今週の注目レース

中山グランドジャンプ(J・GⅠ)

中山競馬場 4250メートル(芝・外)定量 障害4歳以上オープン

データ分析

障害最高峰の“4000メートル級”にトップクラスのジャンパーが集結

1999年に障害レースのグレード制が導入された際、それまで年に2回行われていた中山大障害の春開催をリニューアルする形で誕生した中山グランドジャンプ。舞台となる“大障害コース”には大竹柵や大いけ垣が設置されており、障害レースの最高峰と呼ぶにふさわしい難易度の高いレースとなっている。なお、2011年は7月に開催されたため、一部のデータについては過去9年を対象とするが、基本的には2011年を含めた過去10年の結果を参考にレースの傾向を分析していく。

前哨戦の優勝馬は要チェック

冒頭で触れたように2011年は開催時期が異なるため、4月に行われた過去9年に限って前走別成績を調べてみると、3着以内馬延べ27頭中14頭は前走が阪神スプリングジャンプだった。ペガサスジャンプSから臨んで3着以内に入った馬も9頭を数え、この2レースから臨んだ馬で3着以内馬の大半を占めている。中でも、阪神スプリングジャンプで1着だった馬は〔3・3・2・0〕と、全馬が3着以内に入っている。また、ペガサスジャンプSを勝利していた馬も〔2・2・1・4〕と半数以上が3着以内に入っている。前哨戦の優勝馬は高く評価したい。〔表1〕

〔表1〕前走別成績(過去9年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
阪神スプリングジャンプ 4-6-4-25 10.3% 25.6% 35.9%
ペガサスジャンプS 3-2-4-29 7.9% 13.2% 23.7%
障害オープン 1-1-0-13 6.7% 13.3% 13.3%
中山大障害 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
平地のレース 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
その他 0-0-0-10 0% 0% 0%

J・GⅠで好走した経験を持つ馬が活躍

“大障害コース”を使用するJ・GⅠの中山グランドジャンプと中山大障害は、レース終盤のコース設定こそ異なるものの、そこまでは同じコースを使用する。それを踏まえ、過去10年の出走馬についてJ・GⅠで3着以内に入った経験の有無を調べると、経験のあった馬が7勝を挙げ、3着内率も47.4%と良好な数値をマークしている。直近の4年に限れば、〔4・3・3・9〕と経験ありの馬が3着以内馬の大半を占めていることも含め、今年もJ・GⅠで3着以内に入った経験を持つ馬には高い評価が必要だろう。〔表2〕

〔表2〕J・GⅠにおいて3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-6-5-20 18.4% 34.2% 47.4%
なし 3-4-5-73 3.5% 8.2% 14.1%

馬体重500キログラム以上の馬が強い

過去10年の馬体重別成績を見てみると、3着以内馬の頭数は500キログラム未満の馬がリードしているのだが、優勝馬は2011年のマイネルネオスを除く延べ9頭が500キログラム以上だった。馬格がある馬の方が最後の一押しが利くようだ。〔表3〕

〔表3〕馬体重別成績(過去10年)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
500kg未満 1-8-8-58 1.3% 12.0% 22.7%
500kg以上 9-2-2-35 18.8% 22.9% 27.1%

枠番別成績に特徴あり

過去10年の中山グランドジャンプでは枠番別成績にも特徴があり、優勝馬は5枠から8枠の馬からしか出ていない。2着馬も10頭中7頭が5枠から8枠の馬で、連対馬の大半は5枠より外の枠に入った馬だった。枠順も予想を組み立てる際の参考にできそうだ。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-0-11 0% 0% 0%
2枠 0-1-0-11 0% 8.3% 8.3%
3枠 0-1-3-8 0% 8.3% 33.3%
4枠 0-1-3-10 0% 7.1% 28.6%
5枠 3-2-3-8 18.8% 31.3% 50.0%
6枠 4-1-0-13 22.2% 27.8% 27.8%
7枠 2-2-0-16 10.0% 20.0% 20.0%
8枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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