今週の注目レース

福島牝馬ステークス(GⅢ)

新潟競馬場 1800メートル(芝・外)別定 (牝) 4歳以上オープン

データ分析

伏兵が上位に食い込む年も多い牝馬限定重賞

2020年の福島牝馬Sは、単勝オッズ5.4倍(3番人気)の支持を集めたフェアリーポルカが優勝を果たした一方で、同84.5倍(13番人気)のリープフラウミルヒが2着に、同114.3倍(15番人気)のランドネが3着に食い込み、3連単227万8000円の高額配当決着となった。2014年から2016年にかけても3年連続で3連単が“10万馬券”となるなど、波乱が起きやすいレースだ。ちなみに、単勝1番人気の支持を集めた馬は、2013年のオールザットジャズを最後に優勝例がない。今年は春の福島競馬の開催中止に伴い新潟競馬場で行われるが、新潟・芝1800メートルで行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

重賞好走歴のある馬が強い

過去10年の3着以内馬延べ30頭中25頭は、“4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた重賞”において4着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率7.1%と苦戦している。条件クラスやオープン特別のレースはもちろん、ローカル場(札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉)の重賞でしか上位に食い込んだことがない馬も、評価を下げた方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕“4大場(東京・中山・京都・阪神)で行われた重賞”において4着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-7-54 12.7% 22.8% 31.6%
なし 0-2-3-65 0% 2.9% 7.1%

前走が1800メートル未満のレースだった馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、前走の距離が「1800メートル以上」だった。一方、「1800メートル未満」だった馬は連対がなく3着内率8.1%と苦戦している。今回より短い距離のレースを経由してきた馬は、過信禁物とみておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 着度数 勝率 連対率 3着内率
1800m未満 0-0-3-34 0% 0% 8.1%
1800m以上 10-10-7-85 8.9% 17.9% 24.1%

4歳馬の扱いに注意

過去8年の年齢別成績を見ると、4歳馬が3着内率12.8%、7歳馬が同12.5%と、それぞれやや苦戦している。出走頭数も多く、もっとも若い世代の4歳馬が不振である点には注意したいところだ。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去8年)
年齢 着度数 勝率 連対率 3着内率
4歳 1-4-1-41 2.1% 10.6% 12.8%
5歳 4-4-5-30 9.3% 18.6% 30.2%
6歳 2-0-2-15 10.5% 10.5% 21.1%
7歳 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%

なお、4歳馬のうち前走の着順が「2着以下」だった馬は3着内率2.9%とより苦戦している。直近のレースを勝っていない4歳馬は、思い切って評価を下げるべきかもしれない。〔表4〕

(伊吹 雅也)

〔表4〕年齢が「4歳」だった馬の、前走の着順別成績(過去8年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
1着 1-3-1-8 7.7% 30.8% 38.5%
2着以下 0-1-0-33 0% 2.9% 2.9%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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