今週の注目レース

スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)

中山競馬場 3600メートル(芝)別定 3歳以上オープン

データ分析

年末を彩る日本最長距離の平地重賞

JRAの平地最長距離となる芝3600メートルで争われる名物GⅡ。スタミナに長けたステイヤーたちがここを目標に参戦してくる。今回も過去10年のデータからレース傾向を探っていく。

キャリアの長いベテランジョッキーを狙え

今年は若手ジョッキーたちの活躍が目立っているが、過去10年のステイヤーズSに騎乗したJRA所属騎手の中で成績が良いのは、デビューから11年以上のキャリアのあるジョッキーたち。なかでも、3勝を挙げている横山典弘騎手など、中山を走り慣れている関東リーディング上位常連のベテランジョッキーの活躍が目立ち、「長距離戦は騎手」を地でいっている感がある。ちなみに、昨年以降のコロナ禍で外国人騎手の来日がないが、短期免許で来日した外国人騎手は過去10年で〔4・2・2・5〕(3着内率61.5%)という好成績。もし外国人騎手が短期免許で騎乗するようであれば、無視できない存在となるだろう。〔表1〕

〔表1〕JRA所属騎手のキャリア別成績(過去10年)
騎手のキャリア 成績 勝率 連対率 3着内率
10年以下 1-0-2-26 3.4% 3.4% 10.3%
11年〜20年 1-6-3-37 2.1% 14.9% 21.3%
21年以上 4-2-3-41 8.0% 12.0% 18.0%
  • 注記:C.ルメール騎手はJRAの通年免許取得後のみフランスでのデビュー年から起算して集計。地方競馬出身の騎手は地方競馬でのデビュー年から起算して集計。

前走で2400メートル以上の距離を使われていた馬が24連勝中

過去10年の優勝馬は全て前走で2400メートル以上の距離を使われていた。前走が2400メートル未満のレースだった馬が最後に優勝したのは1996年で、現在は前走が2400メートル以上だった馬が24年連続で優勝中である。3000メートルを超える距離のレースは年間通して数が少ないため、前走でより長い距離のレースに出走していた馬に分があるようだ。具体的に好相性となっているのは、芝2500メートルのアルゼンチン共和国杯〔6・0・5・36〕、芝2400メートルの京都大賞典〔1・3・1・8〕、芝2600メートルの丹頂S〔2・0・0・7〕といったレースだ。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
2400m未満 0-3-2-35 0% 7.5% 12.5%
2400m以上 10-7-8-74 10.1% 17.2% 25.3%

前走の着順はあまり気にする必要なし

一般的には、前走の着順が上位であるほど当該レースでの成績も良くなるものだが、ステイヤーズSに関しては前走で9着以内であれば勝負になる。2020年8番人気2着タガノディアマンテ(前走7着)、2019年6番人気1着モンドインテロ(前走8着)といった人気薄の好走もあるほか、前項でも触れたアルゼンチン共和国杯、京都大賞典、丹頂Sで6着から9着だった馬の好走例が多い。〔表3〕

〔表3〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着〜5着 4-6-6-23 10.3% 25.6% 41.0%
6着〜9着 4-2-2-22 13.3% 20.0% 26.7%
10着以下 2-2-2-64 2.9% 5.7% 8.6%

同年の天皇賞(春)の出走馬には要注意

ステイヤーズSと関連性が高いレースとして、JRA・GⅠ最長距離となる天皇賞(春)の名が挙げられる。2011年から2017年にかけて同年の天皇賞(春)出走馬が6勝と大活躍した。過去10年で見ても、同年の天皇賞(春)出走馬のステイヤーズSにおける成績は〔6・2・2・15〕で、勝率24.0%、3着内率40.0%と好走率も高い。直近3年は該当馬が3着以内に入っていないが、そろそろ好走があってもおかしくない。今年の天皇賞(春)に出走していた馬は、着順に関わらず要注意だ。〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕同年の天皇賞(春)に出走していたステイヤーズS3着以内馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 天皇賞(春)での着順
2011年 1着 マイネルキッツ 6着
3着 トウカイトリック 5着
2012年 1着 トウカイトリック 8着
2013年 1着 デスペラード 9着
2着 ユニバーサルバンク 13着
3着 トウカイトリック 11着
2014年 1着 デスペラード 17着
2016年 1着 アルバート 6着
2着 ファタモルガーナ 7着
2017年 1着 アルバート 5着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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