今週の注目レース

中山グランドジャンプ(J・GⅠ)

中山競馬場 4250メートル(芝・外)定量 障害4歳以上オープン

出走馬情報

オジュウチョウサン

牡10歳

調教師:和田正一郎(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:シャドウシルエット
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

前走の京都ジャンプS(JpnⅢ。阪神・芝3140メートル)3着で障害戦の連勝が「13」でストップしたが、これまでJ・GⅠ7勝を挙げるジャンプ界の絶対王者。約5か月ぶりで仕上がりがポイントになるが、10歳を迎えても馬体は若々しく、本レースを目標に力を出せる態勢は整った。

昨年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ。芝4250メートル)は、不良馬場をものともせず、正攻法のレース運びからラスト1000メートル付近で先頭に躍り出ると、直線は追いすがるメイショウダッサイ(2着)を力強く引き離して、J・GⅠ7勝目をマークした。約7か月の休み明けで臨んだ前走の京都ジャンプS(J・GⅢ。阪神)は、好スタートを決めて抜群の手応えで2番手を追走。勝ちパターンの競馬に見えたが、最終障害で脚をぶつけた影響もあり、直線は伸びを欠いて3着に敗れた。障害では約4年8か月ぶりの黒星だったが、ジャンプ界の絶対王者の地位に揺るぎはない。同レース6連覇の大偉業に向け、3月中旬から時計を出し始めて調教量は足りており、仕上げに抜かりはない。

飛越調教映像

4月9日(金曜) 美浦トレーニング・センター
360度 調教VR動画

メイショウダッサイ

牡8歳

調教師:飯田祐史(栗東)

  • 父:スズカマンボ
  • 母:スズカブルーム
  • 母の父:スキャターザゴールド
ここに注目!

昨年の中山大障害(芝4100メートル)で念願のJ・GⅠ制覇を果たし、2020年度のJRA賞最優秀障害馬を受賞した。昨年の本レース(2着)ではオジュウチョウサンの後塵を拝したが、ここで優勝を飾れば、名実ともにジャンプ界の頂点に立つことになる。

昨年はオープン特別・ペガサスジャンプS(中山・芝3350メートル)優勝をステップに、続く中山グランドジャンプ(J・GⅠ。芝4250メートル)ではオジュウチョウサンの2着に好走した。暮れの中山大障害(J・GⅠ)では、レース序盤は中団を進み、大いけ垣の手前から徐々に進出を開始。早めに3番手へ上がり、直線は押し切りを図るケンホファヴァルト(2着)をゴール寸前で捕らえ、3度目の挑戦でビッグタイトルを手にした。今年初戦となった前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ。芝3900メートル)では、レース中盤から前を射程圏に入れ、直線の入り口で先頭に躍り出ると、後続を突き放して7馬身差で圧勝した。使って良化するタイプらしく、状態面の上積みは十分。オジュウチョウサンの6連覇阻止へ、最有力候補の一頭だ。

飛越調教映像

4月7日(水曜) 栗東トレーニング・センター
360度 調教VR動画
通常アングル(VR動画と比較してご覧ください)

タガノエスプレッソ

牡9歳

調教師:五十嵐忠男(栗東)

  • 父:ブラックタイド
  • 母:タガノレヴェントン
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

前々走の京都ジャンプS(J・GⅢ。阪神・芝3140メートル)では、絶対王者オジュウチョウサン(3着)に障害戦では約4年8か月ぶりの土をつけた。前走の中山大障害(J・GⅠ。芝4100メートル、3着)で大障害コースも経験しており、今年はさらなる活躍が期待される。

昨年秋の初戦となった阪神ジャンプS(J・GⅢ。中京・芝3300メートル)は、大逃げした馬から離れた2番手で追走。2周目の3コーナーで早めに先頭へ躍り出ると、3分33秒3のコースレコードで8馬身差の圧勝劇を演じた。前々走の京都ジャンプS(J・GⅢ。阪神)では、果敢にハナを奪うと、直線はオジュウチョウサン(3着)を突き離し、後続の追い上げも振り切って重賞連勝を飾った。前走の中山大障害(J・GⅠ。芝4100メートル)は、脚をためて中団馬群を進み、大竹柵や大いけ垣も無事にクリア。直線は馬場の大外へ持ち出すと、ゴール前は際立つ伸び脚で一気に差を詰めて、勝ち馬メイショウダッサイから0秒3差の3着に好走した。2014年のデイリー杯2歳Sを制した平地・障害の両重賞ウイナー。その脚力を生かして、ビッグタイトル獲得に挑む。

ケンホファヴァルト

牡8歳

調教師:森秀行(栗東)

  • 父:マーベラスサンデー
  • 母:エイシンパンジー
  • 母の父:トニービン
ここに注目!

J・GⅠ初挑戦となった前走の中山大障害(芝4100メートル)では、9番人気の低評価を覆して2着に好走。今回はそれ以来となるローテーションで、当日の気配は鍵だが、休み明けはそれほど苦にしないタイプ。本来のパフォーマンスを発揮できれば、遜色のない競馬が可能だろう。

昨年春に障害入りした後は初勝利に5戦を要したが、昇級初戦となった11月のオープン特別・秋陽ジャンプS(東京・芝3110メートル)では、2周目の向正面で他馬の斜飛によりバランスを崩し、直線でも2着馬に寄られるシーンがありながらも、最後まで追い比べを演じて3着に好走した。前走の中山大障害(J・GⅠ)は、折り合いをつけてレース序盤は好位直後の5番手を進み、大いけ垣の手前で2番手に浮上。積極的なレース運びから、最終障害で一気に先頭へ躍り出ると、ゴール寸前までしぶとく粘って見せ場十分の2着に好走した。大障害コースを無事にクリアしたように飛越センスは高く、平地4勝の脚力もセールスポイント。ここでも上位進出を目指す。

シンキングダンサー

せん8歳

調教師:武市康男(美浦)

  • 父:コンデュイット
  • 母:スプリングボード
  • 母の父:アサティス
ここに注目!

2019年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ。芝4250メートル、2着)ではオジュウチョウサンに肉薄した、ジャンプ界の実力馬。休み明けが影響した前々走の中山大障害(J・GⅠ。芝4100メートル、8着)を除けば安定感した走りを見せており、念願のJ・GⅠ制覇を狙う。

昨年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ)は、不良馬場に脚を取られて上位2頭には離されたものの、しぶとい走りで4着に健闘。休養が長引き、ぶっつけ本番となった前々走の中山大障害(J・GⅠ)は、積極的なレース運びで途中からハナに立って見せ場を作ったが、最終障害でケンホファヴァルト(2着)に捕まり、じりじりとポジションを下げて8着に敗れた。8歳初戦となった前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ。芝3900メートル)では、脚をためて後方を追走。上位2頭からは離されたが、直線もしぶとく脚を伸ばして3着争いを制した。今回でJ・GⅠ挑戦も8度目。休み明けを1度使った上積みも見込め、円熟味を増した今ならビッグタイトル獲得も可能だ。

スマートアペックス

牡4歳

調教師:浅見秀一(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:スマートムービー
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

障害入り後はメキメキと頭角を現してオープンクラスで2勝を挙げ、前走の阪神スプリングJ(J・GⅡ。芝3900メートル)では2着に好走した。難易度の高い大障害コースは初めてになるが、卓越した飛越センスを誇る伸び盛りの4歳馬。どこまで通用するのか、注目の一戦だ。

障害転向3戦目で初勝利を挙げると、オープンクラスでも差のない競馬を続け、昨年12月の障害オープン(中京・芝3300メートル)を3馬身1/2差で快勝。4歳初戦となったオープン特別・中山新春ジャンプS(中山・芝→ダート3200メートル)では、2周目の向正面で先頭へ並びかけると、直線は後続を突き放す一方の独走で、7馬身差の圧勝を果たした。前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ。2着)は、勝ったメイショウダッサイには離されたものの、正攻法のレース運びで3着以下に6馬身差なら、近況の充実ぶりをアピールしたと言えるだろう。デビュー時から50キログラム近く馬体が増えているように、父ハーツクライ譲りの成長力を受け継いており、上位争いに食い込むシーンもありそうだ。

マイネルプロンプト

せん9歳

調教師:坂口智康(栗東)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:コスモクラッベ
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

中山で障害のオープン特別を3勝。2018年中山大障害(芝4100メートル)3着、2019年中山グランドジャンプ(芝4250メートル)3着と、J・GⅠでも好成績を収めている。飛越センスの良さがセールスポイント。脚部不安で長期休養を余儀なくされたが、復帰後は1戦ごとに復調を示している。

2019年の東京ジャンプS(J・GⅢ。芝3110メートル)2着後に脚部不安を発症。1年7か月の長期休養明けとなった前々走の2勝クラス(中京・ダート1400メートル)は8着も、約4年ぶりの平地競走で勝ち馬から1秒2差なら健闘の部類だろう。前走のオープン特別・春麗ジャンプS(小倉・芝3390メートル)は、好スタートを決め、手応え良く3番手を追走。久々の障害戦だった影響もあったのか、勝負どころでいくらか置かれたものの、最後までしぶとく粘って見せ場十分の4着に入った。中間の追い切りでは好調時と遜色のない動きを見せており、年齢的な衰えは感じられない。J・GⅠで3着2回の実績を誇り、展開一つでチャンスはあるだろう。

ヒロシゲセブン

牡6歳

調教師:北出成人(栗東)

  • 父:ディープブリランテ
  • 母:ダイイチボタン
  • 母の父:ティンバーカントリー
ここに注目!

昨年は中山グランドジャンプ(芝4250メートル)6着、中山大障害(芝4100メートル)7着とJ・GⅠの壁に阻まれたが、今年初戦のオープン特別・牛若丸ジャンプS(小倉・芝3390メートル)で障害3勝目をマークした。ここでも飛越の巧さを生かして上位進出を狙う。

障害での初勝利に10戦を要したが、コツコツと地力をつけて、昨年秋の東京ハイジャンプ(J・GⅡ。芝3110メートル)では7番人気の低評価を覆して2着に好走。続くオープン特別・秋陽ジャンプS(東京・芝3110メートル)では、直線で2着馬に寄られるシーンがありながらも、力強く差し切って障害2勝目をマークした。2度目のJ・GⅠ挑戦となった3走前の中山大障害(J・GⅠ)は、ペースアップに対応できず勝負どころで置かれたが、直線は盛り返すように脚を伸ばして7着に入った。今年初戦のオープン特別・牛若丸ジャンプSを快勝。前走のオープン特別・ペガサスジャンプS(中山・芝3350メートル)は平地の脚力比べで4着に敗れたが、ここでも軽視はできない。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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