今週の注目レース

産経賞オールカマー(GⅡ)

中山競馬場 2200メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

秋のGⅠを見据えた実力馬が集う一戦

近年の優勝馬では2018年のレイデオロが続く天皇賞(秋)を制し、2015年のショウナンパンドラは2走後にジャパンカップを優勝。また、2015年の当レースで5着だったマリアライトは次走でエリザベス女王杯勝利を収めており、秋のGⅠ戦線に向けて目が離せない一戦だ。今回は、新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回の結果を分析していく。

4歳馬と5歳馬が好成績

対象とした過去9回の年齢別成績を調べると、4歳馬が3着内率47.6%と優秀な成績を収めている。特に3番人気以内に支持されたケースでは、〔3・2・2・3〕と3着内率が70.0%に達しており、上位人気の4歳馬は要注目の存在といえるだろう。なお、2011年は6歳のアーネストリーが勝ち、2010年には7歳のシンゲンが優勝しているが、2012年以降は6歳馬と7歳馬が合わせて〔0・2・1・30〕(3着内率9.1%)と勝つまでには至っていない。近年は若い世代に分があるとみて、1着候補は4歳馬と5歳馬から選ぶ手もありそうだ。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(2014年を除く過去9回)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
4歳 3-3-4-11 14.3% 28.6% 47.6%
5歳 4-3-3-31 9.8% 17.1% 24.4%
6歳 1-3-0-18 4.5% 18.2% 18.2%
7歳 1-0-2-16 5.3% 5.3% 15.8%
8歳以上 0-0-0-13 0% 0% 0%

芝2200メートルの重賞好走歴をチェック

現在JRAで行われている芝2200メートルの重賞は、GⅠの宝塚記念とエリザベス女王杯、GⅡのアメリカJCC、京都記念、京都新聞杯、セントライト記念、そして当レースの7つに限られる。そこで対象とした過去9回の出走馬について、この7レースで5着以内に入った経験の有無を調べてみた。すると3着以内馬27頭中20頭は経験ありの馬で、直近5回のうち4回は該当馬が1着から3着を独占していた。また、直近の5回では、経験ありの4歳馬が〔2・2・2・1〕という成績で3着内率は驚異の85.7%を記録している。同様に、5歳馬も〔2・1・1・5〕(3着内率44.4%)と上々の成績を残している。近年の傾向を重視するならば、芝2200メートルのJRA重賞で上位に入ったことのある4歳馬と5歳馬を中心に考えたい。〔表2〕

〔表2〕芝2200メートルのJRA重賞において5着以内に入った経験の有無別成績(2014年を除く過去9回)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 7-6-7-30 14.0% 26.0% 40.0%
なし 2-3-2-60 3.0% 7.5% 10.4%

重賞勝利馬&GⅠ好走馬に注目

対象とした過去9回の出走馬について、JRA重賞における勝利経験の有無を調べてみると、優勝馬9頭のうち2013年のヴェルデグリーンを除く8頭にはJRA重賞の勝利経験があった。JRA重賞の勝利経験がなかった馬は3着内率が10.9%と低調で、評価は控えめにした方がよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕JRA重賞における勝利経験の有無別成績(2014年を除く過去9回)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-8-5-41 12.9% 25.8% 33.9%
なし 1-1-4-49 1.8% 3.6% 10.9%

また、ヴェルデグリーンを除く8頭の優勝馬はJRA・GⅠで1桁着順を経験している馬だった。それを踏まえて、対象とした過去9回の出走馬のJRA・GⅠにおける最高着順別成績を見てみると、最高着順が1着だった馬は該当馬延べ15頭のうち約半数にあたる7頭が連対を果たしている。3着だった馬こそ連対がないものの、5着以内だった馬の好走率が高く、JRA・GⅠで上位に入った経験を持つ馬は評価を上げたいところだ。〔表4〕

〔表4〕JRA・GⅠにおける最高着順別成績(2014年を除く過去9回)
最高着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 4-3-0-8 26.7% 46.7% 46.7%
2着 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4%
3着 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
4着 1-1-1-0 33.3% 66.7% 100%
5着 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
6〜9着 1-1-3-16 4.8% 9.5% 23.8%
10着以下 0-0-0-16 0% 0% 0%
不出走 1-1-3-37 2.4% 4.8% 11.9%
ウインファイブ対象レース
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GⅠからの臨戦となる馬が大活躍

対象とした過去9回の優勝馬のうち、2013年のヴェルデグリーンを除く8頭は前走でJRA・GⅠ、もしくは海外のG1に出走していた。前走がJRA・GⅠもしくは海外G1だった馬は〔8・6・2・11〕(勝率29.6%)と3割近い勝率をマークしている。2016年のゴールドアクターや、2017年のルージュバックのように10着以下から巻き返して優勝した例もあり、JRA・GⅠや海外のG1からの臨戦となる馬は、そこでの着順にかかわらず注目しておきたい。〔表5〕

(高那実 マヤ)

〔表5〕優勝馬の前走(2014年を除く過去9回)
年度 優勝馬 前走
2010年 シンゲン 天皇賞(秋) 5着
2011年 アーネストリー 宝塚記念 1着
2012年 ナカヤマナイト 宝塚記念 8着
2013年 ヴェルデグリーン 新潟大賞典 10着
2015年 ショウナンパンドラ 宝塚記念 3着
2016年 ゴールドアクター 天皇賞(春) 12着
2017年 ルージュバック ヴィクトリアマイル 10着
2018年 レイデオロ ドバイシーマクラシック 4着
2019年 スティッフェリオ 宝塚記念 7着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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