今週の注目レース

アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

新潟競馬場 1000メートル(芝・直線)別定 3歳以上オープン

データ分析

8年連続で単勝1番人気馬が連対を果たしている夏の名物重賞

過去10年のアイビスサマーダッシュの優勝馬延べ10頭中7頭は、単勝1番人気馬だった。昨年は2番人気のジョーカナチャンが優勝して、1番人気のライオンボスがアタマ差の2着という順当な決着で、馬連の配当は870円だった。ちなみに、1番人気の支持を集めながら3着以下に敗れたのは、2012年のビウイッチアス(10着)が最後である。今年も前評判の高い馬が期待に応えるのだろうか、それとも意外な伏兵馬が高額配当をもたらすのだろうか。今回は過去10年の結果から、レースのポイントを分析してみたい。

前走が芝短距離以外のレースだった馬は苦戦

過去10年の3着以内馬延べ30頭中29頭は、前走が「芝・1200メートル以下のレース」だった。一方、「それ以外のレース」だった馬は3着内率4.3%と苦戦している。前走でダートのレースや芝・1200メートル超のレースを使われていた馬は割り引きが必要だ。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去10年)
前走 着度数 勝率 連対率 3着内率
芝・1200メートル以下のレース 9-10-10-107 6.6% 14.0% 21.3%
それ以外のレース 1-0-0-22 4.3% 4.3% 4.3%

前走好走馬と外寄りの枠に入った馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前走の着順が「4着以内」だった。該当馬は3着内率も37.1%と優秀な水準に達している。基本的には前走好走馬が強いレースといえるだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
4着以内 8-8-7-39 12.9% 25.8% 37.1%
5着以下 2-2-3-90 2.1% 4.1% 7.2%

なお、前走の着順が「5着以下」だった馬のうち、「1枠から6枠」に入った馬は3着内率1.4%とより苦戦している。ちなみに、2015年以降の過去6年に限ると、前走の着順が4着以下、かつ当レースでの枠番が1枠から7枠だった馬は〔0・0・0・54〕で3着以内に入った馬がいない。直近のレースで上位に食い込めず、外枠にならなかった馬は過信禁物とみておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の着順が「5着以下」だった馬の枠番別成績(過去10年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1枠〜6枠 0-0-1-69 0% 0% 1.4%
7枠、8枠 2-2-2-21 7.4% 14.8% 22.2%

6歳以上馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、年齢が「5歳以下」だった。一方、「6歳以上」だった馬は3着内率7.1%と苦戦している。6歳以上の馬は評価を下げた方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕年齢別成績(過去10年)
年齢 着度数 勝率 連対率 3着内率
5歳以下 8-10-6-51 10.7% 24.0% 32.0%
6歳以上 2-0-4-78 2.4% 2.4% 7.1%

なお、年齢が「6歳以上」だった馬で3着以内に入った6頭は、いずれも前走の着順が「4着以内」だった。前走が5着以下だった6歳以上の馬は、上位に食い込む可能性が低いとみるべきだろう。〔表5〕

〔表5〕「6歳以上」馬の前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
4着以内 2-0-4-16 9.1% 9.1% 27.3%
5着以下 0-0-0-62 0% 0% 0%

牝馬に注目

過去6年の3着以内馬延べ18頭中11頭は牝馬だった。近年の傾向を重視するならば、牝馬を高く評価したい。〔表6〕

〔表6〕性別成績(過去6年)
着度数 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 2-3-2-45 3.8% 9.6% 13.5%
4-3-4-33 9.1% 15.9% 25.0%

なお、牡・せん馬で3着以内に入った7頭は、いずれも枠番が「6枠から8枠」だった。枠順が外枠にならなかった牡・せん馬は、苦戦する可能性が高いとみておきたいところだ。〔表7〕

〔表7〕牡・せん馬の枠番別成績(過去6年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1枠〜5枠 0-0-0-28 0% 0% 0%
6枠〜8枠 2-3-2-17 8.3% 20.8% 29.2%
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コース実績を素直に評価したい

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも“前年以降、かつ新潟・芝直線1000メートルのレース”において1着となった経験のある馬だった。また、同期間でこの経験を有していた馬の成績は〔5・3・2・16〕(3着内率38.5%)と3着内率も高い。今年でいえば、2020年以降にこのコースで優勝実績があるかどうかが重要なポイントとなるだろう。〔表8〕

(伊吹 雅也)

〔表8〕優勝馬の“前年以降、かつ新潟・芝直線1000メートルのレース”における最高着順(過去5年)
年次 優勝馬 “前年以降、かつ新潟・芝直線1000mのレース”における最高着順
2016年 ベルカント 1着(2015年アイビスサマーダッシュ)
2017年 ラインミーティア 1着(2017年邁進特別)
2018年 ダイメイプリンセス 1着(2018年韋駄天Sほか)
2019年 ライオンボス 1着(2019年韋駄天Sほか)
2020年 ジョーカナチャン 1着(2019年駿風S)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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