今週の注目レース

関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

中京競馬場 2000メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

データ分析

秋華賞を見据えて春の実績馬と夏の上がり馬が激突

3着までに入った馬に秋華賞の優先出走権が与えられるトライアルレース。本来は阪神・芝1800メートルで行われるが、京都競馬場の改修工事に伴う開催日程の変更により、昨年に続き今年も中京・芝2000メートルで行われる。コースの違いはあるものの、開催時期に変化はないので、傾向がガラリと変わることもないはず。今回は過去10年の結果から傾向を探ってみたい。

やはり前走オークス組が中心

前走別成績を見ると、春のGⅠから休養明け初戦で出走してきた馬が8勝と好成績を残している。その大半はオークス組で、その成績は〔8・4・2・36〕(3着内率28.0%)、さらにオークスで5着以内だった馬に限ると〔7・2・2・7〕(3着内率61.1%)と好走率は一気に上がる。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 8-4-2-47 13.1% 19.7% 23.0%
GⅡ 0-1-0-2 0% 33.3% 33.3%
GⅢ 0-0-0-4 0% 0% 0%
オープン特別 0-0-0-3 0% 0% 0%
3勝クラス 0-0-0-2 0% 0% 0%
2勝クラス 0-1-6-20 0% 3.7% 25.9%
1勝クラス 2-3-2-35 4.8% 11.9% 16.7%
未勝利 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
地方競馬のレース 0-0-0-7 0% 0% 0%

キャリア5、6戦の馬が7勝

出走馬のキャリアを調べてみると、キャリア5戦か6戦で当レースに出走してきた馬が7勝を挙げており、好走率も高くなっている。キャリアが少ない馬(4戦以下)や多い馬(9戦以上)は、データ的にはやや減点となる。〔表2〕

〔表2〕キャリア別成績(過去10年)
キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4戦以下 1-1-0-15 5.9% 11.8% 11.8%
5、6戦 7-6-2-42 12.3% 22.8% 26.3%
7、8戦 2-1-4-34 4.9% 7.3% 17.1%
9戦以上 0-2-4-33 0% 5.1% 15.4%

大型馬はやや不振

過去10年のローズSでは大型馬が不振で、馬体重480キログラム以上で好走したのは昨年の優勝馬リアアメリア(488キログラム)しかおらず、2016年11着のジュエラー(504キログラム、2番人気)、2017年6着のファンディーナ(526キログラム、1番人気)、同7着のモズカッチャン(482キログラム、2番人気)などが上位人気の支持に応えることができなかった。〔表3〕

〔表3〕馬体重別成績(過去10年)
馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
439kg以下 3-2-3-31 7.7% 12.8% 20.5%
440kg〜479kg 6-8-7-73 6.4% 14.9% 22.3%
480kg以上 1-0-0-20 4.8% 4.8% 4.8%

ディープインパクト産駒が他を圧倒

過去10年の種牡馬別成績を見ると、ディープインパクト産駒が7勝と大活躍。2018年には3着以内を独占するなど、現在は3連勝中である。たしかに産駒の出走頭数は多いが、それを加味しても無視できないデータであろう。今年も昨年に続いて中京・芝2000メートルで行われるが、昨年は勝ったリアアメリアだけでなく、3着にも同産駒のオーマイダーリンが入っており、コース替わりによる傾向の変化を気にする必要はなさそうだ。〔表4〕

〔表4〕種牡馬別成績(過去10年・出走頭数5頭以上)
種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 7-4-4-27 16.7% 26.2% 35.7%
ハーツクライ 1-0-2-11 7.1% 7.1% 21.4%
キングカメハメハ 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%
ステイゴールド 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
ゼンノロブロイ 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
ダイワメジャー 0-0-0-10 0% 0% 0%
マンハッタンカフェ 0-0-0-6 0% 0% 0%
ハービンジャー 0-0-0-6 0% 0% 0%
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重賞勝ちの実績がほしい

先ほども説明したようにローズSはオークス以来となる馬が強い重賞。しかし、オークス出走馬が多数出走するレースなので絞り切るのも難しい。そこで参考にしたいのが重賞の優勝経験。過去10年の優勝馬10頭のうち8頭が既に重賞勝ちの実績がある馬だった。前走で1勝クラスを勝った直後のタッチングスピーチ(2015年)やラビットラン(2017年)の優勝例もあるが、勝ち馬を予想するのであれば、オークス出走経験があり、重賞勝ちの実績を持つ馬が有力だろう。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の重賞タイトル・オークスでの着順(過去10年)
年次 優勝馬 重賞タイトル オークスでの着順
2011年 ホエールキャプチャ クイーンC 3着
2012年 ジェンティルドンナ オークスほか 1着
2013年 デニムアンドルビー フローラS 3着
2014年 ヌーヴォレコルト オークス 1着
2015年 タッチングスピーチ なし 不出走
2016年 シンハライト オークスほか 1着
2017年 ラビットラン なし 不出走
2018年 カンタービレ フラワーC 13着
2019年 ダノンファンタジー 阪神JFほか 5着
2020年 リアアメリア アルテミスS 4着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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