今週の注目レース

札幌記念(GⅡ)

札幌競馬場 2000メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

秋の大舞台を見据える実力馬が激突

札幌記念は夏場の重賞には珍しい定量戦ということもあり、毎年のように春のGⅠで上位を争った馬が参戦してくる。実力馬が集うこのGⅡを制した馬は、秋のGⅠでも好走するケースが多く、昨年の優勝馬ノームコアは12月の香港Cで海外G1制覇を果たしている。来るべき秋のGⅠに向けて見逃せない一戦について、函館競馬場で行われた2013年を含めた過去10年の結果を分析する。

牝馬に注目

冒頭で触れたノームコアは牝馬で、昨年は3着にも牝馬のラッキーライラックが入った。そこで過去10年の性別成績を見てみると、牝馬は牡・せん馬の2割強という出走頭数ながら3勝を挙げ、3着内率では牡・せん馬を上回っている。中でも単勝4番人気以内に推された牝馬は〔3・0・3・3〕(3着内率66.7%)と優秀な成績を収めており、上位人気に支持されている牝馬がいれば高く評価すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕性別成績(過去10年)
成績 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 7-10-6-94 6.0% 14.5% 19.7%
3-0-4-19 11.5% 11.5% 26.9%

JRA・GⅠの優勝馬が活躍

前述のノームコアとラッキーライラックはJRA・GⅠの優勝馬でもあり、過去10年の3着以内馬は延べ30頭中13頭がJRA・GⅠの優勝経験を持つ馬だった。特にここ3年は該当馬が〔2・2・3・2〕(3着内率77.8%)と顕著な活躍を見せており、近年の傾向を重視するのであれば、JRA・GⅠの優勝馬を中心に予想を組み立てたいところだ。〔表2〕

〔表2〕JRA・GⅠにおける優勝経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-4-6-13 11.5% 26.9% 50.0%
なし 7-6-4-100 6.0% 11.1% 14.5%

GⅠ組とGⅢ組が中心

過去10年の前走別成績を見ていくと、3着以内馬延べ30頭中16頭は前走がGⅠだった。GⅠから臨んだ馬が単勝2番人気以内に支持されたケースは〔4・3・5・5〕(3着内率70.6%)と3着内率が非常に高く、軸馬には最適といえそうだ。なお、前走がGⅢだった馬は函館記念からの臨戦馬が〔3・3・2・32〕と大半を占めている。こちらは3着以内に入った8頭中6頭が5番人気以下と、単勝人気が低かったとしても侮れない面があることは覚えておいて損はないだろう。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-5-7-23 10.3% 23.1% 41.0%
GⅡ 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
GⅢ 5-3-2-48 8.6% 13.8% 17.2%
海外G1 0-1-1-7 0% 11.1% 22.2%
その他 0-0-0-26 0% 0% 0%
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年齢と所属をチェック

過去10年の札幌記念では7歳以上の馬の優勝は無く、3歳馬の優勝も2014年のハープスターの1勝にとどまっている。2015年以降の優勝馬は4歳から6歳の馬に限られるうえ、6頭中5頭は美浦所属馬と近年は所属にも偏りが見られる。年齢と所属は勝ち馬を絞り込む際の重要なポイントになりそうだ。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕優勝馬の年齢と所属(過去6年)
年度 優勝馬 年齢 所属
2015年 ディサイファ 6歳 美浦
2016年 ネオリアリズム 5歳 美浦
2017年 サクラアンプルール 6歳 美浦
2018年 サングレーザー 4歳 栗東
2019年 ブラストワンピース 4歳 美浦
2020年 ノームコア 5歳 美浦

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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