今週の注目レース

3歳重賞馬連 皐月賞(GⅠ)

中山競馬場 2000メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

データ分析

クラシック三冠の開幕戦

2019年はサートゥルナーリア、2020年はコントレイルが、共に1番人気に応えて無傷の4連勝で皐月賞を制した。しかし、2011年から2018年にかけては1番人気馬がわずか1勝と苦戦が続いていた。まだ勝負付けが済んでいない3歳馬が集まるため、実力はあるのに評価が低い馬が穴をあけることがよく起こるのである。東京競馬場で行われた2011年を含む過去10年のレース結果から傾向を探ってみよう。

キャリア3戦から5戦の馬に好走例が集中

前年の夏から秋にデビューした後、あまりレース数を使わずにゆったりとしたローテーションを組んだ馬が好走することが多く、表にあるように馬券に絡んだ馬はキャリア3戦から5戦に集中しており、2015年から6年連続でキャリア3戦から5戦の馬が3着以内を独占している。逆に、キャリア6戦以上で優勝したのは2013年のロゴタイプが最後で、キャリア2戦以下で3着以内に入った馬はゼロ。馬券の中心にはキャリア3戦から5戦の馬をおきたい。〔表1〕

〔表1〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
2戦以下 0-0-0-5 0% 0% 0%
3戦 2-3-3-16 8.3% 20.8% 33.3%
4戦 4-3-4-35 8.7% 15.2% 23.9%
5戦 2-4-2-35 4.7% 14.0% 18.6%
6戦以上 2-0-1-54 3.5% 3.5% 5.3%

JRAで3勝以上を挙げている馬が優勢

過去10年の出走馬175頭はJRAでの通算勝利数が1勝から4勝だった。その中でも、最も成績が良いのは4勝馬で、それに次ぐのが3勝馬。2勝馬が好走することもよくあるが、1勝馬の好走はほとんどない。なお、3勝以上かつ重賞勝ちの実績がある馬は〔6・7・5・34〕(連対率25.0%、3着内率34.6%)と、それなりに信頼できそうだ。〔表2〕

〔表2〕JRAでの通算勝利数別成績(過去10年)
通算勝利数 成績 勝率 連対率 3着内率
4勝 2-1-0-2 40.0% 60.0% 60.0%
3勝 4-7-5-42 6.9% 19.0% 27.6%
2勝 4-2-4-68 5.1% 7.7% 12.8%
1勝 0-0-1-33 0% 0% 2.9%

新馬勝ちの勲章はできればほしい

過去10年の出走馬のJRAの新馬戦での成績を調べると、新馬勝ちを収めた馬が好成績を残す確率が高く、ここ2年連続で3着以内を独占している。〔表3〕

〔表3〕JRAデビュー馬の新馬戦の着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 7-8-9-63 8.0% 17.2% 27.6%
2着以下 3-2-1-79 3.5% 5.9% 7.1%

また、どの距離の新馬戦を勝ったかも結果に関係しているようで、1600メートルの新馬戦を勝った馬の成績が優秀。中でも前年6月の1600メートルの新馬戦を勝った馬からは、2020年2着サリオス、2019年1着サートゥルナーリア、2014年1着イスラボニータなどの好走馬が出ている。対して、皐月賞と同距離となる2000メートルの新馬戦を勝った馬が意外に不振なのもポイントだ。〔表4〕

〔表4〕新馬戦1着馬の新馬戦の距離別成績(過去10年)
距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1600m未満 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
1600m 4-1-2-10 23.5% 29.4% 41.2%
1800m 2-7-5-27 4.9% 22.0% 34.1%
2000m 0-0-2-18 0% 0% 10.0%

近年のトレンドはホープフルSからの直行組&共同通信杯組

前走別成績では、前走ホープフルSから休養明けで皐月賞に出走した馬が現在2連勝中(2019年サートゥルナーリア、2020年コントレイル)。今年もホープフルSからの直行組には注意を払いたい。その他では共同通信杯をステップにした馬の成績も優秀で、2012年から2016年までの5年で4勝を挙げている。皐月賞と同コースで、かつては多くの優勝馬を輩出していたトライアルの弥生賞組は、不思議なことに過去10年間で0勝だった。〔表5〕

〔表5〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
共同通信杯 4-0-2-10 25.0% 25.0% 37.5%
スプリングS 3-1-3-32 7.7% 10.3% 17.9%
ホープフルS 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
毎日杯 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
弥生賞 0-5-2-34 0% 12.2% 17.1%
若葉S 0-2-1-21 0% 8.3% 12.5%
アーリントンC 0-1-0-2 0% 33.3% 33.3%
朝日杯FS 0-1-0-0 0% 100% 100%
すみれS 0-0-0-11 0% 0% 0%
その他のレース 0-0-2-26 0% 0% 7.1%
  • 注記:ホープフルSにはGⅠ昇格前のGⅡ開催時を含む
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

優勝馬は前走でGⅠを勝っていた馬か、2月から3月の重賞連対馬から

過去10年の勝ち馬は全て、前走で2月から3月の芝1800メートルから芝2000メートルの重賞で連対しているか、前年末のGⅠホープフルSを勝っていた。ちなみにこの傾向は2009年から12年続いている。前走が重賞ではなかった馬や、3着以下に敗れていた馬は2着や3着に入ったことはあるが、勝ち切るのはなかなか難しいようである。〔表6〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕優勝馬の前走と着順(過去10年)
年次 優勝馬 前走
2011年 オルフェーヴル 3月 スプリングS 1着
2012年 ゴールドシップ 2月 共同通信杯 1着
2013年 ロゴタイプ 3月 スプリングS 1着
2014年 イスラボニータ 2月 共同通信杯 1着
2015年 ドゥラメンテ 2月 共同通信杯 2着
2016年 ディーマジェスティ 2月 共同通信杯 1着
2017年 アルアイン 3月 毎日杯 1着
2018年 エポカドーロ 3月 スプリングS 2着
2019年 サートゥルナーリア 12月 ホープフルS 1着
2020年 コントレイル 12月 ホープフルS 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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