今週の注目レース

カペラステークス(GⅢ)

中山競馬場 1200メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ダート1200メートルで行われる唯一のJRA重賞

2010年以降のカペラSは毎年出走頭数が15頭以上で、多頭数で行われることが難解さに拍車を掛けているのか、3着以内馬延べ30頭中12頭が6番人気以下だった。2014年には12番人気のダノンレジェンドが優勝し、馬連の配当が5万円を超えたこともある一戦について、過去10年の結果を分析していく。

1枠と外寄りの枠が好成績

現在、中山競馬場のダート1200メートルでは、オープンクラスのレースがカペラSを含めて年に5レースほど行われている。そこで、まずは2010年以降に15頭以上で行われたオープンクラスの中山ダート1200メートルのレース(計37レース)における枠番別成績を調べると、3着内率は8枠を筆頭に外寄りの枠の方が高い傾向にある。〔表1〕

〔表1〕15頭以上で行われたオープンクラス・中山ダート1200メートルのレースにおける枠番別成績(2010年1月から2020年9月)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 4-4-3-58 5.8% 11.6% 15.9%
2枠 2-1-4-67 2.7% 4.1% 9.5%
3枠 5-2-2-64 6.8% 9.6% 12.3%
4枠 4-5-4-61 5.4% 12.2% 17.6%
5枠 6-2-5-61 8.1% 10.8% 17.6%
6枠 4-10-6-54 5.4% 18.9% 27.0%
7枠 5-6-7-56 6.8% 14.9% 24.3%
8枠 7-7-6-53 9.6% 19.2% 27.4%

その上で過去10年のカペラSの枠番別成績を見てみると、やはり6枠から8枠は3着内率が25%以上と高めだ。このコースの傾向通り外寄りの枠に入った馬の評価を上げるのも一つの手だろう。ただ、1枠の成績は〔表1〕の傾向と大きく異なり、カペラSでは勝率、連対率、3着内率の全てでトップに立っている。優勝馬には冒頭で触れたダノンレジェンドも名を連ねており、1枠に入った馬は妙味という観点からも注目しておいて損はなさそうだ。〔表2〕

〔表2〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 4-1-1-13 21.1% 26.3% 31.6%
2枠 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
3枠 0-1-0-18 0% 5.3% 5.3%
4枠 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%
5枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
6枠 0-4-2-14 0% 20.0% 30.0%
7枠 2-1-3-14 10.0% 15.0% 30.0%
8枠 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0%

近走で3勝クラスを勝ち上がった馬に注目

過去10年のカペラSでは、過去3走以内に3勝クラス(旧1600万下)のレースを勝っていた馬が7連対と健闘している。しかも2017年1着ディオスコリダー、2018年1着コパノキッキング、2019年2着テーオージーニアスと、現在該当馬が3年連続で連対している。“近走でオープンクラス入りしたばかりの新興勢力”に注目してみるのも面白そうだ。〔表3〕

〔表3〕過去3走以内に3勝クラスのレースを勝利した経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-4-2-27 8.3% 19.4% 25.0%
なし 7-6-8-101 5.7% 10.7% 17.2%

なお、過去3走以内に3勝クラスを勝っていない馬についても調べてみると、同年のオープンクラス・ダート1400メートルのレースで連対していた馬が7勝を挙げ、3着内率も33.3%に達している。この経験がなかった馬は勝つまでには至っておらず、1着候補からは外した方がいいかもしれない。〔表4〕

〔表4〕過去3走以内に3勝クラスのレースを勝利した経験がなかった馬の、同年のオープンクラス・ダート1400メートルのレースにおける連対経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-1-1-18 25.9% 29.6% 33.3%
なし 0-5-7-83 0% 5.3% 12.6%

距離を短縮してきた馬が中心

過去10年の出走馬の前走の距離別成績を見ていくと、前走がダート1400メートルだった馬が3着以内馬の半数を占めている。また、前走がダート1600メートルだった馬は頭数こそ少ないものの3着内率が50%を超えている。前走から距離を短縮してきた馬を中心に考えたいところだ。なお、前走もダート1200メートルのレースに出走していた馬は10頭が3着以内に入っているが、その中で1番人気に支持された馬は〔1・0・0・6〕と、期待に応えることができていない。〔表5〕

〔表5〕前走の距離別成績
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
ダート1200m 2-4-4-75 2.4% 7.1% 11.8%
ダート1400m 6-5-4-36 11.8% 21.6% 29.4%
ダート1600m 2-1-2-4 22.2% 33.3% 55.6%
ダート・その他の距離 0-0-0-6 0% 0% 0%
芝のレース 0-0-0-7 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
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前走の日付と人気も要チェック

過去6年の優勝馬はいずれも前走が11月のレースで、そのレースで3番人気以内に推されていた。また、6頭中5頭は4歳以下の牡・せん馬と、近年は若い世代の活躍が目立っていることも特徴で、勝ち馬を予想する際には前走の日付と単勝人気、さらには性齢も確認しておきたい。〔表6〕

(高那実 マヤ)

〔表6〕優勝馬の性齢と前走(過去6年)
年度 優勝馬 性齢 前走の日付と単勝人気
2014年 ダノンレジェンド 牡4 11月30日 オータムリーフS 3番人気
2015年 キクノストーム 牡6 11月22日 霜月S 2番人気
2016年 ノボバカラ 牡4 11月12日 武蔵野S 3番人気
2017年 ディオスコリダー 牡3 11月19日 西陣S 3番人気
2018年 コパノキッキング せん3 11月25日 オータムリーフS 1番人気
2019年 コパノキッキング せん4 11月4日 JBCスプリント 2番人気

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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