番人気以内かつ5着以内だった点も共通している。臨戦過程からのアプローチも有効だろう。〔表6〕

(高那実 マヤ)

〔表6〕優勝馬の前走(過去7年)
年度 優勝馬 前走の競馬場 前走 前走の単勝人気 前走の着順
2014年 ホッコータルマエ 盛岡 JBCクラシック 4番人気 4着
2015年 サンビスタ 大井 JBCレディスクラシック 1番人気 2着
2016年 サウンドトゥルー 川崎 JBCクラシック 5番人気 3着
2017年 ゴールドドリーム 盛岡 マイルCS南部杯 2番人気 5着
2018年 ルヴァンスレーヴ 盛岡 マイルCS南部杯 2番人気 1着
2019年 クリソベリル 船橋 日本テレビ盃 1番人気 1着
2020年 チュウワウィザード 大井 JBCクラシック 3番人気 3着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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