今週の注目レース

葵ステークス(新設重賞)

中京競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳オープン

データ分析

短距離界へ新たな風を吹き込む3歳重賞

葵Sは重賞に格上げされて4年目を迎える。過去2年の勝ち馬は、同年秋のスプリンターズSに出走するなど、夏以降のスプリント戦線に新たな風を吹き込んでいる。今年は京都競馬場整備工事の影響で中京競馬場に舞台を変えて行われるが、オープン特別として行われた2011年から2017年を含めた過去10年の結果を元に、レースの傾向を分析する。

下位人気馬も軽視は禁物

オープン特別時代も含めた過去10年の単勝人気別成績を見ると、6番人気以下の馬が3着以内に16頭入っており、下位人気馬の好走が多い一戦となっている。10番人気以下の馬の優勝はないが、重賞となった過去3回のうち2018年は9番人気馬が優勝し、2019年と2020年は10番人気以下の馬が2着に入っている。ただし、1番人気馬も4勝を挙げ、ここ2年は連勝中と、上位人気馬の好走が極端に少ないわけではない。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-1-0-5 40.0% 50.0% 50.0%
2番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
3番人気 0-0-0-10 0% 0% 0%
4番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
5番人気 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
6番人気〜9番人気 3-3-2-32 7.5% 15.0% 20.0%
10番人気以下 0-4-4-49 0% 7.0% 14.0%
  • 注記:2018年は2着同着

前走で先行していた馬が優勢

オープン特別時代も含めた過去10年の前走の4コーナーの通過順別成績では、前走の4コーナーを1番手から3番手で通過していた馬が最多の6勝、10番手以下だった馬が3勝を挙げている。ただし、10番手以下組は2着と3着がなく、連対率と3着内率は前方で通過した組が高くなっている。〔表2〕

〔表2〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
1番手〜3番手 6-6-3-48 9.5% 19.0% 23.8%
4番手〜9番手 1-5-6-42 1.9% 11.1% 22.2%
10番手以下 3-0-0-23 11.5% 11.5% 11.5%
  • 注記:2018年は2着同着
  • 注記:前走が直線コースだった馬、地方競馬だった馬を除く

今年は中京・芝1200メートルで行われるため、中京競馬場がリニューアルされた2012年以降に同コースで行われたレースにおける前走の4コーナー通過順別成績を調べてみた。すると、こちらも前方で通過した組ほど好走率が高くなっている。コース的にも前走で先行していた馬が狙い目といえるだろう。〔表3〕

〔表3〕中京・芝1200メートル戦での前走の4コーナー通過順別成績(2012年から2021年3月28日)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
1番手〜3番手 72-58-51-616 9.0% 16.3% 22.7%
4番手〜9番手 70-80-80-942 6.0% 12.8% 19.6%
10番手以下 36-43-48-757 4.1% 8.9% 14.4%
  • 注記:前走が直線コースだった馬、競走を中止していた馬、地方・海外だった馬を除く

1200メートル戦での勝利数に注目

過去10年の出走馬について、1200メートル戦での勝利数を調べると、芝・ダート関係なく1200メートル戦で2勝以上を挙げていた馬が好走率で上位となっている。重賞に格上げされた過去3年でも、勝ち馬はいずれも1200メートル戦で2勝以上挙げていた馬で、その3頭ともオープンクラスの芝1200メートル戦を勝利していた。1200メートル戦での実績を調べることで、ある程度狙いが絞れてきそうだ。〔表4〕

(河野 道夫)

〔表4〕1200メートル戦の勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
3勝以上 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
2勝 6-6-6-50 8.8% 17.6% 26.5%
1勝 1-4-3-47 1.8% 9.1% 14.5%
0勝 2-1-0-18 9.5% 14.3% 14.3%
  • 注記:2018年は2着同着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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