今週の注目レース

スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)

中山競馬場 3600メートル(芝)別定 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

極端な配当となる事が多い、平地最長距離の名物重賞

2016年から2018年のステイヤーズSはいずれも3連単の配当が1万円を下回る決着だったものの、2019年のステイヤーズSでは単勝オッズ12.5倍(6番人気)のモンドインテロが優勝を果たし、3連単25万7890円の高額配当決着となった。3連単が発売されるようになった2004年以降の過去16回中、3連単の配当が1万円未満だった年は5回、10万円以上だった年は6回ある。堅い決着も大波乱の決着も、それぞれそれなりの頻度で発生している難解な一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

3200メートル以上のレースで6着以内のある馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中21頭は、“JRAの平地・3200メートル以上のレース”において6着以内となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率11.1%とやや苦戦している。まずは長距離のレースで6着以内のある馬に注目すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕“JRAの平地・3200メートル以上のレース”において6着以内となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 8-6-7-37 13.8% 24.1% 36.2%
なし 2-4-3-72 2.5% 7.4% 11.1%

なお、“JRAの平地・3200メートル以上のレース”で6着以内となった経験がなかった馬のうち、当レースで3着以内に入った馬は全て前走の着順が「5着以内」だった。それに対し、「6着以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。〔表2〕

〔表2〕“JRAの平地・3200メートル以上のレース”において6着以内となった経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
5着以内 2-4-3-16 8.0% 24.0% 36.0%
6着以下 0-0-0-56 0% 0% 0%

また、同じく“JRAの平地・3200メートル以上のレース”において6着以内となった経験がなかった馬のうち、通算出走数が「22戦以上」だった馬は3着内率1.8%と苦戦している。長距離のレースで上位に入ったことがない馬同士を比較する際は、直近の成績やキャリアに注目したい。〔表3〕

〔表3〕“JRAの平地・3200メートル以上のレース”において6着以内となった経験がなかった馬の、通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
21戦以内 2-4-2-16 8.3% 25.0% 33.3%
22戦以上 0-0-1-56 0% 0% 1.8%

前走の末脚がポイント

前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績を見ると、「3位以内」だった馬が3着内率52.0%と優秀な成績を収めている。一方、「7位以下」だった馬は3着内率7.8%と苦戦している。前走内容を比較する際は、末脚をチェックしておいた方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 着度数 勝率 連対率 3着内率
3位以内 4-5-4-12 16.0% 36.0% 52.0%
4位〜6位 4-2-5-26 10.8% 16.2% 29.7%
7位以下 2-3-1-71 2.6% 6.5% 7.8%

前走での単勝人気も重要

過去10年の3着以内馬延べ30頭中20頭は、前走の単勝人気が「6番人気以内」だった。一方、「7番人気以下」だった馬は3着内率11.1%とやや苦戦している。前走の単勝人気にも注目すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 着度数 勝率 連対率 3着内率
6番人気以内 6-8-6-29 12.2% 28.6% 40.8%
7番人気以下 4-2-4-80 4.4% 6.7% 11.1%

なお、前走の単勝人気が「7番人気以下」だった馬のうち、前走が「GⅠ・GⅡ以外」だった馬は全て4着以下に敗れていた。前走が格の高いレースでなかったにもかかわらず上位人気になっていなかった馬は、苦戦する可能性が高いとみておきたい。〔表6〕

〔表6〕前走の単勝人気が「7番人気以下」だった馬の、前走別成績(過去10年)
前走 着度数 勝率 連対率 3着内率
GⅠ・GⅡ 4-2-4-47 7.0% 10.5% 17.5%
GⅠ・GⅡ以外 0-0-0-33 0% 0% 0%

ここ23回の勝ち馬はいずれも前走の距離が「2400メートル以上」

過去10年の優勝馬延べ10頭は、いずれも前走の距離が「2400メートル以上」だった。一方、「2400メートル未満」だった馬は3着内率が11.6%にとどまっている。なお、前走の距離が「2400メートル未満」だった馬で優勝を果たしたのは、1996年のサージュウェルズが最後である。「2400メートル未満」のレースを経由してきた馬は、評価を下げた方がよさそうだ。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 着度数 勝率 連対率 3着内率
2400メートル未満 0-3-2-38 0% 7.0% 11.6%
2400メートル以上 10-7-8-71 10.4% 17.7% 26.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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