今週の注目レース

ジャパンカップ(GⅠ)

東京競馬場 2400メートル(芝)定量 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

各世代のトップクラスが集うクラシックディスタンスの大一番

近年のジャパンカップでは、共に三冠馬のジェンティルドンナとオルフェーヴルが壮絶な追い比べを演じた2012年や、キタサンブラックが圧巻の逃走劇を披露した2016年、アーモンドアイが驚異のレコードタイムで優勝した2018年など、数々の名勝負が繰り広げられてきた。ここでは、過去10年の結果からレースの傾向を探っていく。

JRA・GⅠでの好走経験が必要不可欠

国内のトップクラスと海外の強豪が集う一戦とあって、過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭にはJRA・GⅠの優勝経験があった。該当馬は3着内率も37.1%と上々だ。まずはJRA・GⅠの優勝馬を中心に予想を組み立てるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕JRA・GⅠの優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-6-8-39 14.5% 24.2% 37.1%
なし 1-4-2-98 1.0% 4.8% 6.7%

ちなみに、JRA・GⅠの優勝経験がなかった馬は、JRA所属馬に限れば〔1・4・2・61〕(3着内率10.3%)という成績で、3着以内に入った延べ7頭にはJRA・GⅠで優勝馬と0秒2差以内の接戦を演じた経験があった。この経験もなかったJRA所属馬は3着以内に入っていない、JRA・GⅠでの好走経験は必要不可欠と考えたい。〔表2〕

〔表2〕JRA・GⅠの優勝経験がなかったJRA所属馬の、JRA・GⅠでの優勝馬との最少タイム差別成績(過去10年)
最少タイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
0秒2以内 1-4-2-25 3.1% 15.6% 21.9%
0秒3以上または不出走 0-0-0-36 0% 0% 0%

5歳以下の馬が中心

年齢別成績を見ていくと、過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は5歳以下だった。6歳馬は24頭が出走しながら3着以内がなく、7歳馬は2011年ジャガーメイルと2013年トーセンジョーダンの3着が最高となっている。なお、この2頭にはJRA・GⅠの優勝経験があったが、6歳以上の馬はJRA・GⅠの優勝馬に限っても〔0・0・2・13〕(3着内率13.3%)と好走率は今ひとつだ。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 3-3-1-19 11.5% 23.1% 26.9%
4歳 4-3-3-42 7.7% 13.5% 19.2%
5歳 3-4-4-36 6.4% 14.9% 23.4%
6歳 0-0-0-24 0% 0% 0%
7歳 0-0-2-9 0% 0% 18.2%
8歳 0-0-0-7 0% 0% 0%

前走がJRAのGⅠまたはGⅡだった馬に注目

過去10年の前走別成績を調べると、3着以内馬延べ30頭の前走はJRAのGⅠかGⅡ、または凱旋門賞のいずれかだった。なかでも、天皇賞(秋)組が3着以内馬の半数以上を占めている。また、該当馬は少ないものの前走が秋華賞や菊花賞だった馬の活躍も目立つほか、前走がGⅡだった馬では京都大賞典からの臨戦馬が2勝を挙げている。一方で、アルゼンチン共和国杯から臨んだ馬は3着が1回あるのみと精彩を欠いている。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
天皇賞(秋)(GⅠ) 5-4-8-40 8.8% 15.8% 29.8%
秋華賞(GⅠ) 2-1-0-2 40.0% 60.0% 60.0%
菊花賞(GⅠ) 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
エリザベス女王杯(GⅠ) 0-1-0-2 0% 33.3% 33.3%
京都大賞典(GⅡ) 2-1-0-14 11.8% 17.6% 17.6%
神戸新聞杯(GⅡ) 0-1-0-1 0% 50.0% 50.0%
アルゼンチン共和国杯(GⅡ) 0-0-1-17 0% 0% 5.6%
凱旋門賞(G1) 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
上記以外のレース 0-0-0-50 0% 0% 0%

前走の着順も要チェック

過去10年の前走の着順別成績を見ると、3着以内馬の頭数は前走で1着だった馬が延べ10頭と最も多かった。特に、前走でJRA重賞を勝っていた馬が〔3・3・4・7〕(勝率17.6%、連対率35.3%、3着内率58.8%)と抜群の好走率を誇っている。〔表5〕

〔表5〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 3-3-4-24 8.8% 17.6% 29.4%
2着 2-2-0-27 6.5% 12.9% 12.9%
3着 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4着 2-1-0-16 10.5% 15.8% 15.8%
5着 0-1-1-11 0% 7.7% 15.4%
6着〜9着 2-1-2-27 6.3% 9.4% 15.6%
10着以下 0-1-2-25 0% 3.6% 10.7%

なお、前走で6着以下に敗れていた馬も延べ8頭が3着以内に入っている。大敗からの巻き返しにも注意を払いたい。ただし、その8頭の前走は天皇賞(秋)か凱旋門賞のいずれかだった。その他のレースで6着以下に敗れていた馬は割り引いた方がよさそうだ。〔表6〕

〔表6〕前走が6着以下だった馬の、前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
天皇賞(秋) 2-1-3-24 6.7% 10.0% 20.0%
凱旋門賞 0-1-1-2 0% 25.0% 50.0%
上記以外のレース 0-0-0-26 0% 0% 0%
ウインファイブ対象レース
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芝2400メートル以上での実績がものを言う

過去10年の優勝馬延べ10頭のうち2015年のショウナンパンドラを除く9頭は、芝2400メートル以上のJRA重賞において優勝経験があった上、3着内率が75.0%以上と安定感のある成績を残していた。優勝馬を予想する際には芝2400メートル以上のJRA重賞における実績もポイントになりそうだ。〔表7〕

(高那実 マヤ)

〔表7〕優勝馬の芝2400メートル以上のJRA重賞における成績・3着内率(過去10年)
年度 優勝馬 成績 3着内率
2010年 ローズキングダム 1-2-0-0 100%
2011年 ブエナビスタ 1-3-0-0 100%
2012年 ジェンティルドンナ 1-0-0-0 100%
2013年 ジェンティルドンナ 2-0-0-0 100%
2014年 エピファネイア 2-1-0-0 100%
2015年 ショウナンパンドラ - -
2016年 キタサンブラック 3-0-1-1 80.0%
2017年 シュヴァルグラン 2-3-3-1 88.9%
2018年 アーモンドアイ 1-0-0-0 100%
2019年 スワーヴリチャード 1-1-1-1 75.0%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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