今週の注目レース

京王杯2歳ステークス(GⅡ)

東京競馬場 1400メートル(芝)馬齢 2歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

リフレイム

牝2歳

調教師:黒岩陽一(美浦)

  • 父:American Pharoah
  • 母:Careless Jewel
  • 母の父:Tapit
ここに注目!

メイクデビュー新潟(芝1600メートル、1着)は、3コーナーから外へモタれて、直線は外ラチ沿いまで行ってしまったが、平地調教再審査後の1勝クラス(東京・芝1400メートル)では、モタれる面もだいぶ解消して5馬身差の圧勝。気性の成長が課題も、ポテンシャルは高い。

7月25日のメイクデビュー新潟では、徐々にポジションを上げて先頭へ立ったが、コーナーで外へモタれ出し、直線に入ると一気に外ラチ沿いまで逃避。それでも最後まで内の馬たちを抑え切り、1分34秒8の好タイムで優勝した。前走の1勝クラスは、スッと控えて最後方を追走。4コーナーから徐々に外へ出し、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒6(推定)の末脚で、直線大外から豪快に突き抜けて5馬身差で圧勝した。気性面の難しさがあり、中1週のローテーションで当日の気配は鍵だが、休み明けを1度使って状態面の上積みは十分。37年ぶりのアメリカクラシック三冠を達成したアメリカンファラオの産駒で、素質の高さは相当。先々まで目が離せない。

モントライゼ

牡2歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:ムーングロウ
  • 母の父:Nayef
ここに注目!

デビュー2戦目の未勝利(阪神・芝1200メートル)を大差勝ち。1番人気に支持された前走の小倉2歳Sでは2着に入った。今回は距離延長が鍵だが、父譲りのスピードは世代トップクラス。水分を含んだ馬場もこなしたが、良馬場ならこれまで以上のパフォーマンスを発揮できそうだ。

6月13日のメイクデビュー阪神(芝1200メートル)は、ヨカヨカ(その後オープン特別を2勝)との追い比べでアタマ差の2着に敗れたが、続く未勝利は、好スタートを決めてすんなり先手を奪うと、直線は後続を突き放す一方の独走で圧勝した。前走の小倉2歳Sも、スタートが速くスッと2番手を追走し、正攻法の競馬から直線半ばで1度先頭のシーン。最後はメイケイエールの決め手に屈したものの、3着以下は4馬身引き離しており、“負けてなお強し”の2着だった。レース後は間隔を空けてリフレッシュを図り、本レースを目標に乗り込みを消化。レースセンスに優れ、操縦性も高く、200メートルの距離延長も不問だろう。スピードの絶対値は一枚上で、主役候補に挙げられる。

ブルーシンフォニー

牡2歳

調教師:伊藤圭三(美浦)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:ブルーストーン
  • 母の父:コマンズ
ここに注目!

新潟2歳S(2着)から約2か月の間隔は空いたが、10月29日の1週前追い切りでは併走相手のゴールドギア(古馬オープン、アルゼンチン共和国杯に出走予定)を直線で豪快に突き放して、迫力満点の動きを披露。母は1200メートルで4勝を挙げた快速馬で、距離短縮もプラスだろう。

6月21日のメイクデビュー東京(芝1600メートル)は、スタートで後手を踏んだものの、二の脚で挽回して中団を追走。直線で馬群に包まれたが、ラスト300メートル付近で外へ進路を切り替えると、スパッと突き抜けて快勝した。1番人気に支持された前走の新潟2歳Sは、スッと控えてレース序盤は後方を進み、3コーナー手前から内を突いて進出を開始。直線ではショックアクション(1着)にあっさりかわされたが、最後までしぶとく脚を伸ばし、後続の追い上げは振り切って2着を確保した。4歳時にジャパンカップを制した父スクリーンヒーローから優れた成長力を受け継いでおり、今後の飛躍が期待できそうだ。

リンゴアメ

牝2歳

調教師:菊川正達(美浦)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:マイネデセール
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

デビューから無傷の2連勝で函館2歳Sを制覇。今回は約3か月半の休み明けで仕上がりが鍵だが、帰厩後はすこぶる順調で、調教の動きも申し分がない。レースセンスが良く、距離延長も問題なさそう。今後を占う意味でも重要な一戦になりそうだ。

6月13日のメイクデビュー函館(芝1000メートル)はスタート直後に他の馬に前へ入られたが、すぐに体勢を立て直して3番手のインを追走。直線でスパッと抜け出すと、ゴール寸前で外へ逃避したものの、危なげなく押し切って57秒6の好タイムで優勝した。前走の函館2歳Sは、好スタートを決め、ハイペースのなか好位の4番手を追走。道中はフラフラして随所に幼さを見せながらも、直線で外へ持ち出すと一完歩ごとに差を詰め、ゴール寸前でルーチェドーロ(2着)を捕らえて重賞タイトルを獲得した。心身ともに成長の余地を残すが、それだけ伸びしろは大きく、メンバー唯一のJRA重賞ウイナーとして恥ずかしい競馬はできない。

レガトゥス

牡2歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:モーリス
  • 母:アドマイヤセプター
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

エアグルーヴにさかのぼる母系は日本屈指の名牝系。母アドマイヤセプターは京阪杯2着の活躍馬で、半姉には京成杯2着のスカイグルーヴ(父エピファネイア)がいる。父は2015年度のJRA賞年度代表馬モーリスと、血統背景は一級品。重賞でも素質は引けを取らない。

6月14日のメイクデビュー東京(芝1800メートル、6着)は不良馬場が合わず能力を発揮できなかったが、前走の未勝利(新潟・芝1600メートル)では、スタートで出遅れながら、二の脚で挽回して中団を追走。残る200メートル付近で外の馬に寄られたが、最後は力強く抜け出し、後続の追い上げをクビ差振り切って初勝利を挙げた。550キログラムを超える見栄えのする好馬体や、ダイナミックなフットワークからも、高いポテンシャルを秘めていることは明らか。前走は道中で行きたがる場面があっただけに、200メートルの距離短縮は好材料だろう。重賞でどこまで通用するのか、注目の一戦だ。

ユングヴィ

牡2歳

調教師:大江原哲(美浦)

  • 父:ミュゼスルタン
  • 母:ハンナ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

父ミュゼスルタンは、怪我に泣かされたものの、デビューから2連勝で新潟2歳Sを制し、3歳時のNHKマイルCで3着に好走。数少ない種付け頭数の中から本馬が産駒JRA初勝利をマークした。父の評価を高めるためにも、重賞タイトルを獲得したい。

6月13日のメイクデビュー東京(芝1400メートル)は、不良馬場がこたえたのか4着に敗れた。約4か月の休み明けとなった前走の未勝利(東京・芝1400メートル)では、16キログラム増で馬体がひと回り成長。スタート、二の脚ともに速く、スッと2番手を進み、残り400メートル付近で先頭に躍り出ると、後続を楽に突き放して7馬身差で快勝した。同週の3勝クラスの勝ちタイムと同じ1分23秒1の走破時計も優秀。騎乗した柴田善臣騎手も「プラス体重は成長分ですね。まだ気持ちが入り過ぎるところはありますが、調教もだいぶしっかりしてきましたし、余計なことをせず集中できるようになりました」と、成長ぶりに称賛を送っていた。重賞でも遜色のない競馬が可能だろう。

ファルヴォーレ

牡2歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:フリティラリア
  • 母の父:アドマイヤムーン
ここに注目!

スタートに課題を残すが、キャリアを重ねるごとにレースぶりが良くなり、前走の新潟2歳Sでは4着に健闘した。父ドゥラメンテは2015年クラシック二冠馬(皐月賞、日本ダービー)で、本年度期待の新種牡馬。本馬が産駒初となるJRA重賞制覇を狙う。

6月6日のメイクデビュー阪神(芝1600メートル)は、スタートで出遅れて6着。続く未勝利(阪神・芝1400メートル)も発馬で後手を踏んだものの、4コーナー10番手から直線はジワジワと脚を伸ばして4着に健闘した。3戦目の未勝利(新潟・芝1400メートル)は、スッと控えて後方待機策。直線では大外を豪快に突き抜けて初勝利を挙げた。前走の新潟2歳Sは、スタートで出負けし、脚をためて後方を追走。上位馬3頭には離されたものの、直線はしぶとく脚を伸ばして4着に善戦した。テンションの高さがあり、当日の気配は鍵だが、折り合い面を踏まえれば200メートルの距離短縮はプラス材料。末脚の生きる展開になれば、上位争いに食い込むシーンもありそうだ。

ロードマックス

牡2歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:パーフェクトトリビュート
  • 母の父:Dubawi
ここに注目!

母はイギリスの重賞ウイナーで、父にリーディングサイヤーのディープインパクトを配した良血馬。中間の追い切りでは栗東CWコースでの自己ベストをマークして、好調ぶりをアピール。2度目の重賞挑戦で、新潟2歳S7着以上の結果が期待される。

6月28日のメイクデビュー東京(芝1600メートル)は、二の脚を利かせて2頭併走の先手争い。3コーナー手前で一旦下げ、外に進路を切り替えて再び先頭へ並びかけると、直線は馬場の中ほどを通り、力強く押し切って2馬身1/2差で快勝した。前走の新潟2歳Sは、好スタートを決めてスッと3番手を追走。直線で伸びを欠いて7着に敗れたが、「いい感じで競馬ができましたし、今後につながると思います」と、騎乗した岩田望来騎手の評価は悪くなかった。ディープインパクト産駒らしい均整の取れた馬体や、弾むようなフットワークから、素質の高さは折り紙付き。前進気勢が強く、200メートルの距離短縮も好材料だろう。重賞でもまれた経験を糧に、上位進出を狙う。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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