今週の注目レース

マーメイドステークス(GⅢ)

阪神競馬場 2000メートル(芝)ハンデ (牝) 3歳以上オープン

データ分析

波乱決着が多い牝馬限定のハンデ重賞

トップホースが安田記念や宝塚記念を目指すため出走馬の力量差が小さくなりやすく、ハンデ戦ということもあって混戦模様になりやすい。結果も波乱気味で、過去10年で1番人気はわずかに2勝、それに対して6番人気以下の馬が6勝を挙げている。今年も波乱になるのか、それとも堅くおさまるのか。過去10年のデータから傾向を探ってみた。

単勝10倍台の馬が穴をあける

過去10年の単勝オッズ別成績で妙味を感じるのは単勝オッズ10倍台の馬。ここ3年は、2018年のアンドリエッテ(10番人気、17.1倍)、2019年のサラス(7番人気、14.2倍)、2020年のサマーセント(7番人気、14.7倍)と、単勝10倍台の馬が3連勝している。荒れる重賞として知られているが、単勝30倍以上の馬の好走例が意外に少ないことも覚えておきたい。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.0倍〜4.9倍 2-2-2-6 16.7% 33.3% 50.0%
5.0倍〜9.9倍 2-1-4-28 5.7% 8.6% 20.0%
10.0倍〜19.9倍 6-4-1-29 15.0% 25.0% 27.5%
20.0倍〜29.9倍 0-2-2-14 0% 11.1% 22.2%
30倍以上 0-1-1-37 0% 2.6% 5.1%

軽ハンデの4歳馬か、ある程度のハンデを課された5歳馬が中心

年齢別成績では、4歳馬と5歳馬の活躍が目立つ。4歳馬の場合はハンデ53キログラム以下で出走した馬の好走率が高く、5歳馬は54キログラム以上を背負った馬の好走率が高い。その逆パターン(4歳馬の54キログラム以上、5歳馬の53キログラム以下)だった馬は、2019年に4着に敗れたセンテリュオや、2018年6着のレイホーロマンスなど、1番人気で4着以下に敗れるケースがみられた。〔表2〕

〔表2〕年齢・斤量別成績(過去10年)
年齢・斤量 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
4歳・53kg以下 4-2-1-19 15.4% 23.1% 26.9%
4歳・54kg以上 0-0-2-12 0% 0% 14.3%
5歳・53kg以下 2-4-2-39 4.3% 12.8% 17.0%
5歳・54kg以上 3-3-3-16 12.0% 24.0% 36.0%
6歳以上 1-1-2-25 3.4% 6.9% 13.8%

格上挑戦や昇級初戦でも十分に通用する

混戦模様になりやすいマーメイドSは、前走で3勝クラスや2勝クラスを走っていた馬でも十分に通用する。逆に、前走で重賞を走っていた馬の成績はそこまで優秀ではなく、2011年1着のフミノイマージンを最後に優勝馬が出ていない。また、前走がGⅠだった馬は過去10年で〔0・1・2・10〕と13戦0勝。前走の格を気にする必要はなさそうだ。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
重賞 1-3-6-37 2.1% 8.5% 21.3%
オープン特別 2-2-1-11 12.5% 25.0% 31.3%
3勝 6-2-2-50 10.0% 13.3% 16.7%
2勝 1-3-1-15 5.0% 20.0% 25.0%
1勝 0-0-0-1 0% 0% 0%
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トレンドは前走3勝クラスで好走していた馬

近年は格上挑戦や昇級初戦の馬の台頭がますます目立ってきている。2014年以降、2017年を除く6年で、前走が3勝クラスだった馬が優勝している。なお、前走で3勝クラスを勝っている必要はなく、勝ち馬とのタイム差が0.5秒以内であれば問題なし。勝ち馬を予想する際は、「前走3勝クラスで1着、もしくは勝ち馬と0.5秒以内」という条件も参考にしてみたい。〔表4〕

(姫園 淀仁)

〔表4〕優勝馬の前走、着順、勝ち馬とのタイム差(過去7年)
優勝馬 前走 着順 勝ち馬とのタイム差
2014年 ディアデラマドレ 3勝クラス 2着 タイム差なし
2015年 シャトーブランシュ 3勝クラス 4着 0.5秒
2016年 リラヴァティ 3勝クラス 1着 -
2017年 マキシムドパリ オープン特別 13着 0.6秒
2018年 アンドリエッテ 3勝クラス 3着 0.4秒
2019年 サラス 3勝クラス 3着 0.3秒
2020年 サマーセント 3勝クラス 3着 0.2秒

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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