今週の注目レース

有馬記念ウィーク馬連 有馬記念(GⅠ)

中山競馬場 2500メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

年末の大一番・グランプリを制するのは!?

今年はホープフルSと開催日が前後しており、有馬記念が中央競馬の“フィナーレ”になる。コロナ禍で競馬場・ウインズへの入場が制限されるなどの影響があったが、無敗の三冠馬2頭の誕生やアーモンドアイの芝GⅠ9勝目など興奮する話題もあった。様々な出来事があった2020年を締めくくるのはいったいどの馬なのか。過去10年のデータから調べてみた。

基本は内枠優勢、ペースが緩めばより顕著に

コーナーを6回通過する有馬記念では、コースロスの生じにくい内枠が優勢で、外枠の馬は苦戦傾向にある。実際に8枠で3着以内に入ったのは過去10年で1頭だけだ。特にペースが遅くなると内枠の馬の活躍が目立ち、比較的ペースが落ち着いた2010年が1枠→4枠、2011年が6枠→4枠、2014年が2枠→3枠、2015年が4枠→5枠、2017年が1枠→2枠の順で決着した。〔表1〕

〔表1〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 2-1-1-15 10.5% 15.8% 21.1%
2枠 1-2-0-16 5.3% 15.8% 15.8%
3枠 2-2-0-14 11.1% 22.2% 22.2%
4枠 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%
5枠 0-2-3-15 0% 10.0% 25.0%
6枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
7枠 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0%
8枠 0-0-1-19 0% 0% 5.0%

単勝10倍未満と10倍以上に分水嶺が

かつては2年連続でブービー人気の馬(1991年ダイユウサク、1992年メジロパーマー)が優勝するなど大波乱もあった有馬記念だが、近年は堅い決着が続いている。単勝オッズ別成績では、10倍未満の馬と10倍以上の馬で好走率に大きな差がある。過去10年で10倍以上の馬が勝ったのはゴールドアクター(17.0倍)の2015年だけ。3着以内に10倍以上の馬が2頭以上入ったのは2011年(2着26.8倍エイシンフラッシュ、3着47.1倍トゥザグローリー)が最後となっている。昨年は単勝オッズ1.5倍のアーモンドアイが9着に敗れたが、勝ったリスグラシューは同6.7倍、2着のサートゥルナーリアも同7.8倍だった。〔表2〕

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.0〜4.9倍 5-3-3-7 27.8% 44.4% 61.1%
5.0〜9.9倍 4-2-3-8 23.5% 35.3% 52.9%
10.0〜19.9倍 1-1-1-23 3.8% 7.7% 11.5%
20.0〜29.9倍 0-2-1-16 0% 10.5% 15.8%
30.0〜49.9倍 0-2-1-20 0% 8.7% 13.0%
50.0〜99.9倍 0-0-1-27 0% 0% 3.6%
100倍以上 0-0-0-25 0% 0% 0%

菊花賞組vsジャパンカップ組の構図

過去10年の有馬記念で3着以内馬が出た前走をまとめたのが〔表3〕である。好走した馬の臨戦過程は限られており、その中でも4勝の菊花賞組と3勝のジャパンカップ組が双璧である。特に前走が菊花賞、かつ重賞勝利経験があった馬の成績は〔4・1・2・1〕(3着内率87.5%)とかなり優秀。ジャパンカップ組は、そこで5着以内に入っていた馬が〔3・3・4・16〕(3着内率38.5%)と好走率が高くなっている。〔表3〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
菊花賞 4-1-2-3 40.0% 50.0% 70.0%
ジャパンカップ 3-4-6-47 5.0% 11.7% 21.7%
アルゼンチン共和国杯 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
金鯱賞 0-2-0-13 0% 13.3% 13.3%
天皇賞(秋) 0-2-0-12 0% 14.3% 14.3%
エリザベス女王杯 0-1-0-14 0% 6.7% 6.7%
中日新聞杯 0-0-1-0 0% 0% 100%
海外のレース 2-0-1-6 22.2% 22.2% 33.3%
  • 注記:3着以内馬が出たレースのみ掲載

穴はジャパンカップや菊花賞の4着馬、5番人気馬

前走の着順別成績を見ると、優勝馬は全て前走で4着以内だった。その中でも配当的に妙味があるのが前走4着馬。2014年4番人気1着のジェンティルドンナ、2018年3番人気1着のブラストワンピース、同9番人気3着のシュヴァルグランなどの好走例がある。そうそうたる戦績の馬がそろうので“前走4着”という成績が人気の盲点になるのかもしれない。〔表4〕

〔表4〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 5-3-4-25 13.5% 21.6% 32.4%
2着 1-1-0-11 7.7% 15.4% 15.4%
3着 2-1-1-14 11.1% 16.7% 22.2%
4着 2-0-2-7 18.2% 18.2% 36.4%
5着 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
6〜9着 0-3-0-32 0% 8.6% 8.6%
10着以下 0-1-3-30 0% 2.9% 11.8%

また、前走1番人気馬の優勝も目立つ。2014年から2018年は5年連続で前走1番人気の馬が優勝した。さらに、穴馬という意味で注目なのが前走5番人気の馬で、その中でも前走がジャパンカップか菊花賞で5番人気だった馬の成績が〔0・2・3・4〕となっており3着内率は55.6%に達している。2011年7番人気2着のエイシンフラッシュ、2015年5番人気2着のサウンズオブアース、同4番人気3着のキタサンブラック、2017年3番人気3着・2018年9番人気3着のシュヴァルグランがこれに該当する。ジャパンカップと菊花賞の4着馬や5番人気馬には要注目だ。〔表5〕

〔表5〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 7-2-1-18 25.0% 32.1% 35.7%
2番人気 0-3-2-12 0% 17.6% 29.4%
3番人気 0-0-2-17 0% 0% 10.5%
4番人気 0-0-0-9 0% 0% 0%
5番人気 0-2-3-7 0% 16.7% 41.7%
6〜9番人気 1-3-1-35 2.5% 10.0% 12.5%
10番人気以下 0-0-0-22 0% 0% 0%
前走海外 2-0-1-6 22.2% 22.2% 33.3%
ウインファイブ対象レース
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同年に連勝記録のある馬の優勝が多い

過去10回のうち9回において、同年に連勝記録のあった馬が優勝している。年によって出走馬の臨戦過程と成績はまちまちだが、安定して勝ち星を重ねてきた馬が大一番の有馬記念でも結果を出すケースが多くなっている。ここまでのデータと組み合わせて勝ち馬を見抜いてほしい。〔表6〕

(姫園 淀仁)

〔表6〕優勝馬の同年の連勝記録(過去10年)
年度 優勝馬 年内の連勝記録
2010年 ヴィクトワールピサ 2連勝
2011年 オルフェーヴル 5連勝
2012年 ゴールドシップ 2連勝
2013年 オルフェーヴル 2連勝
2014年 ジェンティルドンナ 連勝なし
2015年 ゴールドアクター 3連勝
2016年 サトノダイヤモンド 2連勝
2017年 キタサンブラック 2連勝
2018年 ブラストワンピース 2連勝
2019年 リスグラシュー 2連勝

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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