今週の注目レース

小倉2歳ステークス(GⅢ)

小倉競馬場 1200メートル(芝)馬齢 2歳オープン

データ分析

夏の小倉開催のフィナーレを飾る2歳重賞

小倉2歳Sはほぼ毎年のようにハイペースになるため、ある程度の先行力とスピードの持続力が問われるレースになりやすい。基本的には上位人気馬が強いが、2014年には単勝万馬券(勝ち馬オーミアリス、120.2倍)が飛び出したこともあり一筋縄ではいかないイメージがある一戦だ。そんな夏の小倉開催を締めくくる2歳重賞の傾向を、過去10年のデータから探ってみた。

2勝馬と1戦1勝馬が活躍

勝利数別の成績を見ると群を抜いて2勝馬の好走率が高い。2勝馬が出走していない年もあるが、出走しているようなら軽視はできない。1勝馬では、1戦の馬と、2戦以上している馬では、好走率に開きがある。馬券の軸は2勝馬や1戦1勝馬の中から選ぶようにしたい。〔表1〕

〔表1〕通算勝利数別成績(過去10年)
通算勝利数 着別度数 勝率 連対率 複勝率
2勝 2-1-1-4 25.0% 37.5% 50.0%
1勝(キャリア1戦) 6-5-7-47 9.2% 16.9% 27.7%
1勝(キャリア2戦以上) 2-4-2-65 2.7% 8.2% 11.0%
0勝 0-0-0-1 0% 0% 0%

余裕を持ったローテーションで臨んできた馬が狙い目

過去10年の出走馬のレース間隔別成績を調べると、連闘、中1週、中2週で出走してきた馬の成績はいまひとつ。好走例が多いのは中3週以上の間隔を空けていた馬だ。今年も余裕を持ったローテーションで臨んできた馬に注目だ。〔表2〕

〔表2〕レース間隔別成績(過去10年)
間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率
連闘 0-1-1-17 0% 5.3% 10.5%
中1週 1-1-1-16 5.3% 10.5% 15.8%
中2週 2-2-0-42 4.3% 8.7% 8.7%
中3週以上 7-6-8-42 11.1% 20.6% 33.3%

外枠はやや不振、狙いたいのは内から真ん中付近の偶数馬番

過去10年で11番より外の馬番で優勝したのは2017年のアサクサゲンキ(17番)だけ。11番から外の馬番となった1番人気馬が全て2着以下と勝ち切れていない点からも、距離ロスを被りやすい外枠はやや割り引いて考える必要がありそうだ。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(過去10年)
馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番〜10番 9-5-8-77 9.1% 14.1% 22.2%
11番〜18番 1-5-2-40 2.1% 12.5% 16.7%

また、1番から10番の中でも、偶数馬番(2番、4番、6番、8番、10番)の方が優勝馬が多く好走率も高くなっている。偶数馬番はゲート入れの順番が後の方になるため、キャリアの浅い若駒にとって、ゲート内で待たされる時間が少なくなることが好結果につながっている可能性もありそうだ。〔表4〕

〔表4〕馬番が1番から10番だった馬の馬番別成績(過去10年)
馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
奇数馬番 3-3-3-40 6.1% 12.2% 18.4%
偶数馬番 6-2-5-37 12.0% 16.0% 26.0%

武豊騎手が驚異の3着内率

過去10年間で小倉2歳Sの優勝経験があるジョッキーは5人しかいない。つまり複数回勝っている騎手がいることになるのだが、その中でも武豊騎手が8回出走して〔3・3・1・1〕の好成績。3着内率は87.5%と驚異的な数値になっている。小倉が地元の浜中俊騎手のほか、和田竜二騎手、国分優作騎手も複数回勝利している。武豊騎手を筆頭に、結果を残しているジョッキーが騎乗する馬は評価を上げるようにしたい。〔表5〕

〔表5〕主な騎手別成績(過去10年)
騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
武豊 3-3-1-1 37.5% 75.0% 87.5%
和田竜二 2-1-1-4 25.0% 37.5% 50.0%
浜中俊 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
国分優作 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
岩田康誠 1-0-0-0 100% 100% 100%
ウインファイブ対象レース
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前走で先行して速い上がりを使っていた馬に要注目

過去10年の優勝馬全てに共通しているのが、前走で4コーナーを3番手以内で通過してメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイム(推定)を記録していた点だ。小回りコースの短距離戦である小倉2歳Sはある程度の先行力があり、なおかつ最後までスピードを持続できるようなタイプでなければ勝ち切るのが難しいようである。〔表6〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕優勝馬の前走の4コーナー通過順、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位(過去10年)
年次 優勝馬 前走の4コーナー通過順 前走の上がり3Fタイム(推定)順位
2011年 エピセアローム 先頭 1位
2012年 マイネルエテルネル 先頭 2位
2013年 ホウライアキコ 先頭 1位
2014年 オーミアリス 3番手 2位
2015年 シュウジ 先頭 2位
2016年 レーヌミノル 3番手 2位
2017年 アサクサゲンキ 先頭 1位
2018年 ファンタジスト 2番手 3位
2019年 マイネルグリット 3番手 2位
2020年 メイケイエール 3番手 2位

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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