今週の注目レース

富士ステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)別定 3歳以上オープン

データ分析

秋のマイル王者へと夢つなぐ一戦

マイルチャンピオンシップの前哨戦として強豪マイラーが集うこのレースは、昨年GⅡに格上げされた。過去10年の勝ち馬はいずれも単勝5番人気以内で、年齢は5歳以下となっている。他にどのようなレース傾向があるのか、過去10年の結果から、好走馬に共通するポイントを探ってみた。

前走GⅠ・GⅡ組が優勢

前走別成績を見ると、GⅠとGⅡに出走していた馬の3着内率が高くなっている。GⅡに格上げされた昨年は、前走がGⅠだった馬が3頭、GⅡだった馬が1頭出走して、前走がGⅠだった馬が1着と2着に入った。前走で格の高いレースに出走していた馬を重視するのがよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 3-3-2-20 10.7% 21.4% 28.6%
GⅡ 3-0-3-11 17.6% 17.6% 35.3%
GⅢ 3-7-2-55 4.5% 14.9% 17.9%
オープン特別 1-0-2-29 3.1% 3.1% 9.4%
3勝クラス 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
その他のレース 0-0-0-5 0% 0% 0%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む

同年春の芝マイルGⅠ出走歴をチェック

上半期に行われる芝マイルGⅠのうち、3歳牝馬限定の桜花賞を除く3レース(安田記念、ヴィクトリアマイル、NHKマイルC)への出走経験別に成績を調べると、経験ありの馬となしの馬は共に1着から3着の回数が5回で同数になっている。ただし、出走頭数では両者に倍近くの差があるため、経験ありの馬の方が好走率が高くなっている。3着以内の頭数は互角だが、1頭1頭を比較する際は上半期に前記のGⅠに出走していた馬を狙ってみるのもよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕同年の安田記念・ヴィクトリアマイル・NHKマイルCへの出走経験別成績(過去10年)
出走経験 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-5-38 9.4% 18.9% 28.3%
なし 5-5-5-88 4.9% 9.7% 14.6%

近走の左回り芝重賞での着順に注目

過去10年の出走馬について、過去3走におけるJRAの左回りコースで行われた芝重賞での最高着順別に成績をまとめると、6着以内に入っていた馬が3着以内馬延べ30頭のうち、優勝馬9頭を含む22頭を占めている。好走率でも6着以内に入っていた馬が上位となっており、近走で富士Sと同じ左回りの芝重賞を好走していた馬には注目しておきたい。〔表3〕

(河野 道夫)

〔表3〕過去3走におけるJRAの左回りコースで行われた芝重賞での最高着順別成績(過去10年)
最高着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 2-2-0-9 15.4% 30.8% 30.8%
2着 2-2-1-8 15.4% 30.8% 38.5%
3着 2-0-2-12 12.5% 12.5% 25.0%
4着 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
5着 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
6着 1-1-2-7 9.1% 18.2% 36.4%
7〜9着 0-1-0-13 0% 7.1% 7.1%
10着以下 0-2-0-25 0% 7.4% 7.4%
該当レース出走なし 1-1-3-37 2.4% 4.8% 11.9%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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