今週の注目レース

京王杯スプリングカップ(GⅡ)

東京競馬場 1400メートル(芝)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

ラウダシオン

牡4歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:リアルインパクト
  • 母:アンティフォナ
  • 母の父:Songandaprayer
ここに注目!

昨年のNHKマイルCでビッグタイトルを獲得。前走の高松宮記念は直線でバランスを崩して14着も、騎乗したM.デムーロ騎手が「重馬場に脚を取られてしまった。かわいそうな競馬になったね」と振り返ったように、敗因は明白だ。GⅠ馬の威信にかけて、捲土重来を期す。

前々走のシルクロードSは、二の脚を利かせて好位の4番手を追走。約1年4か月ぶりの1200メートル戦にもすんなり対応し、正攻法のレース運びから直線半ばで前の馬に並んだ。外から鋭い瞬発力を見せたシヴァージ(1着)にかわされた後も、内をすくったライトオンキュー(2着)にはゴール前で際どく迫って3着を確保した。5番人気に推された前走の高松宮記念は直線で失速して14着と敗れたが、重馬場が影響したもので力負けではなさそうだ。デビュー時は488キログラムだった馬体重が510キログラム台まで増えて、優れた成長力を証明。NHKマイルC優勝の実績はあるが、全4勝中2勝を挙げている1400メートルがベストだろう。GⅠを制した東京で、巻き返しが期待される。

タイセイビジョン

牡4歳

調教師:西村真幸(栗東)

  • 父:タートルボウル
  • 母:ソムニア
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

これまで重賞2勝(京王杯2歳S、アーリントンC)を挙げ、朝日杯フューチュリティSでは2着に入った。前走の京都金杯(4着)は22キログラム増で若干太めだったが、今回は4月中旬から時計を出し始めて調教量、質ともに十分。本領発揮が期待できそうだ。

昨年のNHKマイルC(4着)後は夏場を休養に充て、約5か月半ぶりの富士Sは前と離れた5番手から直線でしぶとく脚を伸ばして5着。3度目のGⅠ挑戦となった前々走のマイルチャンピオンシップは14着に敗れた。前走の京都金杯では、好スタートを決めて、道中は3番手で折り合いに専念。落ち着いた流れで上位とは瞬発力の差が出たが、直線でじわじわと脚を伸ばして見せ場十分の4着に健闘した。今回は約4か月半の休み明けになるが、帰厩後は本レースを目標に熱心な攻め馬を積んでおり、気性的にも久々を苦にしないタイプ。東京・芝1400メートルは京王杯2歳Sで1分20秒8の2歳コースレコードをマークした舞台で、あらためて注目したい。

シャインガーネット

牝4歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ベルベットローブ
  • 母の父:Gone West
ここに注目!

昨年のファルコンSで重賞タイトルを獲得。牝馬同士の桜花賞に向かわず、NHKマイルC(6着)を選択したように、左回りがベストの馬だ。前走のオープン特別・名鉄杯(中京・ダート1400メートル)は8着に敗れたが、調教ではいい動きを見せており、巻き返しが期待される。

NHKマイルC(6着)以来7か月余りの休み明けとなった3走前のターコイズSは、道中で力みがあり、直線の伸びを欠いて9着。前々走の京都牝馬Sも前に壁を作れず掛かり気味だったが、直線で先行勢をかわして1度は2番手に上がり、見せ場十分の5着に入った。前走のオープン特別・名鉄杯は、中団追走からラスト200メートルで脚色が鈍って8着に敗れたが、初めてのダート戦だったことを踏まえれば、度外視できる結果だろう。3歳時のファルコンSでは、2着ラウダシオンに1馬身1/2差をつけて重賞勝ちを飾った実力馬。父オルフェーヴルと同様に気難しさがあり、折り合い面は鍵だが、本来のパフォーマンスを発揮できれば、牡馬相手でも引けを取らない。

カイザーミノル

牡5歳

調教師:北出成人(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ストライクルート
  • 母の父:Smart Strike
ここに注目!

ブリンカー着用後は、3走前の3勝クラス・斑鳩S(阪神・芝1400メートル)を勝ち上がると、オーシャンS5着、読売マイラーズC3着と重賞で差のない競馬を続け、目下の充実ぶりは著しい。テンションが上がりやすいので、当日の気配はポイントになりそうだ。

今年初戦となった3勝クラス・斑鳩Sは、脚をためて後方待機策。平均ペースのなか、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン34秒0(推定)の末脚で鮮やかに抜け出して4勝目を挙げた。前々走のオーシャンSは、初めての1200メートルにすんなりと対応し、好位4番手から直線もインを突いてしぶとく伸び、勝ち馬から0秒3差の5着に入った。前走の読売マイラーズCは、2頭の逃げ争いでハイペースになるなか、先頭から離れた4番手を追走。直線半ばでは1度先頭に並びかけ、見せ場十分の3着に好走した。絶好の馬場コンディションだったとはいえ、自身の持ち時計を大幅に詰めて地力強化をアピール。中間も好調をキープしており、再度上位争いが可能だ。

エアアルマス

牡6歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:Majestic Warrior
  • 母:Nokaze
  • 母の父:Empire Maker
ここに注目!

昨年の東海Sでダートの重賞を制覇。今回は約2年ぶりの芝になるが、2019年3月の1000万下・天神橋特別(現2勝クラス、阪神・芝1600メートル)では、2着のサウンドキアラ(のちに重賞3勝)に2馬身1/2差をつけて快勝。当時よりもパワーアップしており、注目の一戦になりそうだ。

約9か月半の骨折休養明けで挑んだ昨秋のみやこSは、58キログラムの斤量を背負い、勝ったクリンチャーにピタリとマークされていたことも踏まえれば、離された4着でもレース内容は悪くなかった。続くチャンピオンズCは果敢にハナを奪ったものの、息の入らない流れで粘りを欠いて10着。前走のフェブラリーSでは、最内枠から3頭併走の先手争い。ハイペースの逃げになったが、ラスト200メートル付近まで懸命に踏みとどまり、しぶとく流れ込んで5着に健闘した。4歳6月以降はダートに路線変更したが、それ以前は芝で3勝の実績があり、条件替わりは不問。ダートではキックバックを嫌がり、もまれ弱さを見せるだけに、むしろ芝でパフォーマンスが上がっても不思議はない。

グルーヴィット

牡5歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:スペシャルグルーヴ
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

3歳時の中京記念で重賞初制覇を飾り、昨年の京王杯スプリングCでは勝ち馬から0秒3差の3着に好走した。名牝エアグルーヴにさかのぼる母系に、ロードカナロアを配した良血馬。5歳を迎えた今年は一戦ごとに調子を上げている印象で、もうひと皮むけても不思議はない。

5歳初戦のすばるS(リステッド。中京・ダート1400メートル)は久々のダートで大敗(13着)を喫したが、続くオープン特別・北九州短距離S(小倉・芝1200メートル)では、脚をためて中団を追走。最後はラヴィングアンサー(1着)の決め手に屈して2着も、直線で狭いスペースを突いて1度先頭のシーンを作り、復調を印象づけた。前走の春雷S(リステッド。中山・芝1200メートル)は、中団馬群の外を追走。直線で勝ち馬に突き放されたが、4コーナー6番手から懸命に脚を伸ばして3着に入った。昨年の本レースではダノンスマッシュ(1着)、ステルヴィオ(2着)のGⅠ馬2頭に続く3着に入っており、左回りの芝1400メートルはベスト。展開ひとつでチャンスがありそうだ。

ミッキーブリランテ

牡5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープブリランテ
  • 母:エピックラヴ
  • 母の父:Dansili
ここに注目!

昨夏の関屋記念(4着)後は3戦続けて2桁着順と成績が低迷していたが、今年初戦となった3走前のニューイヤーS(リステッド。中山・芝1600メートル)で5勝目を挙げると、前々走の阪急杯ではコースレコード決着の2着に好走。復調した今なら、目が離せない存在だ。

今年初戦のニューイヤーS(リステッド)は14番人気の低評価だったが、二の脚を利かせて中団を追走。直線は外から懸命に差を詰め、最後はアルーシャ(2着)との追い比べを差し返すように制して見事に優勝した。前々走の阪急杯は、好スタートを決めて先行集団のインを追走。コースレコードで逃げ切ったレシステンシアには離されたが、ゴール寸前でジャンダルム(3着)を捕らえ、インディチャンプ(4着)の追い上げを振り切って2着に入った。前走の高松宮記念は、スタートの出遅れに加え、初の1200メートル戦だったことを踏まえれば、勝ち馬から0秒6差の10着は悲観する内容ではないだろう。展開に左右されない自在性があり、ここでも遜色のない競馬ができそうだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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