今週の注目レース

3歳重賞馬連 サンケイスポーツ賞フローラステークス(GⅡ)

東京競馬場 2000メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

データ分析

混戦・波乱模様のオークストライアル

フローラSには遅れてきた大物や、オークスへの出走が確定していない馬が優先出走権を狙って出走してくる。実際、2012年以降は重賞勝ち馬の出走がなく、過去10年間で3連単100万馬券が2度出現するなど、混戦・波乱のレースが繰り広げられている。今回も過去10年のデータから好走馬の傾向を探ってみた。

2勝馬が優勢

3勝以上挙げている馬はトライアルレースへ出走せずオークスへ向かうことが多く、フローラSの出走馬は2勝馬と1勝馬だけになりやすい。そのうち好成績を残しているのは勝利数の多い2勝馬で、勝率は15.9%、3着内率は31.8%と高い数字を記録している。12番人気で優勝した2017年のモズカッチャン、13番人気で3着の2014年マイネオーラムなど、2勝馬は下位人気での激走もある。〔表1〕

〔表1〕通算勝利数別成績(過去10年)
通算勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
3勝 0-0-0-1 0% 0% 0%
2勝 7-4-3-30 15.9% 25.0% 31.8%
1勝 3-6-7-114 2.3% 6.9% 12.3%

内枠が圧倒的に優勢

春の東京開催の開幕週、しかもスタート直後にコーナーがある芝2000メートルということで、内枠優勢の傾向が顕著に出ている。馬番別に見ると、過去10年で1番から6番の馬が7勝。2019年4番→2番、2015年5番→6番、2014年2番→5番など、6番から内の馬番同士での決着もよく発生している。〔表2〕

〔表2〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番〜6番 7-4-5-44 11.7% 18.3% 26.7%
7番〜12番 2-5-1-52 3.3% 11.7% 13.3%
13番〜18番 1-1-4-49 1.8% 3.6% 10.9%

前走で1800メートル以上の距離を経験しておきたい

2歳もしくは3歳限定の牝馬重賞で芝2000メートル以上のレースはフローラSが初めてだ。芝2400メートルのオークスを目指す馬が集まるレースということもあり、好走馬は前走でもある程度長い距離のレースに出走していることが多い。その距離の分水嶺は1800メートル。前走1800メートル未満の3着内率が6.4%なのに対し、1800メートル以上だった馬は同21.1%と好走率が大きく違う。〔表3〕

〔表3〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1800m未満 1-1-1-44 2.1% 4.3% 6.4%
1800m以上 9-9-9-101 7.0% 14.1% 21.1%

速い上がりを使える馬を狙いたい

直線の長い東京競馬場では鋭い末脚を使える馬が好走しやすい。2016年から2019年は4年連続で上がり3ハロン推定タイムが最速だった馬が優勝、2020年も同2位タイのウインマリリンとホウオウピースフルが1着と2着に入った。どの程度の末脚が使えるかを予想する際の目安とするために、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別に成績をまとめると、前走で同2位以内の末脚を発揮していた馬の好走率が高くなっている。〔表4〕

〔表4〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
2位以内 8-5-4-46 12.7% 20.6% 27.0%
3位以下 2-5-6-99 1.8% 6.3% 11.6%
ウインファイブ対象レース
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前走で通算2勝目を挙げていた馬が6連勝中

過去10年のうち2014年を除く残りの9回は、前走で1着だった馬が優勝している。中でも2015年以降は、前走の勝利が通算2勝目だった馬が6連勝中。前走の勝利で勢いづいた馬がそのままフローラSも制している。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の前走の着順と通算勝利数(過去6年)
年度 優勝馬 前走の着順 通算勝利数
2015年 シングウィズジョイ 1着 2勝
2016年 チェッキーノ 1着 2勝
2017年 モズカッチャン 1着 2勝
2018年 サトノワルキューレ 1着 2勝
2019年 ウィクトーリア 1着 2勝
2020年 ウインマリリン 1着 2勝

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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