今週の注目レース

新潟記念(GⅢ)

新潟競馬場 2000メートル(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

カデナ

牡6歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:フレンチリヴィエラ
  • 母の父:French Deputy
ここに注目!

2歳秋に京都2歳S、3歳春には弥生賞を制覇しており、早い段階から実績を積み上げている。その後は少し伸び悩んだ時期もあったが、今年の小倉大賞典を勝って復活をアピール。力強い末脚は健在で、前走の宝塚記念(12着)からの巻き返しが期待される。

「不安のない状態で送り出した前走の宝塚記念(12着)は、馬場状態(稍重)を気にした感じで、スムーズに走ることができませんでした。最後の直線でいつもの伸びが見られなかったのは、馬場の影響が大きかったと思います。その後は疲れを取ってから夏の開催を目標に調整し、順調に乗り込んでいます。昨年の新潟記念で3着に好走したように、直線の長いコースは脚質的にも合うはずなので、巻き返しを期待しています」と、陣営は看板ホースに成長した本馬に大きな期待を寄せている。今年の小倉大賞典では豪快な末脚を発揮して、3つ目の重賞タイトルを獲得。磨きをかけた末脚で4度目の重賞Vを狙う。

ワーケア

牡3歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:チェリーコレクト
  • 母の父:Oratorio
ここに注目!

今年の日本ダービーで3番人気の支持を受けた素質馬。結果は8着だったが、悲観する内容ではなかった。ホープフルS3着、弥生賞2着の実績を誇り、今後の飛躍が大いに期待される一頭。左回りで直線の長いコースもぴったりだ。

「前走の日本ダービー(8着)は、最後の直線でひと伸びを欠いてしまいました。もう少しスタミナを要求される展開になっていれば、また違った結果になったかもしれませんが、今後へ向けて良い経験ができたと思います。この中間は休養を挟み、新潟記念を視野に入れて調教を再開しました。不安のない出走態勢が整いそうですから、秋へ向けて好レースを見せて欲しいです」と、厩舎スタッフは期待の3歳馬の仕上げに熱を入れている。重賞は未勝利ながら、ホープフルSで3着の実績があり、世代上位の脚力を備えた素質馬だ。新潟コースは初めてになるが、左回りで直線の長いコースは合う印象。他世代との初対戦で、年長馬たちを撃破するシーンもありそうだ。

ブラヴァス

牡4歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ヴィルシーナ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

前走の七夕賞ではパワフルな末脚を発揮して2着でゴールイン。前々走の新潟大賞典(4着)に続く上位進出だけに、重賞タイトル獲得に手の届くところまで来た印象だ。まだレースキャリア11戦で、成長の余地も大きい良血馬。ここを飛躍のきっかけとしたい。

「春先の障害練習の効果が大きく、走りのフォームが良化しました。以前は力みが感じられる時もありましたが、今はリラックスして追走できていると思います。前走の七夕賞(2着)は決して得意ではない重馬場で力強い末脚を見せてくれたので、今後の活躍が楽しみになりました。この中間はひと息入れてから、栗東CWコースを中心に乗り込みを消化。新潟記念も次走の選択肢に入れてありましたから、好調を維持したままレースに臨めそうです」と、陣営は本馬の飛躍に期待を込める。キャリアが浅いぶん成長力を秘めている点は魅力で、初の重賞挑戦だった新潟大賞典(4着)の内容から、舞台適性も十分に備えている。晩夏の新潟で初のタイトル奪取に挑む。

ピースワンパラディ

牡4歳

調教師:大竹正博(美浦)

  • 父:ジャングルポケット
  • 母:クリアソウル
  • 母の父:アグネスデジタル
ここに注目!

前走のエプソムCでは7着に敗れ、デビュー9戦目で初めて3着以内を外したが、勝ち馬とのタイム差は0秒4で、十分に反撃が可能な範囲だろう。互角のスタートから流れに乗ることができれば、勝機を見いだせるはずだ。

「前走のエプソムC(7着)はスタートで後手を踏み、厳しい形になりました。それでも大きくは負けていませんし、内容は着順ほど悪くなかったと思います。その後は本レースを視野に入れて調整してきました。調子下降の不安も感じていないので、ここはあらためて期待しています」と、厩舎スタッフは巻き返しに向けてケアに懸命だ。前走は初めて掲示板(5着以内)を外したが、キャリア9戦で4勝をマークし、前走を除く8戦で3着以内に好走している、重賞戦線での活躍が期待される一頭だ。昨年秋の2勝クラス・魚沼特別(新潟・芝2000メートル、2着)では、上がり3ハロン32秒8(推定)の末脚を披露しており、コース適性も問題ない。反撃の可能性は高いはずだ。

サトノガーネット

牝5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ビートリックスキッド
  • 母の父:Victory Note
ここに注目!

昨年の中日新聞杯で、牡馬を破って重賞初制覇を達成。その後はひと息の成績が続いていたが、前走の小倉記念では最後の直線で目の覚めるような末脚を発揮してアールスターの2着に好走した。展開がかみ合えば、ここでも一気の差し切りが可能だろう。

「前走の小倉記念(2着)は、プラス10キログラムと馬体もふっくらして、良い雰囲気で出走できました。レースも最後の直線でこの馬らしい鋭い末脚を発揮してくれたので、内容の濃い一戦だったと思います。前走の疲れもなく好調をキープしていますから、引き続き楽しみです。コースを問わずに走れるタイプなので、あとは展開が向いてほしいところです」と、スタッフは連続好走への意気込みを語った。典型的な末脚勝負型で展開に注文はつくが、はまった時の決め手は強烈。また、牡馬相手の重賞(中日新聞杯)を優勝した実績もある。前走の末脚を再現できれば、2度目の重賞制覇も可能だろう。

アイスバブル

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ウィンターコスモス
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

まだ重賞のタイトルは獲得していないが、目黒記念で2年連続2着の実績がある馬。今回のメンバーに入っても力が見劣りすることはない。ベストは芝2400メートルから2500メートルかもしれないが、磨きをかけた末脚を生かして好勝負をもくろむ。

「前走の目黒記念(2着)は、最後の直線でこの馬らしい末脚を見せてくれました。惜しくも勝つことはできませんでしたが、内容は良かったと思います。最近は2400メートルから2500メートルの長めの距離を中心に使っていますが、広くて直線の長い新潟・芝コースならば、2000メートルにも対応可能でしょう。この馬の末脚が発揮される展開になってくれるといいですね」と、厩舎サイドは前走のレース内容を評価している。まだ重賞のタイトルは獲得していないが、目黒記念で2年連続2着と好走しているように、地力は高い。今回は距離短縮がポイントだが、新潟の外回りは能力全開が期待できる舞台だろう。前走の2着から上昇気流に乗る本馬から目が離せない。

アールスター

牡5歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ウェーブクイーン
  • 母の父:サツカーボーイ
ここに注目!

14頭立ての10番人気で出走した前走の小倉記念では、直線で鮮やかなイン強襲劇を披露。53キログラムのハンデとハイペースの展開が向いた面があったとはいえ、見事な内容で重賞初制覇を飾っている。気温の高い時季に好成績を残している馬だけに、重賞連勝も可能だろう。

「格上挑戦だった前走の小倉記念(1着)は、ハンデ戦で状態もよかったので期待を寄せて送り出しました。レースでは展開もうまくかみ合って、最後の直線で鋭い伸びを見せてくれました。今後へ向けて非常に収穫の大きい一戦になったと思います。もともと夏場に強いタイプですが、前走の疲れもなく順調にきていますので、ここは楽しみな新潟遠征になりました」と、前走の快勝劇を受けて陣営のトーンは上がっている。昨年の夏に1勝クラスを勝ち上がり、今年も前走で重賞初勝利と、この季節に好成績を収めている点はセールスポイントと言える。また、芝2000メートルは全4勝を挙げているベストディスタンス。勢いに乗っての重賞連勝も夢ではない。

ジナンボー

牡5歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:アパパネ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

1番人気の支持を受けて重賞タイトル奪取を狙った前走の七夕賞は9着だったが、敗因はスタートで後手を踏み、流れに乗れなかったことだろう。昨年の本レースで、勝ったユーキャンスマイルと激しい競り合いを演じて2着に好走した馬。巻き返しも難しくはないはずだ。

「前走の七夕賞(9着)はゲートの中で落ち着きを欠き、スタートのタイミングが合いませんでした。その後も終始外を回る厳しい形での追走だったので、直線で末脚を伸ばすことができませんでした。中間は新潟記念に照準を合わせて仕上げてきました。昨年も好勝負を演じてくれたレースですから、舞台としては問題ないでしょう。そろそろ重賞タイトルを獲得させたいですね」と、厩舎サイドは巻き返しに向けて意欲を見せている。父がディープインパクト、母がアパパネという超のつく良血馬。休養を挟みながら大事に使われており、キャリア11戦とレース数を使っていない分、まだ伸びしろもあるはず。実績のあるレースで、待望の重賞初制覇を目指す。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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