今週の注目レース

3歳重賞馬連 京都新聞杯(GⅡ)

中京競馬場 2200メートル(芝)馬齢 3歳オープン

出走馬情報

ルペルカーリア

牡3歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:モーリス
  • 母:シーザリオ
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

シーザリオ産駒の“走る馬”の特徴には常に前向きな気性が挙げられるが、本馬もその特徴が調教段階から見られるようになってきた。前走後のリフレッシュ放牧も功を奏し、心身ともに走れる状況が整ってきた印象。距離延長になる今回の課題は折り合い面だ。

父はGⅠ6勝馬で2015年度のJRA賞年度代表馬を受賞したモーリス、母のシーザリオはオークスを制しただけでなく、繁殖牝馬としてエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭のGⅠ馬を産んだ名牝。本馬は、現在の日本競馬で最高峰と言えるほどの良血馬だ。約4か月ぶりだった前々走の未勝利(中京・芝2000メートル、1着)のパフォーマンスが素晴らしかったこともあり、陣営はキャリア3走目の格上挑戦で毎日杯への出走を選択。3番人気4着という結果だったが、レースの前半1000メートル通過タイム57秒6という速めのペースを2番手で追いかけたスピードは、これまでの印象を覆すものだった。重賞制覇で日本ダービー出走をかなえたい。

レッドジェネシス

牡3歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:リュズキナ
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

デビューした頃よりはマシになってきたとはいえ、スタートが上手でないのは相変わらず。勝ったレースはどちらも11頭立てで、多頭数の競馬に課題を残しているのは事実だろう。前々走の東京で6着に敗れており、左回りもポイントの一つと言えそうだ。

昨年7月のメイクデビュー阪神(芝2000メートル、3着)での単勝オッズが1.7倍と、早い段階から素質を評価されていたが、未勝利を勝ち上がるまでに4戦を要した。1勝クラスへの昇級戦だった前々走のフリージア賞(東京・芝2000メートル)は2番人気で6着。これは能力的に見劣りした敗戦ではなく、走ることに対して前向きでない気性面の問題が大きく影響していたようだ。レース序盤で急がせる必要がなく、自分のリズムで走れる舞台設定だった前走の1勝クラス・ゆきやなぎ賞(阪神・芝2400メートル)では、2着馬に4馬身の差をつける楽勝で2勝目をマーク。これが本当の実力だろう。この中間の動きも実に秀逸で、重賞挑戦でも引けを取ることはないはずだ。

マカオンドール

牡3歳

調教師:今野貞一(栗東)

  • 父:ゴールドシップ
  • 母:ミリオンウィッシーズ
  • 母の父:Darshaan
ここに注目!

中京コースは2戦2勝と相性抜群。ただ、前走は適度に時計を要する馬場コンディションが背景にあってのものと考えるべきだろう。ゆえに今回も馬場状態がポイント。開幕週でも間隔が短い中での開催でこの馬に適した状況と思われるが、チェックは必要だ。

心肺能力の高さを背景にし、息の長い末脚を武器に活躍したゴールドシップ。その特徴は産駒にも受け継がれており、軽さを求められる高速決着よりもタフな持久力勝負のほうに高い適性を見せている。本馬は今回と同舞台の1勝クラス・大寒桜賞(中京・芝2200メートル)を制したが、重馬場が向いただけでなく、例年よりも開催日数が多かったことにより、かなりのスタミナを要求される馬場コンディションだったことは頭に入れておきたい。母の父のダルシャーンも力の要る馬場に強い種牡馬で、雨が降るのは本馬にとってプラス材料となるだろう。もし良馬場での決め手勝負に対応して好走することができれば、日本ダービーでの期待値も上がってくるはずだ。

ヴェローチェオロ

牡3歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:ゴールドシップ
  • 母:プレシャスライフ
  • 母の父:タイキシャトル
ここに注目!

月1走に近いペースで出走を続け、すでに9戦の豊富な戦績を誇る。大きく崩れたのが適性のなかったダートの前々走だけなのだから、堅実に走るタイプという認識でOKだろう。全9戦中5戦が左回りコース。これも本馬の信頼度を上げる理由の一つになる。

父ゴールドシップを育てた須貝尚介厩舎の管理馬。本馬も当初は父と同じような持久力タイプと見られており、時計の速い決着は向かないと考えられていた。それだけに、1分59秒5の勝ち時計、上がり3ハロン34秒1(推定)マークした前走の1勝クラス・ひめさゆり賞(新潟・芝2000メートル)のパフォーマンスは、イメージを覆す結果ではなかっただろうか。ある程度のポジションから粘り込むというスタイルは変わらないが、スピード勝負にも対応できたことで、今後の可能性は一気に広がった。芦毛だった父と異なる、きれいな栗毛の馬体。母の父タイキシャトルの影響が強いと考えるのであれば、水分を含んだ馬場への適性も高いと言えるだろう。

ワイドエンペラー

牡3歳

調教師:藤岡健一(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:アンフィルージュ
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

500キログラム前後の馬格があり、フットワークも大きめ。小倉コースで勝ち上がってきたが、広いコースのほうがパフォーマンスを発揮しやすいのかもしれない。出遅れることが多い馬なので、まずはスタートを決めて流れに乗りたい。

祖母のウメノファイバーはオークス馬で、父ルーラーシップの母エアグルーヴ、祖母ダイナカールは母仔2代でのオークス制覇を果たしている。東京・芝2400メートルでのパフォーマンスをぜひ見たい血統背景と言えるだろう。本馬は前々走の未勝利(小倉・芝2000メートル)を5馬身差で楽勝し、昇級初戦だった前走の1勝クラス・大寒桜賞(中京・芝2200メートル)では勝ったマカオンドールと0秒2差の3着。スタートでつまずいたことでいいポジションが取れず、重馬場の芝で滑るような走りになっていたことも響いたようだ。それでも、直線ではひと追いごとに差を詰めており、十分に評価できるはず。重賞初挑戦の今回も見逃せない。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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