今週の注目レース

阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

阪神競馬場 1600メートル(芝・外)馬齢 (牝) 2歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

近年の2歳女王決定戦は上位拮抗傾向

阪神ジュベナイルフィリーズは2歳牝馬の女王を決めるレース。かつてはGⅠレース史上最高配当(1992年、馬連12万740円)が出るなど波乱のイメージが強いレースだったが、2006年以降は全て5番人気以内の馬が勝利している。今年も上位人気馬が勝つのか、それとも久しぶりに人気薄の馬が勝利をつかむのか。過去10年のデータから有力馬を探ってみたい。

キャリア2戦馬の好走が目立つ

通算出走回数別の成績を調べてみると、キャリア2戦の馬の好走率が抜けて高い。馬券の軸はここから選ぶようにしたい。一方、キャリア5戦以上の馬が3着以内に入ったことは過去10年で一度もなし。また、2歳GⅠなので新馬戦を勝利したばかりの馬もそれなりにいるが、優勝したのは2011年ジョワドヴィーヴル、3着以内に入ったのも2012年のレッドセシリア以降は出ておらず、近年のトレンドからは外れている。〔表1〕

〔表1〕通算出走回数別成績(過去10年)
通算出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
1戦 1-0-1-13 6.7% 6.7% 13.3%
2戦 6-3-5-32 13.0% 19.6% 30.4%
3戦 3-3-3-52 4.9% 9.8% 14.8%
4戦 0-4-1-27 0% 12.5% 15.6%
5戦以上 0-0-0-24 0% 0% 0%

前走はたとえ負けていたとしても2着まで

2歳重賞の多くに共通する傾向だが、前走で大敗していた馬の巻き返しはかなり難しい。過去10年の阪神ジュベナイルフィリーズでも、前走で6着以下に敗れていた馬が3着以内に入ったケースはなく、優勝馬10頭のうち8頭は前走で1着、残る2頭も同2着だった。特に近年は4年連続で前走1・2着馬が3着以内を独占している。前走で3着以下だった馬は、馬券に絡むとしても1頭程度との見立てができそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 8-7-5-72 8.7% 16.3% 21.7%
2着 2-1-3-16 9.1% 13.6% 27.3%
3着 0-1-1-7 0% 11.1% 22.2%
4着 0-0-1-13 0% 0% 7.1%
5着 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
6着以下 0-0-0-31 0% 0% 0%

前走が東京競馬場だった馬に注目

前走の競馬場別に成績を調べると、前走で東京競馬場のレースを使われていた馬の好走率が高い。長い直線と、直線に坂のあるコースを走った経験が生きてくるのかもしれない。2015年に10番人気で2着に入ったウインファビラス、2014年に5番人気で勝利したショウナンアデラ、2013年8番人気3着のフォーエバーモア、2012年10番人気3着のレッドセシリアなど、前走東京組の下位人気馬が好走したケースも多い。〔表3〕

〔表3〕前走の競馬場別成績(過去10年)
前走の競馬場 成績 勝率 連対率 3着内率
東京 4-4-8-41 7.0% 14.0% 28.1%
京都 5-4-1-85 5.3% 9.5% 10.5%
その他の競馬場 1-2-1-22 3.8% 11.5% 15.4%

マイル以上の距離でデビューした馬が狙い目

当レースではデビュー前からマイル以上の大レースを狙っていたような馬が好走するようで、デビュー戦が1600メートル以上だった馬の3着内率が高く出ている。昨年はデビュー戦が1400メートルだったレシステンシアが優勝したが、1400メートル以下デビューだった馬による連対は、2013年2着のハープスター以来だった。基本的にはマイル以上の距離でデビューした馬が狙い目だ。〔表4〕

〔表4〕デビュー戦の距離別成績(過去10年)
距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1300m以下 0-3-3-47 0% 5.7% 11.3%
1400m 1-1-1-41 2.3% 4.5% 6.8%
1500m 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
1600m 5-4-5-42 8.9% 16.1% 25.0%
1800m 3-2-1-13 15.8% 26.3% 31.6%
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オープンクラス実績とデビュー戦での末脚をチェック

かつては新馬戦や1勝クラスを勝ち上がった直後の馬による勝利も少なくなかったが、近5年の優勝馬には最低でもオープン特別勝ちか重賞2着以内の実績があった。また、昨年は阪神・芝外回りコースで行われるようになった2006年以降で初めての逃げ切り勝ちだったが、本来は中団から後方で脚をためた馬の優勝が目立つレース。そこで末脚の比較材料として、過去10年の優勝馬の新馬戦での上がり3ハロンタイム(推定)を見比べると、直線が長く速い上がりタイムが出やすい東京・阪神・新潟の新馬戦なら33秒台、それ以外の競馬場でも34秒台前半を記録していた。デビュー戦から早い上がりを使っていたような馬をマークしておきたい。〔表5〕

(姫園 淀仁)

〔表5〕優勝馬の主なオープンクラス実績と新馬戦での上がり3ハロン推定タイム(過去10年)
年度 優勝馬 OPクラス実績 新馬戦での上がり3ハロンの推定タイムと順位
2010年 レーヴディソール デイリー杯2歳S1着 札幌・34秒3(1位)
2011年 ジョワドヴィーヴル - 京都・34秒1(2位)
2012年 ローブティサージュ ファンタジーS2着 函館・35秒8(1位)
2013年 レッドリヴェール 札幌2歳S1着 阪神・33秒3(1位)
2014年 ショウナンアデラ - 新潟・33秒5(2位)
2015年 メジャーエンブレム アルテミスS2着 東京・33秒8(2位)
2016年 ソウルスターリング アイビーS1着 札幌・34秒2(1位)
2017年 ラッキーライラック アルテミスS1着 新潟・33秒1(2位)
2018年 ダノンファンタジー ファンタジーS1着 東京・33秒7(2位)
2019年 レシステンシア ファンタジーS1着 京都・35秒8(6位)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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