今週の注目レース

報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 3歳オープン

データ分析

クラシックを見据えた有力馬が集結

皐月賞と同じ中山・芝2000メートルで行われ、3着以内馬に皐月賞の優先出走権が与えられるトライアルレース。2020年にディープインパクトを称え「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に改称された。レース名は変われどもレースの条件には長らく変化がない。ここでも過去10年のデータから有力馬に共通するポイントを探ってみる。

過去に掲示板を外したことがある馬は割り引き

皐月賞を目指すような世代のトップホースがそろうため、一度でも掲示板を外した(6着以下に敗戦した)経験がある馬の好走は少ない。昨年こそ新馬戦で6着に敗れていたサトノフラッグが勝利したものの、それ以外の年はデビュー以来全て5着以内だった馬が勝利している。過去に6着以下に敗れた経験のある馬は割り引きたい。〔表1〕

〔表1〕6着以下に敗れた経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 1-3-3-45 1.9% 7.7% 13.5%
なし 9-7-7-41 14.1% 25.0% 35.9%
  • 注記:2018年10着のヘヴィータンクは当レースが初出走だったため除く

キャリア2戦から5戦で連勝経験のある馬に注目

過去10年の優勝馬は全てキャリア2戦から5戦の馬だった。その中でも連勝経験がある馬の好走が目立っており、2012年、2015年、2016年、2018年、2020年と、キャリア2戦から5戦で連勝経験のある馬が3着以内を独占したことが5回もあった。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
0戦 0-0-0-1 0% 0% 0%
1戦 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
2戦 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7%
3戦 3-4-4-20 9.7% 22.6% 35.5%
4戦 3-1-3-15 13.6% 18.2% 31.8%
5戦 2-0-2-14 11.1% 11.1% 22.2%
6戦 0-2-0-10 0% 16.7% 16.7%
7戦以上 0-1-0-10 0% 9.1% 9.1%

馬券の軸は安定感のある前走GⅠ組

過去10年では、新馬戦や未勝利戦から臨んだ馬の勝利はなく、馬券に絡んだのも2019年2着のシュヴァルツリーゼだけだった。平成元年(1989年)以降に範囲を広げても、前走が新馬・未勝利戦だった馬の勝利はないので軽視できる。3着内率が高いのは前走GⅠ組で、とくに朝日杯フューチュリティSから直行した馬の3着内率は77.8%と高いので、3連系の馬券の軸は前走GⅠ組から選ぶのがよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 2-3-6-5 12.5% 31.3% 68.8%
GⅡ 0-0-0-3 0% 0% 0%
GⅢ 4-3-4-22 12.1% 21.2% 33.3%
オープン特別 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
1勝クラス 2-2-0-31 5.7% 11.4% 11.4%
新馬 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
未勝利 0-0-0-9 0% 0% 0%
地方のレース 0-0-0-3 0% 0% 0%
  • 注記:2018年10着のヘヴィータンクは当レースが初出走だったため除く

前走で鋭い末脚を使った馬が有力

前走でメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)を記録した馬の勝率が高く、同2位以下の馬はやや好走率が下がるようだ。同じく前走で先行していた(4コーナー3番手以内)馬よりも、中団や後方(4コーナー4番手以下)から進んだ馬の方が勝率は倍近く高い。前走で4コーナー4番手以下から上がり3ハロン最速タイム(推定)を記録していた馬に注目したい。〔表4〕〔表5〕

〔表4〕前走の上がり3ハロン推定順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロン推定順位 成績 勝率 連対率 3着内率
1位 6-3-2-20 19.4% 29.0% 35.5%
2位以下 4-7-8-63 4.9% 13.4% 23.2%
  • 注記:当レースが初出走だった2018年10着のヘヴィータンクと前走が地方のレースだった馬を除く
〔表5〕前走の4コーナーの位置別成績(過去10年)
前走の4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
3番手以内 2-3-1-29 5.7% 14.3% 17.1%
4番手以下 8-7-9-57 9.9% 18.5% 29.6%
  • 注記:2018年10着のヘヴィータンクは当レースが初出走だったため除く
ウインファイブ対象レース
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ディープインパクト産駒が5連勝中

昨年から「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に改称された当レース。実は2016年からディープインパクト産駒が5連勝している。ちなみに、2014年と2015年はディープインパクト産駒が優勝できなかったが、その2回とも同産駒が1頭しか出走していなかったことも付け加えておこう。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕優勝馬とその父(過去5年)
年度 優勝馬
2016年 マカヒキ ディープインパクト
2017年 カデナ ディープインパクト
2018年 ダノンプレミアム ディープインパクト
2019年 メイショウテンゲン ディープインパクト
2020年 サトノフラッグ ディープインパクト

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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