今週の注目レース

富士ステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)別定 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

GⅡに昇格したマイルチャンピオンシップの前哨戦

過去10年の富士S優勝馬10頭のうち6頭がマイルチャンピオンシップに出走して〔1・2・1・2〕(3着内率66.7%)の好成績を収めている。また、敗れていた馬からも2014年7着のダノンシャークと2017年5着のペルシアンナイトがマイルチャンピオンシップを制している。本番との関連性が深い富士Sは今年からGⅡに昇格しており、ますます見逃せない一戦となりそうだ。ここでは、GⅢとして行われた過去10年のデータを分析する。

近年は上位人気馬の活躍が顕著

過去10年の単勝人気別成績を調べると、2番人気が最多の4勝を挙げ、1番人気も3勝とまずまずの成績を収めている。連対率は3番人気も引けを取らず、過去10年のいずれの年においても3番人気以内の馬が少なくとも1頭は連対を果たしている。また、3着内率は4番人気と5番人気も遜色なく、3着以内馬延べ30頭中22頭が5番人気以内だった。近年は特に上位人気馬の活躍が顕著で、過去5年に限ると6番人気以下で3着以内に入った馬は2017年3着のクルーガー(11番人気)だけ。近年の傾向を重視するのであれば、6番人気以下の馬は大幅に割り引くのも一つの手だろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
2番人気 4-0-1-5 40.0% 40.0% 50.0%
3番人気 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
4番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
5番人気 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
6番人気〜9番人気 0-2-0-38 0% 5.0% 5.0%
10番人気以下 0-2-4-65 0% 2.8% 8.5%

6歳以上の馬は苦戦傾向

過去10年の年齢別成績を見ていくと、7歳以上の馬は全く好走できていない。6歳馬は2着が2度あるものの優勝がないことから、5歳以下の馬に分があると考えた方がいいだろう。5歳以下で特に注目したいのが、3着内率42.3%と上々の数値をマークしている4歳馬で、その中でも3番人気以内に支持された馬が〔5・2・1・2〕(勝率50.0%、連対率70.0%、3着内率80.0%)と非常に優秀な成績となっている。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 3-1-3-28 8.6% 11.4% 20.0%
4歳 5-4-2-15 19.2% 34.6% 42.3%
5歳 2-3-5-33 4.7% 11.6% 23.3%
6歳 0-2-0-35 0% 5.4% 5.4%
7歳以上 0-0-0-20 0% 0% 0%

芝1600メートルの実績が重要

マイルチャンピオンシップの前哨戦という点を踏まえ、過去10年の出走馬について芝1600メートルのJRA・GⅠで3着以内に入った経験の有無別に成績を調べてみた。すると、その経験があった馬が好走率で経験なしの馬を大きく上回っていることが分かった。〔表3〕

〔表3〕芝1600メートルのJRA・GⅠで3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-3-3-30 14.3% 21.4% 28.6%
なし 4-7-7-101 3.4% 9.2% 15.1%

次に、芝1600メートルのJRA・GⅠで3着以内に入った経験がなかった馬について、同年に行われたオープンクラス・芝1600メートルのレースでの勝利経験の有無別に成績を調べてみると、ここでも勝利数や好走率は経験ありの馬がリードしている。いずれの経験もなかった馬は勝率が1.1%と極端に低くなっている。マイルチャンピオンシップを目指す馬が集う一戦を勝ち切るには高いレベルのマイル実績が必要であると言えそうだ。〔表4〕

(高那実 マヤ)

〔表4〕芝1600メートルのJRA・GⅠで3着以内に入った経験がなかった馬の、同年のオープンクラス・芝1600メートルのレースにおいて勝利した経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-2-2-18 12.0% 20.0% 28.0%
なし 1-5-5-83 1.1% 6.4% 11.7%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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