今週の注目レース

ジャパンカップ(GⅠ)

東京競馬場 2400メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

クラシックディスタンスのチャンピオンホース決定戦

1着賞金3億円をかけて東京競馬場の芝2400メートルで争われるチャンピオンレース。昨年は2018年の牝馬三冠馬アーモンドアイ、2020年のクラシック三冠馬コントレイル、同年の牝馬三冠馬デアリングタクトと、3頭の三冠馬が激突するという歴史に残るレースになった。今年の勝負の行方やいかに。過去10年のデータを中心に傾向を探ってみた。

天皇賞(秋)5番人気以内の馬に安定感

過去10年の優勝馬の前走の内訳は、天皇賞(秋)、秋華賞、京都大賞典の3つだけ。勝率が高いのは秋華賞組で、もし出走があるようなら要注意だ。前走がアルゼンチン共和国杯だった馬の成績は芳しくなく、オールカマーからの転戦馬もいまひとつ。また、最も好走馬の多い天皇賞(秋)組を絞り込む際には当時の単勝人気をチェックしたい。天皇賞(秋)で5番人気以内に支持されていた馬は〔6・0・6・13〕という成績で、3着内率が48.0%とかなり高くなっている。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
天皇賞(秋) 6-3-8-38 10.9% 16.4% 30.9%
秋華賞 2-1-1-2 33.3% 50.0% 66.7%
京都大賞典 2-1-0-15 11.1% 16.7% 16.7%
凱旋門賞 0-2-0-6 0% 25.0% 25.0%
菊花賞 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
アルゼンチン共和国杯 0-0-1-18 0% 0% 5.3%
オールカマー 0-0-0-5 0% 0% 0%
その他のレース 0-2-0-46 0% 4.2% 4.2%

枠番がかなり重要

日本ダービーで内枠に入った馬の活躍が近年注目されているが、同じコースで行われるジャパンカップも内枠優勢の傾向が出ている。過去10年で1枠の3着内率が52.9%に達している点は特筆すべきであろう。内枠同士の決着も多く、2020年は枠連2-4、2019年は同1-3、2017年は同1-1で決着している。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 4-3-2-8 23.5% 41.2% 52.9%
2枠 2-0-2-15 10.5% 10.5% 21.1%
3枠 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%
4枠 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
5枠 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
6枠 0-1-0-19 0% 5.0% 5.0%
7枠 1-0-3-18 4.5% 4.5% 18.2%
8枠 1-2-1-22 3.8% 11.5% 15.4%

同年に4勝以上挙げている馬が有力

過去10年のジャパンカップでは、同年にJRAで4勝以上を挙げていた馬の成績が良く、3着内率は83.3%を記録している。もしも同年に4勝以上挙げている馬が出走するようなら信頼したい。なお、同年にJRAで0勝の馬も好走例が多く、その中でも同年のJRAのGⅠで2着、3着に惜敗した経験のあった馬は、〔4・1・1・9〕(3着内率40.0%)と侮れない数字になっている。〔表3〕

〔表3〕同年のJRAでの勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
4勝以上 2-1-2-1 33.3% 50.0% 83.3%
3勝 0-2-1-11 0% 14.3% 21.4%
2勝 2-2-3-18 8.0% 16.0% 28.0%
1勝 1-2-1-32 2.8% 8.3% 11.1%
0勝 5-3-3-42 9.4% 15.1% 20.8%
  • 注記:同年にJRA不出走の馬を除く

同年のGⅠ勝ち馬に注目

ジャパンカップはチャンピオンレース。やはり同年のJRAのGⅠを優勝していた馬の活躍が目立つ。2016年にキタサンブラック、2018年と2020年にアーモンドアイが優勝するなど、2015年以降は該当馬の出走がなかった2019年除いて、同年にGⅠを勝っていた馬が毎年3着以内に入っている。〔表4〕

〔表4〕同年のGⅠ優勝馬の出走頭数と成績(過去6年)
年度 出走頭数 成績(3着以内のみ)
2015年 3頭 ラブリーデイ3着
2016年 2頭 キタサンブラック1着
2017年 4頭 レイデオロ2着、キタサンブラック3着
2018年 2頭 アーモンドアイ1着、スワーヴリチャード3着
2019年 出走なし -
2020年 3頭 アーモンドアイ1着、コントレイル2着、デアリングタクト3着
ウインファイブ対象レース
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3歳GⅠで好走経験がある5歳以下の馬に勝機

1990年以降に6歳以上でジャパンカップを優勝した馬は1頭だけ。データ的には5歳以下の馬が優勝する確率が高いと考えていいだろう。また、近年のジャパンカップでは3歳時から活躍した馬の優勝が目立っており、過去10年の優勝馬には3歳GⅠを制した経験のある馬が延べ8頭いる。年齢が5歳以下、かつ3歳GⅠで優勝実績のある馬から絞り込んでみたい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の年齢と主な3歳GⅠ実績
年度 優勝馬 年齢 主な3歳GⅠ実績
2011年 ブエナビスタ 5歳 桜花賞1着、オークス1着
2012年 ジェンティルドンナ 3歳 牝馬三冠
2013年 ジェンティルドンナ 4歳 牝馬三冠
2014年 エピファネイア 4歳 菊花賞1着
2015年 ショウナンパンドラ 4歳 秋華賞1着
2016年 キタサンブラック 4歳 菊花賞1着
2017年 シュヴァルグラン 5歳 不出走
2018年 アーモンドアイ 3歳 牝馬三冠
2019年 スワーヴリチャード 5歳 日本ダービー2着
2020年 アーモンドアイ 5歳 牝馬三冠

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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