今週の注目レース

京王杯スプリングカップ(GⅡ)

東京競馬場 1400メートル(芝)別定 4歳以上オープン

データ分析

過去10年の優勝馬から6頭のGⅠウイナーが誕生している注目の一戦

京王杯スプリングCは芝1400メートルという距離の特性上、芝1600メートル路線の馬だけでなく、芝1200メートル路線を主戦場としている馬の参戦も見られ、過去10年の優勝馬のうち6頭が後に芝1200メートルまたは芝1600メートルのJRA・GⅠを制している。スプリント路線とマイル路線の今後を占う上でも見逃せない一戦について、過去10年の結果からレースの傾向を分析していく。

2番人気の安定感に注目

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気は優勝するか7着以下に敗れるかという極端な成績で、過信禁物と言わざるを得ない。一方、2番人気は2014年から7年連続で3着以内に入っており、3着内率は80.0%に達している。3着以内馬延べ30頭中20頭が5番人気以内と、上位人気馬中心の傾向にはあるのだが、2012年に10番人気以下の馬が2着と3着に入って3連単179万4700円の高配当をもたらした例もあり、伏兵の台頭に注意を払うべきだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
2番人気 2-2-4-2 20.0% 40.0% 80.0%
3番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4番人気 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
5番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
6番人気〜9番人気 0-3-3-34 0% 7.5% 15.0%
10番人気以下 1-2-1-64 1.5% 4.4% 5.9%

マイル路線組とスプリント路線組が激突

過去10年の前走別成績を見ていくと、東京新聞杯だった馬は頭数こそ少ないものの全馬が3着以内に入っている。前走が芝1600メートルのJRA重賞だった馬は東京新聞杯組の他にもダービー卿チャレンジT組と読売マイラーズC組が活躍しており、この3組で3着以内馬の半数を占めている。なお、前走で芝1200メートルのレースに出走していた馬は高松宮記念組に限れば良好な成績だが、それ以外の芝1200メートル戦から臨んだ馬は〔0・0・0・23〕と苦戦していることは覚えておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
高松宮記念 4-1-3-25 12.1% 15.2% 24.2%
読売マイラーズC 0-2-1-15 0% 11.1% 16.7%
東京新聞杯 2-3-1-0 33.3% 83.3% 100%
ダービー卿チャレンジT 2-2-2-19 8.0% 16.0% 24.0%
上記以外のJRA重賞 0-1-1-23 0% 4.0% 8.0%
オープン特別 1-0-1-32 2.9% 2.9% 5.9%
3勝クラス 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
海外のレース 0-0-0-2 0% 0% 0%
  • 注記:リステッドはオープン特別に含む

JRA重賞の連対経験馬が中心

過去10年の出走馬についてJRA重賞での連対経験の有無を調べると、3着以内馬延べ30頭中24頭が連対経験のある馬だった。3着以内を独占した昨年、一昨年をはじめ、10回中9回は連対経験馬が複数頭3着以内に入っている。JRA重賞で連対経験がある馬を中心に予想を組み立てるとよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕JRA重賞での連対経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-9-7-67 8.8% 18.7% 26.4%
なし 2-1-3-61 3.0% 4.5% 9.0%

なお、JRA重賞における連対経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った6頭のうち、5頭は前走または前々走で3勝クラスのレースを勝ってオープンクラス入りを果たした馬だった。これに当てはまれば重賞での連対経験がなくても侮れないが、この経験もない馬は3着内率2.3%とかなりの苦戦を強いられている。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕JRA重賞で連対した経験がなかった馬の、過去2走における3勝クラスのレースでの優勝経験別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-1-2-19 8.3% 12.5% 20.8%
なし 0-0-1-42 0% 0% 2.3%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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